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ポルシェの電気自動車(BEV・PHEV)ラインナップ全4車種

名車「911」を筆頭にスポーツカーで名高いドイツのポルシェですが、2020年に発売した「タイカン」以降、ポルシェらしくスポーツ性の高い電気自動車(EV)をラインナップするようになりました。今回はそんなポルシェのBEV(ピュアEV)とPHEV(プラグインハイブリッド)、4車種の電気自動車を紹介します。

目次

  1. ポルシェの電気自動車(EV)は2種類
  2. ポルシェの電気自動車(EV)ラインナップ一覧
  3. ポルシェの電気自動車(EV)の価格比較表
  4. ポルシェの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント
  5. ポルシェの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税
  6. ポルシェの電気自動車(EV)を試乗予約してみよう

ポルシェの電気自動車(EV)は2種類

ポルシェの電気自動車(EV)は2種類

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2024年5月現在、ポルシェの電気自動車(EV)は外部から充電したバッテリーの電力だけで走るBEV(ピュアEV)と、BEVとHEV(ハイブリッド車)の特性を併せ持つPHEV(プラグインハイブリッド車)の2種類です。

電気自動車(BEV)

一般的に「電気自動車」としてもっとも連想されやすいBEV(ピュアEV)は、減速時の回生エネルギーを除けば、基本的に外部から走行用バッテリーに充電した電力のみで走るタイプの電気自動車(BEV)です。


発電用のエンジンは持たない代わりに大容量バッテリーを積み、充電した電力による航続距離はもっとも長く、プラグインハイブリッド車(PHEV)よりモーターによる動力性能が高いため、最高速や加速性能に優れるという特徴があります。

プラグインハイブリッド車(PHEV)

BEV(ピュアEV)同様、外部から走行用バッテリーに充電しますが、HEV(ハイブリッド車)同様に走行または発電、あるいは発電のみに使うエンジンを搭載し、必要に応じてバッテリーのみでの走行に加えエンジンも使えるのがプラグインハイブリッド車(PHEV)。


バッテリー容量が少ないため出力も控えめ、モーターのみで走れる航続距離や動力性能はHEV以上BEV未満で、複雑で重いものの、BEVよりは少し安く販売できて、充電できない環境でも燃料を入れれば使えるのが特徴となっています。

ポルシェの電気自動車(EV)ラインナップ一覧

ポルシェの電気自動車(EV)ラインナップ一覧

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ここではBEV(ピュアEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、2種をラインナップするポルシェの電気自動車(EV)を、それぞれの一覧形式で紹介していきます。

ポルシェの電気自動車(BEV)ラインナップ

2020年には初の電気自動車「タイカン」、2021年にはクロスオーバーシューティングブレーク版「タイカン クロスツーリスモ」を発売したポルシェですが、2024年1月に新型「マカン」を電気自動車としてワールドプレミアしました。


ここではタイカン/タイカン クロスツーリスモと、マカンというBEVラインナップ2車種を紹介します。

ポルシェ タイカン


タイカンは、4ドアスポーツサルーンが2020年、5ドアのシューティングブレーク版「クロスツーリスモ」が2021年から販売されている、ポルシェ初のピュアEV(BEV)。


強力な動力性能、電気自動車としては珍しい2速ATによって、アウトバーンを超高速で巡航するヨーロッパらしい電動EVとして登場したタイカンは、ポルシェのようなスポーツカーの名門がEVを作るとどうなるか、というベンチマークとなりました。


「タイカン」のベースグレードが1モーター式RWDで比較的安価な一方、エンジン車のターボチャージャー装着車に相当するという意味での「ターボ系」グレードは強烈な動力性能と車格に見合った、最高で3,000万円オーバーの高額車となっています。


基本的にはエンジン車でいう「パナメーラ」相当の電動スポーツサルーン/シューティングブレークですが、タイカンターボGT with ヴァイザッハパッケージでは2名乗車になっているなど、ポルシェらしい電動スポーツカーだとも言えるでしょう。


充電関連の性能も充実しており、最大270kWの800V急速充電ステーションを利用できれば、大容量バッテリーを22分30秒で5~80%まで回復可能となっているほか、さまざまな充電関連のオプションが用意されています。


