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EVだけがお得?優遇措置があるスポットが本当にあるのか検証

みなさんご存知でしょうか。EV車で訪れると、"ある場所"でお得な優遇を受けることができるらしいのです。

EV車に乗っているだけで、そんな上手い話が本当にあるのでしょうか。どうやら全国各地にそのスポットは点在しているらしく、今回は関西地方にある2ヶ所を訪れ、その噂が本当かどうかチェックしてきました。

目次

  1. EVで観光地巡りはお得になる!?
  2. 目的地はというと
  3. 定番のコンビニからスタート
  4. さて気になる記念品ですが...
  5. 奈良奥山ドライブウェイに到着!!
  6. 日産自動車とJTRA(日本観光自動車道協会)が実施するEV優遇策対象の一覧はこちら!

EVで観光地巡りはお得になる!?

EV優遇措置の発起人は、日産自動車と日本観光自動車道協会。「電気自動車を活用した脱炭素社会実現に向けた連携協定」の一環として行われたもので、観光地へのアクセスを容易にし、通行料金の割引や記念品の贈呈などの特典を提供するものです。この協定は全国20か所の観光自動車道で順次実施され、全メーカーのEVが対象となります。


参照:日本観光自動車道協会と日産自動車、観光道路における電気自動車への優遇策実施による脱炭素社会実現に向け共創


つまりEVで観光地に行けば色々お得になるということ!?なんて良い制度なんでしょうか。しかも日産が推進しているのにもかかわらず、対象はすべてのメーカーのEV車ということ。太っ腹です。ありがとう日産自動車さん!

目的地はというと

滞在していた大阪からちょうど良く行けそうなのは


  • 信貴生駒スカイライン
  • 奈良奥山ドライブウェイ


の2つが距離的にもぴったりそうです。この2つの有料道路における優遇措置は「記念品贈呈」とのこと。せっかく西の地までやってきたんだ。記念品、ゲットだぜ!


奈良の市街地を挟んで両サイドにある2つの有料道路は距離が近く、奈良周辺の観光を楽しむのにもベストでしょう!

定番のコンビニからスタート

セブンイレブン

さて出発です。旅の出発の定番といえばセブンイレブンのイメージなのは僕だけでしょうか?


まず最初の目的地は奈良県の左側にある「信貴生駒スカイライン」です。この道沿いには生駒山、生駒山上遊園地、高安山、大阪府民の森などの観光スポットがある他、夜になれば関西地域の夜景も綺麗だそうです。ちなみに読み方は「しぎいこまスカイライン」。

高速道路

普段は関東に住んでいるので高速道路の見慣れない看板をみると「あぁ、遠くに来たなぁ」と感じます。近畿道が2つも表示されていてめっちゃ混乱しましたが、今回向かうのは奈良県なので、大人しく右に行きます。初見殺しのJCTにいつ遭遇するのかヒヤヒヤしながら高速を進んでいきます。

奈良県

大阪は豊中市から車を走らせること1時間ほど。特に渋滞もなく、すんなり奈良県に入りました。中学校の修学旅行以来の奈良県に昔の思い出を巡らせワクワクしてきました。鹿さん、会いたい。

山道

信貴生駒スカイラインに向けて山道をぐんぐんと登って行きます。


途中、緑の切れ目から関西のビル群が一望できました。これは確かに夜になると夜景が綺麗そうだ...! ちなみに信貴生駒スカイラインは営業時間外の通行は禁止されており、ゲートが閉まっているそうです。


信貴生駒スカイライン営業時間

11月〜2月:6時30分〜23時


3月〜10月:6時30分〜24時



ぜひ日付を回る前に訪れてみましょう!


景色が綺麗で気持ち良い道だなんて思っている内に、あっという間に入り口に到着しました。


そもそもどうやって記念品を貰えるんだろうか?「EV車はコチラへ→」などといった誘導口も特に見受けられなかったので、料金所にいる係の方に「EVで来ると何か貰えるって聞いたんですけど...!」と恐る恐る聞いてみたところ、「あ、はいはい!ちょっと待ってね〜」と何やらゴソゴソと探してくれました。やったー!ちゃんとEV優遇措置は実施されているようです。


常に新しいEV車が出ている昨今、係の方がすべての車を把握するのは難しいので、料金所での自己申告で優遇措置を受けることができそうです。これから通る方、お忘れなく!

BMW iX M60

入り口で止まることができなかったので通過してから。


タイトなコーナーが続くワインディングで、今回使用しているBMW iX M60の軽快なハンドリングと足回りが楽しめる良い道でした。大柄なボディーの割に頭がクイクイと入っていくので気持ちよく走り抜けることができます。BMWのスポーティーな足回りは高速道路や市街地はもちろん、こういったワイディングでこそ安定感と心地よさを感じることができます。

さて気になる記念品ですが...

エコバック

信貴生駒スカイラインの名前が入ったエコバックでした!ちょうど関西にきてから銭湯に行く機会が何回かあったので、めちゃくちゃ嬉しい!早速今夜使わせていただきます!


さて記念品も貰えたので、お次は同じく奈良県の奈良奥山ドライブウェイ。ちょうど奈良の市街地を挟んで反対側にある自動車道です。今いる信貴生駒スカイラインからは車で4-50分ほど。奈良の街並みをゆったり眺めつつ、次なる目的地へ行ってみましょう!

道
道

山を下る道から見える奈良市街の景色も綺麗です。信貴生駒スカイラインから奈良市街方面への道はかなりタイトで幅も狭く、途中、対向車とのすれ違いで譲り合うシーンもあったので注意が必要です。

奈良奥山ドライブウェイに到着!!

