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BMWの電気自動車(EV)モデルラインナップ|価格・スペック比較

環境保持や維持費を考慮して、BMWの電気自動車へ乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。
現在電気自動車は目覚ましい勢いで普及しており、最も拡大が進んでいるノルウェーでは、国内で購入されている車のおおよそ54%を電気自動車が占めています。

今回は、根強い人気を誇るBMW社から発表された、電気自動車のラインナップを紹介します。SUVやセダンなどのタイプ別の比較や、車種の価格についても解説しています。

目次

  1. BMWの電気自動車(EV)モデルラインナップ一覧
  2. BMWの電気自動車(EV)の価格比較
  3. BMWの電気自動車(EV)の特徴・魅力
  4. BMWの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント
  5. BMWの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税
  6. 【Q&A】BMWの電気自動車(EV)について多い質問
  7. BMWの電気自動車(EV)を試乗予約してみよう

BMWの電気自動車(EV)モデルラインナップ一覧

BMWの電気自動車(EV)モデルラインナップ一覧

こちらでは、BMWの電気自動車モデルランナップ一覧を解説します。購入する際に重視される「機能性」や「価格帯」などのポイントをまとめてありますので、特徴比較の参考にしてください。

ラインナップ
  • BMW iX3
  • BMW i5 eDrive40
  • BMW iX1 xDrive30
  • BMW i5 eDrive40
  • BMW i7 xDrive60
  • BMW iX xDrive40
  • BMW i4 eDrive40

BMW iX3

BMW iX3は、MSportパッケージを標準装備しています。そのため、他では類を見ないアクティブかつスポーティーな外観が特徴です。

電気自動車には音が静かというメリットがありますが、BMW iX3は音による効果で走行する歓びを体感できる「BMW アイコニック・サウンド・エレクトリック」を搭載。独自の走行サウンドを楽しめます。

長距離の運転はもちろん、街乗りにも対応する使い勝手の良さがあります。フル充電で最長508kmの走行が可能なため、疲れを感じさせない高い燃費効率も魅力です。

BMW iX3の充電口は前方左側に普通充電、後方右側に急速充電と分かれています。充電時間は、6kW普通充電器で100%までおおよそ8時間、急速充電器で約80%まで70分以内です。

2021年11月4日に発売され、価格は新車で922万円〜となります。なお、中古で購入する場合は、おおよそ500万円台後半からの価格設定がほとんどです。

BMW i5 eDrive40

セダンの中でも、ミドルサイズの電気自動車としてラインアップされている「BMW i5 eDrive40」は、日本初のハンズフリー運転を可能にした「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」が充実しているモデルの1つです。

バッテリーは、リチウムイオンバッテリーを搭載。加速性能に長けている後輪駆動モデルのため、2輪駆動の中でも力強い走行を体感できます。バッテリー容量は81.2kWhで、フル充電での走行可能距離は、おおよそ477〜582kmです。

「BMW i5 eDrive40」に採用した「コンバインド・チャージング・ユニット(CCU)」は、標準では最大11kW、オプションを付けると最大22kWの出力でAC充電が可能。また、高電圧バッテリーでは、最大205kWの出力でDC充電ができます。充電中は安全確保のため車内にいるのが基本ですが、おおよそ30分でバッテリー容量の80%以上を満たせるため、待ち時間が気になりません。

2023年5月25日に発売され、価格は998万円〜の設定です。

BMW iX1 xDrive30

「BMW iX1 xDrive30」は、インテリアが充実しており、インフォメーションディスプレイとシステム用コントロールディスプレイが、ドライバーに向かって湾曲する「BMWカーブド・ディスプレイ」を導入。ドライブの快適性が向上するメリットがあります。

加えて、後席の足元も広く設計されているため、前席後席どちらに座っても、くつろぎのある空間を実感できます。

最高出力は272PSで、最大トルクは494N・m。最高速度は180km/hに達し、0-100km/h加速は5.6秒とされています。搭載しているバッテリーは66.5kWhで、フル充電で走行可能距離は465kmです。また、バッテリー残量10%から80%に要する充電時間は、出力8kWの普通充電でおおよそ6時間30分かかり、90kWの急速充電では50分と時間の効率化も図れます。