メーカー

ポルシェ(PORSCHE)

車種

タイカン

モデル・グレード

(タイカン:4ドアスポーツサルーン)


■ベースグレード


■4S


■ターボ


■ターボS


■ターボGT


■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ


(タイカン クロスツーリスモ:5ドアシューティングブレーク)


■4クロスツーリスモ


■4Sクロスツーリスモ


■ターボクロスツーリスモ

全長×全幅×全高

(タイカン)


■ベースグレード/■4S:4,963×1,966×1,1379mm


■ターボ:4,962×1,966×-mm


■ターボS:4,962×1,966×1,378mm


■ターボGT/■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:4,968×1,998×1,378mm


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ/■4Sクロスツーリスモ:4,974×1,967×1,409mm


■ターボクロスツーリスモ:4,974×1,967×1,412mm

車両重量

(タイカン)


■ベースグレード:2,165kg


■4S:2,325kg


■ターボ:2,365kg


■ターボS:2,370kg


■ターボGT:2,365kg


■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:2,295kg


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ/■4Sクロスツーリスモ:2,355kg


■ターボクロスツーリスモ:2,395kg

乗車定員

4人(タイカン ターボGT with ヴァイザッハパッケージのみ2人)

最小半径

タイカン:5.9m


タイカン クロスツーリスモ:5.9~6.0m

駆動方式

AWD(タイカン ベースグレードのみRWD)

電力消費率

- Wh/km(WLTCモード)

一充電走行距離

最大678km(WLTPモード)

総電力量

105kWh(タイカン ベースグレードのみ89kWh)

最高出力

(タイカン)


■ベースグレード:300kW(408ps)


■4S:440kW(598ps)


■ターボ:650kW(884ps)


■ターボS:700kW(952ps)


■ターボGT/■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:760kW(1034ps)


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ:320kW(435ps)


■4Sクロスツーリスモ:440kW(598ps)


■ターボクロスツーリスモ:650kW(884ps)

最大トルク

(タイカン)


■ベースグレード:420N・m(42.8kgf・m)


■4S:710N・m(72.4kgf・m)


■ターボ:940N・m(95.9kgf・m)


■ターボS:1,110N・m(113.2kgf・m)


■ターボGT/■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:1,340N・m(136.6kgf・m)


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ:610N・m(62.2kgf・m)


■4Sクロスツーリスモ:710N・m(72.4kgf・m)


■ターボクロスツーリスモ:940N・m(95.9kgf・m)

価格(税込)

(タイカン)


■ベースグレード:1,370万円


■4S:1,650万円


■ターボ:2,289万円


■ターボS:2,746万円


■ターボGT:3,132万円


■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:3,132万円


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ:1,507万円


■4Sクロスツーリスモ:1,670万円


■ターボクロスツーリスモ:2,308万円

公式サイト

ポルシェ(PORSCHE)公式サイト

ポルシェ マカン


カイエンよりコンパクトな、ポルシェSUVのエントリーモデルとして2014年4月から日本で販売していたマカンですが、2024年1月に発表された2代目マカンはなんと100%電気自動車としてデビュー!


今後歴史あるブランドや人気車種が、車名を引き継いだ電気自動車として生まれ変わるケースは増えそうですが、マカンはその第1号かもしれません。


日本仕様の詳細はまだ不明ですが、800Vの新アーキテクチャによるPPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用し、100kWhの大容量バッテリーや高性能の充電スペックなどはタイカン譲り。


2024年後半からデリバリーが開始される見通しで、早ければ2024年中に日本でも販売開始されるのでは、と言われています。


メーカー

ポルシェ(PORSCHE)

車種

マカン

モデル・グレード

■マカン4


■マカンターボ

全長×全幅×全高

4,784×1,938×1,622mm

車両重量

- kg

乗車定員

- 人

最小半径

- m

駆動方式

AWD

電力消費率

- Wh/km(WLTCモード)

一充電走行距離

- km(WLTCモード)

総電力量

100kWh

最高出力

■マカン4:300kW(408ps)


■マカンターボ:470kW(639ps)

最大トルク

■マカン4:650N・m(66.3kgf・m)


