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ジャガーの電気自動車(BEV・PHEV・MHEV)ラインナップ全6車種
公開日:2024/06/18更新日:2024/06/18
目次
ジャガーの電気自動車(EV)は3種類
Artur Nyk - stock.adobe.com
ジャガーの電気自動車(EV)は、純バッテリー式のピュアEV(BEV)、プラグインハイブリッド車のPHEV、マイルドハイブリット車であるMHEVの3種類ですが、2025年モデルを最後にBEV以外は生産を終える見通しとなっています。
ピュアEV(BEV)
2025年に100%電気自動車メーカーになる予定となるジャガーにとって、今後の主力となるのが純バッテリー式のピュアEV(BEV)で、外部から充電した走行用バッテリーの電力のみでモーターを駆動する、排出ガスが完全にゼロの電気自動車。
2024年5月現在ではまだSUVのI-PACE1車種しかありませんが、2025年までに新型車が続々登場する予定で、2025年モデルまで存続するエンジン搭載車を最後に、ジャガーは電気自動車だけのメーカーとなります。
プラグインハイブリッド(PHEV)
基本的には、バッテリー&モーターとエンジンの両方を搭載するハイブリッド車(HEV)なのですが、走行用バッテリーを大容量化してピュアEV(BEV)同様に外部からの充電機構を追加し、短距離なら電気自動車として使えるのがプラグインハイブリッド(PHEV)。
ピュアEVとHEVの特徴を併せ持つためシステムや構造が複雑で重く、カタログ燃費もあまり良くはないものの、バッテリーの電力だけで走れる範囲ならエンジンを全く使わず、さらに外部から充電できなくとも、HEV同様に燃料を入れれば走れるメリットがあります。
ジャガーでは2024年5月現在、F-PACEとE-PACE、2車種のSUVをラインナップ中です。
マイルドハイブリッド(MHEV)
ハイブリッド車(HEV)のように、大出力のモーターだけである程度エンジンを使わず走る能力は持たないものの、減速時の回生エネルギーを走行用バッテリーに蓄え、出力の小さいモーターで発進時などにエンジンをアシストするのがマイルドハイブリッド(MHEV)。
ハイブリッド車としての能力は最低限ですが、エンジンがもっとも不得意で効率の悪い発進加速だけでもモーターの力で補うことにより、燃費を改善する効果があることから、限定的ながら電気自動車の一種とされています。
2024年5月現在のジャガーではSUVのF-PACEとE-PACE、ビジネスサルーンのXFにディーゼルエンジンと組み合わせたMHEVをラインナップ中です。
ジャガーの電気自動車(EV)ラインナップ一覧
Artur Nyk - stock.adobe.com
ここでは、2024年5月現在はピュアEV(BEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、マイルドハイブリッド(MHEV)の3種類6車種がある、ジャガーの電気自動車(EV)を一覧で紹介します。
ジャガーの電気自動車(ピュアEV)ラインナップ
2025年に100%電気自動車メーカーとなるジャガーのピュアEV(BEV)は、2024年5月現在ではまだ電動SUVのI-PACE1車種のみですが、同年6月にも数車種の従来車が生産終了するなど急速にラインナップの更新が進んでいます。
ジャガー I-PACE
I-PACE(アイ・ペイス)はジャガー初のピュアEV(BEV)で、日本では2018年9月に発売、当初はHSE、SE、Sの3グレードにそれぞれサスペンションが通常のコイルサスとエアサス仕様で登場。
2023年9月のマイナーチェンジで一旦はR-DYNAMIC HSEのみへ統一されるとともに、オンライン限定販売となっていますが、ジャガーによれば今後は段階的にグレードを追加、変更していく予定となっています。
車重2.2t超、全幅も約1.9mと大型の重量級電動SUVですが、最高速は200km/h、0-100km/h加速4.8秒と十分な動力性能とスポーティな走りを売りとしており、充電スペックは自宅で11kW普通充電の場合、満充電まで13時間、急速充電は最大100kW対応です。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | I-PACE(アイ・ペイス) |
モデル・グレード | ■R-DYNAMIC HSE |
全長×全幅×全高 | 4,695×1,895×1,565mm |
車両重量 | 2,230kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 5.6m |
駆動方式 | AWD |
電力消費率 | 224Wh/km(WLTCモード) |
一充電走行距離 | 438km(WLTCモード) |
総電力量 | -kWh |
最高出力 | 294kW(400PS) |
最大トルク | 696N・m(71.0kgf・m) |
価格(税込) | ■R-DYNAMIC HSE:1,517万1,000円 |
公式サイト |
ジャガーの電気自動車(プラグインハイブリッド)ラインナップ
100%電気自動車メーカーへ移行する前段階として、ジャガーはピュアEVとハイブリッド車(HEV)の特性を併せ持つプラグインハイブリッド(PHEV)を積極的にラインナップしており、2024年4月現在はSUVのF-PACE、E-PACEの2車種を販売中です。
ジャガー F-PACE PHEV
F-PACE(エフ・ペイス)はジャガーが2015年11月より販売しているフラッグシップSUVで、2023年10月に発売された特別仕様車、「R-DYNAMIC CURATED FOR JAPAN」よりPHEVモデルのP400eが追加されました。