看板
ドライブウェイ

奈良奥山ドライブウェイに到着しました。「東大寺はどこかな〜!」「ついに鹿会えるんじゃね!」などと車内でカメラマンと盛り上がっていたら、そこはもう料金所でした。

料金表

料金は画像の通り。コースによって料金が変わるのが新鮮でした。よくわからなかったので新若草山コースをお支払い。


奈良奥山コースで見れる”春日山原始林”は1998年に世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産に登録されており、手付かずの自然を楽しめるとのこと。また新若草山コースでも途中、東大寺大仏殿や興福寺五重塔など奈良市街の景色を眺められるスポットもあるらしく、奈良のドライブを楽しむなら奈良奥山ドライブウェイで間違いなさそうです。夜景も綺麗とのこと!もっと調べてから来れば良かったぜ。


参照:奈良奥山ドライブウェイ


さて、ここも料金所でセルフ申告の必要がありそうです。

チケット

筆者「こ...この車、EVなんですけど..! 何か貰えるって聞いたんですけど..ありますかっっっ...! 」


係のおっちゃん「あ、はいはい〜!ちょっと待っててね〜!」


料金所の方はみんな親切で心が温まります。僕は毎回緊張してしまいます。何やら封筒に入った記念品をいただくことができました。ここの道も走りごたえがありそうなので、少し走ってみましょう。

山道
車内

先ほどの道以上にタイトなコーナーが続きます。奈良奥山ドライブウェイの方がコーナーがキツく、幅も狭く感じました。だたそれだけ自然豊かな道なので、運転しながらいっぱいに緑を感じることができます。この新緑もさることながら、秋の紅葉はさぞ綺麗なことでしょう。

チケット

さて、先ほど料金所で貰った記念品、自然に囲まれた中で開封の儀といたしましょう!パンフレットと何やら封筒を渡されました。これは一体....?

御朱印

いただいたのは若草山の御朱印でした!しかも奈良の鹿のイラストが下に描いてあったりとデザインが可愛らしい!奈良に行ったよ〜感があって非常にいいですね。ここで念願だった鹿に遭遇できるとは思いもよらなかったです。ラッキー!

BMW iX M60

奈良奥山ドライブウェイでも、ちゃんとEVの優遇措置は実施されていました。それぞれの観光ごとに記念品も違い個性が出てきたので、何を貰えるかガチャガチャ感覚で楽しむことができました!

看板

帰りもしっかりとお勧めされます。個人的にもおすすめです。次は秋の紅葉シーズンか、夜景を観にもう一度訪れたいですね。

鹿

帰りはちゃんと鹿さんにご挨拶を済ませ、帰路に着きました。ありがとう奈良県!

日産自動車とJTRA(日本観光自動車道協会)が実施するEV優遇策対象の一覧はこちら!

<各道路のEV(乗用車)優遇策>


道路名優遇策
藻岩山観光自動車道記念品贈呈
津軽岩木スカイライン記念品贈呈
蔵王ハイライン記念品贈呈
白糸ハイランドウェイ通行料金割引
万座ハイウェー鬼押出し園入園料割引き
鬼押ハイウェー同上
湯河原パークウェイ通行料金割引*
芦ノ湖スカイライン記念品贈呈
アネスト岩田 ターンパイク箱根ドリンク・ケーキセット割引
南富士エバーグリーンライン遊園地ぐりんぱ・スノーパークYeti(スキー場)割引券贈呈
伊吹山ドライブウェイ通行料金割引、売店のコーヒー割引き
伊勢志摩e-POWER ROAD通行料金割引
奥比叡ドライブウェイ峰道レストランでのドリンク無料
比叡山ドライブウェイガーデンミュージアム比叡入場券割引
嵐山-高雄パークウェイ通行料金割引、レストランのドリンク割引き
信貴生駒スカイライン記念品贈呈
奈良奥山ドライブウェイ記念品贈呈
芦有ドライブウェイ検討中

引用:日本観光自動車道協会と日産自動車、観光道路における電気自動車への優遇策実施による脱炭素社会実現に向け共創


EVをお持ちの方、レンタカーなどで借りる予定のある方、是非これからのドライブにご活用してみてはいかがでしょうか!

著者プロフィール

【あんどりゅー】幼少期から親の影響で車に興味を持ち、自転車やバイクを含む乗り物全般が好きな人間に。地元の友人たちと夜な夜な車やバイクを乗り回し、山の中を駆け回る10代後半-20代前半を過ごす。初めて買った内燃機関は原付のホンダトゥデイ。近頃はゆるゆるとバイクに乗って林道を巡ったり、車中泊をしながら日本のあちこちを探検したりしています。将来の夢はカプリスワゴンに柴犬を乗っけて海辺をドライブすること。

このブランドについて

  • BMW

    BMW

    日本ではメルセデス・ベンツに次ぐ高級輸入車メーカーとして定着しているドイツのBMWは、ライバルに対し若々しくスポーティなイメージを持ち味としており、昔ながらのセダンやクーペ、ワゴンのみならず、X5など各種SUV、スポーツカーのZ4や「M」ブランドの高性能モデルがイメージの主流と言えます。高級感あふれるフィーリングと雑味のない吹け上がりでファンの多い直列6気筒エンジンを継続してきた、珍しいメーカーなこともスポーティなイメージに一役買っていますが、近年はBEVなど電動化モデルも拡充しています。2000年代以降は傘下ブランドとしたMINIの影響で、実用的なFF車もラインナップするようになりました。

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