■マカンターボ:1,130N・m(115.2kgf・m)

価格(税込)

未発表(2024年5月15日現在)

公式サイト

ポルシェ(PORSCHE)公式サイト

ポルシェの電気自動車(プラグインハイブリッド)ラインナップ

新型911こそレーシングカー由来の技術を使った48Vマイルドハイブリッド(MHEV)になりますが、ポルシェの電気自動車はほかにスポーツサルーンのパナメーラ、ヘビー級SUVのカイエンに強力なプラグインハイブリッド(PHEV)がラインナップされています。

ポルシェ パナメーラ E-ハイブリッド


ポルシェ初の4ドアスポーツサルーンとして登場したパナメーラには、2009年から販売された初代モデルで2013年にプラグインハイブリッド車が追加されており、2023年11月にモデルチェンジした第3世代にも3種のグレードが設定されています。


ヨーロッパの高速長距離巡航向けGTモデルらしく、PHEVでも市街地を街乗り速度で走るだけではなく、25.9kWHの大容量バッテリーである程度の長距離巡航も可能な航続距離と、高速走行すらこなすパワフルさを備えた環境性能と走行性能を両立したモデルです。


メーカー

ポルシェ(PORSCHE)

車種

パナメーラ E-ハイブリッド

モデル・グレード

■4 E-ハイブリッド


■4S E-ハイブリッド


■ターボ E-ハイブリッド

全長×全幅×全高

■4 E-ハイブリッド:5,052×1,937×1,419mm


■4S E-ハイブリッド:5,052×1,937×1,423mm


■ターボ E-ハイブリッド:5,054×1,937×1,421mm

車両重量

■4 E-ハイブリッド:2,230kg


■4S E-ハイブリッド:2,255kg


■ターボ E-ハイブリッド:2,435kg

乗車定員

4人

最小半径

6.0m

駆動方式

AWD

エンジン排気量

■4 E-ハイブリッド/■4S E-ハイブリッド:2,894cc


■ターボ E-ハイブリッド:3,996cc

エンジン最高出力

■4 E-ハイブリッド:224kW(304ps)/5,400~6,700rpm


■4S E-ハイブリッド:260kW(353ps)/5,400~6,700rpm


■ターボ E-ハイブリッド:382kW(519ps)/6,000rpm

エンジン最大トルク

■4 E-ハイブリッド:420N・m(42.8kgf・m)/1,900~4,800rpm


■4S E-ハイブリッド:500N・m(51.0kgf・m)/1,900~4,800rpm


■ターボ E-ハイブリッド:770N・m(78.5kgf・m)/2,330~4,000rpm

燃費

- km/L(WLTCモード)

モーター最高出力

140kW(190PS)

モーター最大トルク

450N・m(45.9kgf・m)

システム最高出力

■4 E-ハイブリッド:346kW(470ps)


■4S E-ハイブリッド:400kW(544ps)


■ターボ E-ハイブリッド:500kW(680ps)

システム最大トルク

■4 E-ハイブリッド:650N・m(66.3kgf・m)


■4S E-ハイブリッド:750N・m(76.5kgf・m)


■ターボ E-ハイブリッド:930N・m(94.8kgf・m)

バッテリー総電力量

25.9kWh

電力消費率

- Wh/km(WLTCモード)

充電電力使用時走行距離

96km(4 E-ハイブリッド・WLTPモード)

価格(税込)

■4 E-ハイブリッド:1,669万円


■4S E-ハイブリッド:1,940万円


■ターボ E-ハイブリッド:2,954万円

公式サイト

ポルシェ(PORSCHE)公式サイト

ポルシェ カイエン E-ハイブリッド


2002年にポルシェ初のSUVとして日本でも販売開始、かなり大柄なボディでもポルシェらしいスポーツ性の高い走りを実現したパワフルなモデルでしたが、第2世代からパナメーラのシステムを最適化して搭載したPHEVモデルを設定しています。