充電は7kW普通充電対応(急速充電非対応)で、バッテリー残量0%から80%への充電時間は1時間40分、バッテリーの電力のみで走行可能な距離は65kmとなっています。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | F-PACE(エフ・ペイス) PHEV |
モデル・グレード | ■R-DYNAMIC HSE P400e ■R-DYNAMIC SE P400e |
全長×全幅×全高 | 4,745×1,935×1,665mm |
車両重量 | - kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 6.2m |
駆動方式 | AWD |
エンジン排気量 | 1,997cc |
エンジン最高出力 | 221kW(301ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1,500~4,400rpm |
燃費 | - km/L(WLTCモード) |
モーター最高出力 | 105kW(143PS) |
モーター最大トルク | - N・m(- kgf・m) |
システム最高出力 | 297kW(404ps) |
システム最大トルク | 640N・m(65.3kgf・m) |
バッテリー総電力量 | 19.2kWh |
電力消費率 | - Wh/km(WLTCモード) |
充電電力使用時走行距離 | 65km(WLTPモード) |
価格(税込) | ■R-DYNAMIC HSE P400e:1,150万円 ■R-DYNAMIC SE P400e:1,096万円 |
公式サイト |
ジャガー E-PACE PHEV
E-PACE(イー・ペイス)はジャガーが2018年2月より日本で販売しているSUVで、全幅こそ1,900mmに達するとはいえ全長は約4.4mに収められた、同社としてはコンパクトなクロスオーバーSUVです。
F-PACEより後の登場となりましたが、PHEVモデルは2021年5月追加とジャガー初のPHEVとなり、充電は7kW普通充電対応(急速充電非対応)で、バッテリー残量0%から80%への充電時間は1時間24分、バッテリーの電力のみで走行可能な距離は55kmとなっています。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | E-PACE(イー・ペイス) PHEV |
モデル・グレード | ■R-DYNAMIC HSE P300e |
全長×全幅×全高 | 4,410×1,900×1,650mm |
車両重量 | 2,130kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 5.6m |
駆動方式 | AWD |
エンジン排気量 | 1,498cc |
エンジン最高出力 | 147kW(200ps)/5,500~6,000rpm |
エンジン最大トルク | 280N・m(28.6kgf・m)/2,000~4,500rpm |
燃費 | 13.0km/L(WLTCモード) |
モーター最高出力 | 80kW(109PS) |
モーター最大トルク | 260N・m(26.5kgf・m) |
システム最高出力 | 227kW(309ps) |
システム最大トルク | 540N・m(55.1kgf・m) |
バッテリー総電力量 | 15kWh |
電力消費率 | - Wh/km(WLTCモード) |
充電電力使用時走行距離 | 55km |
価格(税込) | ■R-DYNAMIC HSE P300e:973万円 |
公式サイト |
ジャガーの電気自動車(マイルドハイブリッド)ラインナップ
ジャガーでは従来からラインナップしているエンジン車でもなるべく燃費のよい高効率化を志向し、発進時のモーターアシスト程度と電気自動車としては限定的な能力にとどまるマイルドハイブリッド(MHEV)を、2024年5月現在も3車種ラインナップしています。
ジャガー F-PACE MHEV
2023年にPHEVモデルも追加したF-PACEですが、ディーゼルエンジンにアシストモーターを加えたMHEVモデルはより早く2021年2月に追加されました。
ディーゼルエンジン車そのものはデビュー当時から存在したものの、新たに走行用リチウムイオンバッテリーを搭載してアクセルオフ時に回収した回生エネルギーを充電し、発進加速時などエンジンではトルクが低く苦手な領域を小出力の簡易なモーターでカバーします。
電気自動車としての能力は限定的ですが、そのぶん価格は安く1,096万円するPHEV版のSE P400eに対し、170万円ほど安い927万円から購入できるのが魅力。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | F-PACE(エフ・ペイス) MHEV |
モデル・グレード | ■R-DYNAMIC SE D200 |
全長×全幅×全高 | 4,755×1,935×1,665mm |
車両重量 | 2,010kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 5.6m |
駆動方式 | AWD |
エンジン排気量 | 1,997cc(ディーゼル) |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,750~4,000rpm |
エンジン最大トルク | 430N・m(43.9kgf・m)/1,750~2,500rpm |
