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朝の通勤でバッテリーはどれくらい減るの?通勤ラッシュで検証!
公開日:2024/08/01更新日:2024/08/01
目次
日本人のマイカー通勤の割合は?
そもそも、日本でマイカー通勤している人の割合はどれくらいなのでしょうか。
国土交通省や総務省の調査から、マイカーを利用する人の平均通勤距離は10.5kmとされています。また通勤にどれくらい時間をかけているのか?という点においては、電車を含んだ場合にはなりますが、片道平均40分ほどということがわかりました。
平均距離:https://www.mlit.go.jp/common/000128770.pdf
通勤時間:総務省統計局「社会生活基本調査」https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/rank/index.html
なので今回の条件は以下の通りとします。
- 東京都で交通量が多いとされる道
- 40分程度で到着する目的地
- 朝の通勤時間に出発
東京で車が多い道と聞いてパッと思い浮かんだのは...そう、あそこです。「東京都道318号環状七号線」。通称「環七」。
東京都大田区から、江戸川区まで抜ける主要道路。文字通り環状、つまり円状に東京23区を通っている道で、一般車からトラック、バスなど多くの車が利用する交通の要。
朝の環七には一体どんな魔物がいるのだろうか。我々はアマゾンの奥地へ向かうのであった...。
今回のルートはこちら!
おはようございます。時刻は朝の6:00です。非常に眠いです。朝のラッシュを逃さぬためにも念の為早起きしました。眠いです。
スタートは首都高速川口線の新郷IC付近から。そのまま高速下を進み、東京都足立区にある鹿浜橋を経由し、ゴールはそのまま環七を走りづつけ、中野区の平和の森公園までの約20km。Google Mapでの所要時間はおよそ50分。
出発は通勤の車も増えてくる朝6:50を目指していきたいと思います!
6:22現在の交通状況をGoogleMapで見てみてると、しっかりと節々に赤やらオレンジやらの色付けがされておりました。ちゃんと道が混んでいます。ここに突っ込んでいきましょう。
あいにくの天気…。
天気は曇天で時折雨がちらついています。平日の通勤時間帯に運転することがあまりないので気を引き締めて安全運転でいきたいと思います。
出発時のバッテリー残量は66%、航続可能距離は352kmとなっています。バッテリー的には十分問題なく使えると思いますが、交通シーンの変化でどれほど影響が出るのでしょうか。出発は6:45です。
鹿浜橋に到着しました。一旦車を安全なところへ停め、バッテリーの状態をチェックしていきましょう。ここまでの距離は約5.5km。所要時間は30分近くかかってしまいました。
バッテリー残量:65%航続可能距離:361km
「1%しか減っていないし、航続可能距離が増えている!?」
確かに実際5km程度の道を走るのであれば、そこまでバッテリーは消耗しないですが、今回は本来10分程度でいける道を3倍の30分かけてダラダラと走りました。それだけバッテリーにも負担はかかっているはずなのですが、想像を裏切る形で、通勤程度の渋滞ではそこまでバッテリーに影響しないようです。
航続距離はあくまでその時の概算なので上振れたのでしょうが、ちょっとだけお得な気持ちです。
渋滞にも遭遇して順調なスタート
さて鹿浜橋の手前に差し掛かりました。こちらもスタートからちゃんと渋滞してくれています。とても順調です。
環七をズンズンと進んでいきます。大きな道との交差点では、立体交差のところもあるのですが、そうでないポイントではどうしても混んでしまいますね。右折に左折、バス、路上駐車をし作業されている方(ご苦労様です...!)などがいることもあり、かなり殺伐とした状態になっています。一瞬たりとも気が抜けません。
この企画の前日は意図的に渋滞にハマったり、車中泊検証をしたということもありかなり眠いです。気が抜けません。
鹿浜橋を越えてからは多少混んではいましたが、そこまで詰まってしまうという状態でもなく、割とすんなり流れていきました。気づいたら板橋を抜けてもうすぐ中野に入りそうです。思ったよりもスイスイじゃないか環七さん!
気になる所要時間は?
さて所要時間ですが、66分となりました。環七はそこまで混んでいなかったですが、首都高下の渋滞がひどく、思ったよりも時間を喰いました。実際に消費した電費ですは以下のとおりです。
バッテリー残量:62%(スタート時-4%)
航続可能距離:343km(-18km)
走行距離:17km
電費換算するとバッテリー1%あたり約4kmという結果になりました。片道1時間程度の移動でバッテリーの消費が4%程度であれば通勤でも問題なく使えるのではないでしょうか?個人的にはもう少し減っているかなと想定していたのですが、全然減らないバッテリーを見てEVの力を見せつけられました。
もし仮に、家庭用の充電器として一般的に設置される200Vのコンセント、出力3.0kWhで充電するのであれば、大体8時間ほど充電をすれば、往復分の電力は充電できる形になります。寝ている間に繋げておけば、往復の電力は全く問題なくチャージできるので、ガソリン車のようにスタンドで燃料を入れる手間が全くかからないのは、時間の節約にもなりますね。上手く運用ができれば、通勤最強のクルマはEVなのかもしれないですね!
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