2017年に登場した第3世代でも継続されており、基本的にはパナメーラと同様のエンジン、バッテリー、モーターなどを組み込みつつ重量級SUVらしくチューン。


現行モデルのカイエンターボE-ハイブリッドなどは、システム最高出力544kW(739ps)、システム最大トルク950N・m(96.9kgf・m)に達し、最高速度295km/h、0-100km/加速3.7秒という俊足ぶりと、最大85kmの電動航続距離を両立しました。


クーペ版に設定された軽量なターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージなど最高速305km/hですから、単に環境に優しいだけのエコカーとはいえず、短距離なら排出ガスゼロ、それ以上では強烈な動力性能を持つ、魅力的な大型スポーツSUVです。


メーカー

ポルシェ(PORSCHE)

車種

カイエン E-ハイブリッド

モデル・グレード

(カイエン)


■E-ハイブリッド


■S E-ハイブリッド


■ターボ E-ハイブリッド


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ


■S E-ハイブリッド クーペ


■ターボ E-ハイブリッド クーペ


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ

全長×全幅×全高

(カイエン)


■E-ハイブリッド:4,930×1,983×1,696mm


■S E-ハイブリッド:4,930×1,983×1,678mm


■ターボ E-ハイブリッド:4,930×1,983×1,685mm


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:4,930×1,983×1,674mm


■S E-ハイブリッド クーペ:4,930×1,983×1,657mm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:4,930×1,983×1,664mm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:4,930×1,995×1,652mm

車両重量

(カイエン)


■E-ハイブリッド:2,425kg


■S E-ハイブリッド:2,410kg


■ターボ E-ハイブリッド:2,570kg


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:2,455kg


■S E-ハイブリッド クーペ:2,440kg


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:2,595kg


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:2,495kg

乗車定員

カイエン:5人


カイエンクーペ:4/5人

最小半径

6.1m

駆動方式

AWD

エンジン排気量

(カイエン)


■E-ハイブリッド/■S E-ハイブリッド:2,995cc


■ターボ E-ハイブリッド:3,996cc


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ/■S E-ハイブリッド クーペ:2,995cc


■ターボ E-ハイブリッド クーペ/■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:3,996cc

エンジン最高出力

(カイエン)


■E-ハイブリッド:224kW(304ps)/5,400~6,400rpm


■S E-ハイブリッド:260kW(353ps)/5,000~6,500rpm


■ターボ E-ハイブリッド:441kW(599ps)/6,000rpm


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:224kW(304ps)/5,300~6,400rpm


■S E-ハイブリッド クーペ:260kW(353ps)/5,000~6,000rpm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:441kW(599ps)/5,500~6,800rpm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:441kW(599ps)/6,800rpm

エンジン最大トルク

(カイエン)


■E-ハイブリッド:420N・m(46.9kgf・m)/1,400~4,800rpm


■S E-ハイブリッド:500N・m(51.0kgf・m)/1,450~4,500rpm


■ターボ E-ハイブリッド:800N・m(81.6kgf・m)/2,400~4,500rpm


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:420N・m(46.9kgf・m)/1,340~5,300rpm


■S E-ハイブリッド クーペ:500N・m(51.0kgf・m)/1,450~4,500rpm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:800N・m(81.6kgf・m)/-rpm


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:800N・m(81.6kgf・m)/-rpm

燃費

- km/L(WLTCモード)

モーター最高出力

130kW(176PS)

モーター最大トルク

460N・m(46.9kgf・m)

システム最高出力

(カイエン)


■E-ハイブリッド:346kW(470ps)


■S E-ハイブリッド:382kW(519ps)


■ターボ E-ハイブリッド:544kW(739ps)


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:346kW(470ps)


■S E-ハイブリッド クーペ:382kW(519ps)


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:544kW(739ps)


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:544kW(739ps)

システム最大トルク

(カイエン)


■E-ハイブリッド:650N・m(66.3kgf・m)


■S E-ハイブリッド:750N・m(76.5kgf・m)


■ターボ E-ハイブリッド:950N・m(96.9kgf・m)


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:650N・m(66.3kgf・m)


■S E-ハイブリッド クーペ:750N・m(76.5kgf・m)


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:950N・m(96.9kgf・m)


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:950N・m(96.9kgf・m)

バッテリー総電力量

- kWh

電力消費率

- Wh/km(WLTCモード)