2023年2月17日に発売し、設定価格は698万円〜です。なお、中古では580万円~となります。

BMW i7 xDrive60

コンパクトSUVの「BMW i7 xDrive60」は、フル充電で最大465 kmの走行可能距離を誇ります。加えて、4輪駆動ならではのダイナミックな走行を実現。そのため、凸凹の目立つオフロードでも、問題なく安心安全なドライビングを楽しめます。また、前後の車軸にパワフルなモーターも搭載し、ドライバーの意思そのままに滑らかな加減速ができます。ハンドル操作も行いやすく、市街地などの狭い路地でも、快適な走行が保たれます。

運転席には、ドライビングの疲れを癒すマッサージ機能を搭載。柔らかなアクティブシートは、長時間の走行でも疲労を感じさせないメリットがあります。

おおよそ30分の急速充電で、充電開始時10%の状態から54%までの充電が可能です。充電の待ち時間が気にならないところも大きな特徴と言えるでしょう。

2023年2月17日に発売され、販売価格は698万円〜です。なお、中古価格は580万円〜が相場となっています。

BMW iX xDrive40

「BMW iX xDrive40」は、ドライビングの効率に優れたBMW eDriveテクノロジーと、e-AWDシステムを搭載。フル充電で455kmの走行可能距離があり、日常使いにおいてストレスを感じることがありません。

また、加速性能も優れており、独自の「BMWオペレーティング・システム8」により、ドライバーの思うがままの操作が可能です。最高出力240kW・最大トルクは630Nmと、6.1秒で時速100㎞/hに到達する、ほとばしるような力強さも魅力の1つと言えます。

また、一充電走行距離(WLTCモード)は、DC急速充電150kWで行うと、おおよそ40分以内で10〜80%を充電できます。なお10分と短時間の充電でも、おおよそ95km以上のドライビングが可能です。充電時間を満足に確保できないときにも、安全なロングドライブを楽しめます。

2021年11月4日に発売され、販売価格はおおよそ1098〜1798万円の間です。なお、中古では、おおよそ650万円〜のスタートになります。

BMW i4 eDrive40

「BMW i4 eDrive40」は、BMW初の完全電動グランクーペです。オフロードや市街地でのドライビングにも優れた快適性を発揮します。日常での実用性は折り紙付きで、毎日のドライビングに新たな楽しみを見出せるでしょう。

また、「BMW i4 eDrive40」には、第5世代の「BMW eDriveテクノロジー」を搭載。最高出力は250kWで、走行可能距離も最大604kmを誇ります。

さらに、「BMW i4 eDrive40」に乗車する全ての人が快適に過ごすために、5つのフルサイズ・シートも完備。身体の疲れを感じさせないため、快適なロングドライブを楽しめます。充電時間にも特徴があり、30分の急速充電で10〜58%の充電が可能。自宅に「BMWウォールボックス」を設置すると、10%から100%への充電は、10時間37分の充電時間で完了します。

2022年2月16日に発売し、価格設定は698万〜1600万円です。中古では544万円〜となります。

BMWの電気自動車(EV)の価格比較

BMWの電気自動車(EV)の価格比較

Mike Mareen - stock.adobe.com

こちらでは、BMWの電気自動車の価格比較を行います。それぞれの特徴で価格帯は異なりますので、重視する機能や希望するオプションを元に、購入する車種を絞り込みましょう。

【価格表】


車種価格(税込)
BMW iX3922万円
BMW i5 eDrive40998万円
BMW iX1 xDrive30698万円
BMW i7 xDrive601,748万円
BMW iX xDrive401,098万円
BMW i4 eDrive40848万円

BMWの電気自動車(EV)の特徴・魅力

BMWの電気自動車(EV)の特徴・魅力

こちらでは、購入の際のポイントになるBMWの電気自動車の特徴や魅力を解説します。購入する方のライフスタイルや使用頻度に合わせて、より機能的な一台を選択できます。

快適なドライビングを追求する静粛性

電気自動車は、ガソリンエンジンと異なり、燃料を爆発させることがありません。そのため、走行中も非常に静かという特徴があります。加えて、装備としてのエンジンルームが不要になり、車内のスペースを有効活用しながら、自由度の高いデザインを行うことも可能です。

