BYD、関東鉄道に大型EVバス「K8 2.0」4両を納入。6月9日(月)より茨城エリアで運行開始
公開日:2025/07/02更新日:2025/07/02
次世代EVバス「K8 2.0」始動!

水戸、土浦、つくば中央、守谷の各路線で運行を開始するBYD大型EVバス「K8 2.0」
・BYD大型路線電気バス「K8」4台を関東鉄道に納車し、茨城県内4エリアで運行開始
・充電用USBポートの増設やドライバー異常時対応システムの搭載、室内のフルフラット仕様など、乗車時の利便性と運行時の安全性を大幅に向上。
【運行地域】
(1)水戸営業所管内(水戸市・茨城町・小美玉市・石岡市など)
(2)土浦営業所管内(土浦市・つくば市・阿見町など)
(3)つくば中央営業所管内(つくば市・土浦市・取手市・牛久市など)
(4)守谷営業所管内(守谷市・取手市・つくばみらい市・常総市・坂東市など)
「K8 2.0」には、アラウンドビューモニターが設置され、運転士の安全運転をサポートするほか、スマートフォンなどの充電用USBポートを増設したことで、お客様には長時間でも快適な乗車を提供できる。「K8 1.0」型と比較し、より薄く、大容量化したブレードバッテリーを採用したことで室内がフルフラット仕様となり、航続可能距離も向上した。また、EDSS(ドライバー異常時対応システム)を搭載し、乗務員に体調不良等の異常が発生した際、運転席及び客席上部に設置された非常停止スイッチを押すことで制動が開始され、徐々に速度を落として停止することができる。
■BYDの電気バス事業について
BYDの電気バスは、2015年から日本への導入が始まり、今年で10周年を迎えた。今では3タイプの電気バス(小型:J6、中型:J7、大型:K8)を取り揃え、すべて日本の路線バスに求められる法的要件および基準に適合している。現在、BYDは国内を走る電気バスの約8割を占めるシェアを誇り、北は北海道から南は沖縄までの幅広いエリアで、市民の移動を支える存在として日々活躍している。BYD電気バスの大きな特長は、BYDの最新技術で作られた安心・安全なリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載していることに加え、力強いモーターによる発進加速と高い静粛性、さらには、走行中は一切、二酸化炭素を排出しない環境に配慮した、クリーン・モビリティであることだ。また、公共交通に欠かすことのできない高い安全性を確保するために、バッテリーを車体後部と天井部分に分散して配置することに加え、後輪を駆動する強力な電気モーターをホイールの内側(インホイール式)に配置している。これにより、段差のない低床フロアと後方まで続くフラットな床面を実現し、乗降時ならびに車内での移動が安全に行えるようになった。
BYDはグローバルで累計約9万台のEVバスを納入しており、これからも世界中の公共交通の電動化を後押ししていく。
■BYD「K8 2.0」の主な特長
(BYDホームページより抜粋:https://byd.co.jp/products/k8/)

2025.06.17 BYDニュースより
このブランドについて
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BYD
BYD
ついに日本へ上陸した中国メーカーでもひときわ活発なのが、2023年にSUVのATTO3とコンパクトカーのドルフィン、2024年にはセダンのシールを発売するBYDです。もともとバッテリーメーカーで2008年には世界初の量産PHEVを発売、多くの自動車メーカーがエンジンメーカーから始まったのと同じ経緯で参入した実績からも、クルマの電動化に関心のあるユーザーからの知名度が高く、成功する可能性が高いと見られていました。2015年には電動バス、翌年には電動フォークリフトで日本へ参入し、着実な実績を経て乗用車でも参入を果たした手堅い手法や、模倣ではない世界水準のデザインからも今後の成長が期待されます。