充電電力使用時走行距離

85km(カイエン ターボ E-ハイブリッド)

価格(税込)

(カイエン)


■E-ハイブリッド:1,395万円


■S E-ハイブリッド:1,591万円


■ターボ E-ハイブリッド:2,342万円


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:1,440万円


■S E-ハイブリッド クーペ:1,656万円


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:2,400万円


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:2,790万円

公式サイト

ポルシェ(PORSCHE)公式サイト

ポルシェの電気自動車(EV)の価格比較表

ポルシェの電気自動車(EV)の価格比較表

以下に、ポルシェのピュアEV(BEV)およびプラグインハイブリッド(PHEV)の電気自動車(EV)について、価格比較表を掲載します。


マカンの日本販売価格はまだ公表されていませんが(2024年5月15日現在)、円安でも1,000万円を切るような価格ならば、かなり人気が出そうです。


車種

価格(税込)

ポルシェ タイカン

(タイカン)


■ベースグレード:1,370万円


■4S:1,650万円


■ターボ:2,289万円


■ターボS:2,746万円


■ターボGT:3,132万円


■ターボGT with ヴァイザッハパッケージ:3,132万円


(タイカン クロスツーリスモ)


■4クロスツーリスモ:1,507万円


■4Sクロスツーリスモ:1,670万円


■ターボクロスツーリスモ:2,308万円

マカン(新型)

未発表(2024年5月現在)

パナメーラ E-ハイブリッド

■4 E-ハイブリッド:1,669万円


■4S E-ハイブリッド:1,940万円


■ターボ E-ハイブリッド:2,954万円

カイエン E-ハイブリッド

(カイエン)


■E-ハイブリッド:1,395万円


■S E-ハイブリッド:1,591万円


■ターボ E-ハイブリッド:2,342万円


(カイエンクーペ)


■E-ハイブリッド クーペ:1,440万円


■S E-ハイブリッド クーペ:1,656万円


■ターボ E-ハイブリッド クーペ:2,400万円


■ターボ E-ハイブリッド クーペ with GTパッケージ:2,790万円

ポルシェの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント

ポルシェの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント

ここでは、ピュアEV、プラグインハイブリッドがそれぞれ2車種ずつあるポルシェの電気自動車(EV)についての比較から、それらの選び方についてポイントを紹介しましょう。

余裕すぎるほどの高速巡航能力を誇るタイカン

ポルシェの電気自動車で2024年5月現在、もっとも強力な動力性能を誇るのはタイカンやタイカン クロスツーリスモのターボ系ですが、安価なRWDのベースグレードでも、オプションのパフォーマンスバッテリープラスを選択すればバッテリーを105kWhに増やせます。


600km台の航続距離に道中での充電もあれば、東京~大阪間のような大都市間の移動でも十分な性能ですし、新東名や新名阪など高速巡航に適したルートで2速ATが大きくモノをいって、快適で余裕のあるドライブが可能です。

日本だと電気自動車として十分使えるPHEV

充電環境に不安があるような、あるいは冬季の長時間通行止めなどが心配される地域での長距離移動に適するのは、エンジン車や通常のハイブリッド車同様に燃料さえ入れていればそう簡単に立ち往生はしないプラグインハイブリッドです。


パナメーラやカイエンのE-ハイブリッドはそのためにあるようなものですが、もうひとつ余裕の大容量バッテリーで100km近い航続距離も魅力で、長距離移動以外でも日常的な通勤や買い物用途なら、日本だとプラグインハイブリッドの航続距離でも十分と言えます。

扱いやすいサイズの新型マカンに期待

タイカンにせよ、パナメーラやカイエンのE-ハイブリッドにせよ、日本ではちょっと大きすぎますが、そこで今後期待されるのが早ければ2024年中にも日本で販売が開始されそうな新型マカンです。


全幅こそ1.9m超えですが、それを除けば日本でも比較的扱いやすいサイズで、ロングホイールベースによって車内も日本人にとっては十分に広く、それで悪化した小回り性能はオプションのリヤアクスルステアリングを選択すれば、だいぶ解消できます。