エンジンを発生源とした騒音や振動を抑えつつ、走行音がほとんど聞こえないという静粛性に魅力を感じるでしょう。

最先端の電気駆動システムを搭載

BMWの電気自動車は、環境破壊の一因となるCO2などの排出ガスを、一切出さずに走行することができます。

さらに、優れた静粛性もあり、街中の騒音レベルの低減にも効果を発揮します。そのため、静かな夜間の走行や閑静な住宅地でのドライビングも、周囲に気を配る必要がありません。いつでも快適な走行が行えるのも、BMWの電気自動車の魅力の1つです。

自宅で手間を感じずに手軽に充電可能

BMW純正の家庭用充電器である「BMW Wallbox」は、屋内外を問わない耐候性を兼ね備えています。そのため、雨や雪の日であっても、自宅での迅速かつ確実な充電を実現できます。


また、初めてBMWの電気自動車を購入した方には、自宅への設置工事や接続作業にも対応しているため、購入者自身が施工を行う必要はありません。

BMWの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント

BMWの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント

こちらでは、BMWの電気自動車の選び方や比較ポイントを解説します。重視する機能は、ライフスタイルや家族構成によって様々。より生活の豊かさを深められる、人生のパートナーとなる一台を探していきましょう。

ポイント
  • 近くの距離の移動に特化したタイプ
  • 最新のスペックを取り入れた機能重視型
  • ライフスタイルに適応するスペック

近くの距離の移動に特化したタイプ

近距離の移動に適した電気自動車は、走行可能距離が短めに設定されているものの、購入しやすい低価格帯である特徴があります。また、軽量で俊敏に動ける機能性も見逃せません。加えて、電気自動車以外に家族用ミニバンなど、自宅に他の乗用車がある方や、ガソリンスタンドの数が少ない地方に住んでいる方にオススメです。

また、車の使用用途が近所の買い物や、子どもの送り迎えなどのみという方にも利便性の高い車です。

最新のスペックを取り入れた機能重視型

電気自動車は、最新のスペックを取り入れながら、高性能タイプの車種が多いと考えている方も多いのではないでしょうか。とにかく超高性能という点では、新時代を切り開く電気自動車がオススメです。

ですが、乗り心地や性能が素晴らしく良くても、ほとんどの人にとってはオーバースペックといって間違いないでしょう。カタログ等を良く確認すると、必要な機能は一目瞭然です。中には分かりにくい部分もあるため、購入時はその電気自動車の本質を見間違えないようにしましょう。

ライフスタイルに適応するスペック

オフロードや市街地も乗りこなしやすい車種として、中長距離向けの電気自動車があります。概ね50kWh以上のバッテリーを積んでおり、走行可能距離がおおよそ450kmを超えるタイプだと、どのようなドライビングにも対応できます。

一般的なエンジン車の代わりとしても、重宝するタイプの主軸と言えるでしょう。ですが、近距離を運転するだけであれば、オーバースペックであることは否めません。また、ガソリン車よりも高額であることが大半なため、購入時にはガソリン車と電気自動車の性能をしっかり検討するようにしましょう。

BMWの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税

BMWの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税

BMWの電気自動車を購入した際に、適用される補助金や減税制度について解説します。国や自治体が交付する補助金の2種類があるため、電気自動車を購入する際には、忘れずに申請しましょう。

環境性能の良い車に配慮するグリーン化特例

グリーン化特例とは、電気自動車やハイブリッド車など環境性能の良い車を購入及び所有している人に減税する制度のことです。逆に、製造年数が古く、環境負荷が大きい車は増税の対象になります。

この特例は、国民に環境性能が低い車から環境性能の高い車への乗り換えを促す施策であり、日本や欧米をはじめ、発展途上国でも拡大の傾向があります。また、グリーン化特例は、車に関係する税金のうち、自動車税に対して適用されます。

環境の負担が少ない車は減税対象

エコカー減税とは、車にかかる税金の1つである「自動車重量税」の税制優遇措置のことです。環境への負荷が低く、排出ガス性能や燃費性能に優れた車(エコカー)への買い替えを促す目的で2009年に策定されました。