何より、もしかするとマカン4で1,000万円切りを期待できそうな、円安で厳しくともタイカンなどよりよほど安くなりそうな価格が魅力です。

ポルシェの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税

ポルシェの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税

ポルシェの電気自動車(EV)では、ピュアEVでもプラグインハイブリッドでも、さまざまな補助金や減税など税制優遇の恩恵を受けられますが、ここでは具体的にどのような優遇があるかを紹介します。

数年免除の地域も!グリーン化特例で自動車税は減税

ポルシェ車の場合、エンジンがないため排気量1リッター以下扱いの電気自動車より、大排気量エンジンを積むプラグインハイブリッド車で恩恵をより受けられそうなのが自動車税の減税で、グリーン化特例によりどちらもおおむね75%、新規登録の翌年度に減税です。


さらに東京都や愛知県など、自治体で独自に「新規登録時を含み5年間は自動車税を免除」という嬉しい施策を行っている場合もあり、ポルシェに乗る富裕車層の多い大都市圏では、さらにありがたい話となっています。

エコカー減税で登録時と初回車検の自動車重量税は免税

新規登録時と初回車検(継続車検)まで、自動車重量税が100%免税となる「エコカー減税」は、ポルシェ車でもピュアEVもプラグインハイブリッド、どちらも対象となっています。


大容量バッテリーを目一杯詰め込んだピュアEV、バッテリーはソコソコでもエンジンや燃料タンクを積むプラグインハイブリッドはどちらもエンジン車に比べれば相当に重い車ですから、自動車重量税の100免税で購入へのハードルがかなり下がるユーザーは多そうです。

高額車には助かる!当面の間、環境性能割は非課税に!

もともと「自動車取得税」だったことからもわかる通り、購入時の車両価格に応じた税金(3%)が徴収されるため、ポルシェのようにピュアEVやプラグインハイブリッドがいずれも1,000万円以上!という高額車で環境性能割が非課税となるのは嬉しい限り。


今後の為替レート次第では値上げもありえる高級輸入車ですが、少なくとも当面は…2024年5月現在では令和8年(2026年)3月31日まで…購入時の環境性能割は非課税で支払う必要がなく、エンジン車との価格差を縮めています。

その他:国や各自治体による電気自動車の購入補助金

ピュアEVとプラグインハイブリッドについては国や自治体からさまざまな補助金が設定されていますが、代表的なのは国からの「CEV補助金」です。


ただし2024年4月以降に新規登録となる車については補助金の額を決めるのにさまざまなハードルが増えており、元から高額(ぜいたく品)でV2H/V2Lといった外部給電機能がないうえ、充電設備の増加など電気自動車の普及への貢献度が低いポルシェ車は厳しめ。


ピュアEVもプラグインハイブリッドもCEV補助金は一律で20万円となっており、住んでいる地域の自治体が独自に設定している補助金も、自治体の公式サイトから積極的に確認しましょう。

ポルシェの電気自動車(EV)を試乗予約してみよう

ここまでポルシェの電気自動車(EV)をピュアEV、プラグインハイブリッド、ともに紹介してきましたが、興味が出てきたならば実際に試乗してみましょう。


ポルシェ公式サイトの「試乗リクエスト」から、最寄りのポルシェ正規販売店で試乗予約ができますから、ここでタイカンや、パナメーラ、カイエンのE-ハイブリッドの試乗を申し込めるほか、販売店に足を運べばマカンなど新型車の最新情報を入手できるかもしれません。

このブランドについて

  • PORSCHE

    ポルシェ

    フォルクスワーゲン「ビートル」を生んだ鬼才フェルディナントと、息子フェリーのポルシェ親子が戦後設立したスポーツカーメーカーが現在のポルシェAG。リアエンジンの356で名を上げ、その後継でイメージリーダーの「911」、エントリースポーツのボクスターやケイマン、スポーツセダンのパナメーラやSUVのカイエンなどをラインナップし、レースで無敵を誇るほどの実力や、市販車でも高いスポーツ性とブランドイメージが評価を得ています。ハイブリッドのスーパーカーやレーシングカーなど電動化に熱心で、スポーツBEVのタイカンのほか、2024年7月にはミドルSUVのマカンを2代目へのモデルチェンジでフルBEV化しました。

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