一定の基準を満たす環境性能の高い車にはエコカー減税が適用されるため、自動車重量税が免税もしくは減税されるメリットがあります。なお、エコカー減税は、新車や中古車を問わず適用されるため、購入した際は忘れずに申請しましょう。

環境負荷の少ない車に適応される環境性能割

環境性能割とは、自身で自動車を購入したり、他人から譲り受けたりした際に納付する税金のことです。金額は排出ガス基準や燃費達成基準などで決定し、環境負荷に対する影響が大きいほど税金は高くなり課せられます。

環境負荷が小さく、低燃費かつ低排出ガスに認定された車の中でも、到達度が高い車ほど非課税または税率が低くなる特徴があります。

なお、購入した車は新車や中古車を問わず対象となるため、忘れずに申請しましょう。

その他:各自治体による電気自動車の購入補助金

電気自動車の購入時に利用できる補助金は、国と自治体から交付されています。

その中でも自治体が交付する補助金は、自治体ごとに上限額や交付条件が異なります。また、全ての自治体が補助金を交付しているわけではないため、電気自動車を購入しても対象とならないケースもあります。

基本的には、現在住んでいる自治体の補助金を申請する形になるため、まずは自治体のホームページを検索するか、役所に問い合わせて確認するようにしましょう。

【Q&A】BMWの電気自動車(EV)について多い質問

【Q&A】BMWの電気自動車(EV)について多い質問

こちらでは、BMWの電気自動車に多く寄せられる質問にお答えしていきます。BMWが独自に開発した技術やネットワークなど、今後のカーライフに欠かせない話題を紹介します。

Q. BMWウォールボックスとは?

「BMWウォールボックス」とは、BMW純正の家庭用普通充電器のことです。自宅の電気自動車充電用コンセントから、いつでも快適に充電ができるようになります。

通常の電源コンセントの代わりに、充電ステーションとして設置すれば、さらに短時間での充電が可能です。待ち時間が短縮されるため、ストレスなく充電を行えます。

Q. BMWチャージングとは?

「BMWチャージング」とは、BMWグループが展開する、会員制の公共充電ステーション利用サービスです。 全国ネットワークの提携充電ステーションが、カード一枚でいつでも自由に使えるようになるため、快適かつ迅速な充電を可能としています。

これからより多くの充電ネットワークを展開していく予定のため、より便利に活用できるようになるでしょう。

Q. BMWの電気自動車(EV)の一充電走行距離は?

現在の電気自動車の走行可能距離は、年々長くなっています。フル充電1回あたりの走行距離が500kmを超える車種もあります。

車種一充電走行距離
BMW iX3508km
BMW i5 eDrive40477〜582km
BMW iX1 xDrive30465km
BMW i7 xDrive60465km
BMW iX xDrive40455km
BMW i4 eDrive40604km

BMWの電気自動車(EV)を試乗予約してみよう

BMWの電気自動車の購入を検討している際には、乗り心地を確認するために、試乗してみるといいでしょう。エンジン音やハンドル操作など、肌で感じた方が車との相性を確認しやすいです。

また、車高など購入する方の好みも分かれるかと思いますので、希望にピッタリと沿う電気自動車を見つけるためにも、納得いくまで試乗を繰り返してみましょう。

このブランドについて

  • BMW

    BMW

    日本ではメルセデス・ベンツに次ぐ高級輸入車メーカーとして定着しているドイツのBMWは、ライバルに対し若々しくスポーティなイメージを持ち味としており、昔ながらのセダンやクーペ、ワゴンのみならず、X5など各種SUV、スポーツカーのZ4や「M」ブランドの高性能モデルがイメージの主流と言えます。高級感あふれるフィーリングと雑味のない吹け上がりでファンの多い直列6気筒エンジンを継続してきた、珍しいメーカーなこともスポーティなイメージに一役買っていますが、近年はBEVなど電動化モデルも拡充しています。2000年代以降は傘下ブランドとしたMINIの影響で、実用的なFF車もラインナップするようになりました。

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