燃費 | 14.3km/L(WLTCモード) |
価格(税込) | ■R-DYNAMIC SE D200:927万円 |
公式サイト |
ジャガー E-PACE MHEV
ジャガーのコンパクトSUV、E-PACEはPHEVモデルのP300eより3ヶ月ほど早い2021年2月にMHEVモデルのD200シリーズを追加、F-PACEのMHEV版と同じくディーゼルエンジンに走行用リチウムイオンバッテリーとアシストモーターを加えています。
F-PACEでは下位グレードのSEのみであるMHEVグレードD200ですが、E-PACEでは上位グレードのHSEにも設定されているのが特徴です。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | E-PACE(イー・ペイス) MHEV |
モデル・グレード | ■R-DYNAMIC HSE D200 ■R-DYNAMIC SE D200 |
全長×全幅×全高 | 4,410×1,900×1,650mm |
車両重量 | 1,960kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 5.6m |
駆動方式 | AWD |
エンジン排気量 | 1,997cc(ディーゼル) |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,750~4,000rpm |
エンジン最大トルク | 430N・m(43.9kgf・m)/1,750~2,500rpm |
燃費 | 14.3km/L(WLTCモード) |
価格(税込) | ■R-DYNAMIC HSE D200:811万円 ■R-DYNAMIC SE D200:768万円 |
公式サイト |
ジャガー XF
ジャガーのプレミアム・ビジネスサルーン/シューティングブレーク(ステーションワゴン)、XFには2021年5月に受注開始した2021年モデルよりディーゼルMHEV版のD200グレードを設定しています。
より小型のサルーン、「XE」にもかつてはMHEV版があったものの2024年5月現在は廃止されており、XE、XFとも2024年6月で生産を終えるため、ジャガーのMHEVサルーンはXFが最後となる見通しです。
メーカー | ジャガー(JAGUAR) |
車種 | XF(エックスエフ) |
モデル・グレード | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD |
全長×全幅×全高 | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD:4,970×1,880×1,455mm ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD:4,975×1,880×1,495mm |
車両重量 | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD:1,890kg ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD:1,940kg |
乗車定員 | 5人 |
最小半径 | 5.6m |
駆動方式 | AWD |
エンジン排気量 | 1,997cc(ディーゼル) |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,750~4,000rpm |
エンジン最大トルク | 430N・m(43.9kgf・m)/1,750~2,500rpm |
燃費 | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD:14.8km/L(WLTCモード) ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD:14.5km/L(WLTCモード) |
価格(税込) | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD:867万円 ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD:908万円 |
公式サイト |
ジャガーの電気自動車(EV)の価格比較表
2024年5月現在のジャガーにはピュアEV(BEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、マイルドハイブリッド(MHEV)、3種類6車種の電気自動車(EV)がラインナップされており、ここではその価格を紹介して比較します。
車種 | 価格(税込) |
I-PACE | ■R-DYNAMIC HSE:1,517万1,000円 |
F-PACE(PHEV) | ■R-DYNAMIC HSE P400e:1,150万円 ■R-DYNAMIC SE P400e:1,096万円 |
E-PACE (PHEV) | ■R-DYNAMIC HSE P300e:973万円 |
F-PACE (MHEV) | ■R-DYNAMIC SE D200:927万円 |
E-PACE (MHEV) | ■R-DYNAMIC HSE D200:811万円 ■R-DYNAMIC SE D200:768万円 |
XF | ■サルーン R-DYNAMIC HSE D200 AWD:867万円 ■スポーツブレーク R-DYNAMIC HSE D200 AWD:908万円 |
ジャガーの電気自動車(EV)の選び方・比較ポイント
Luigi Bertello Photo - stock.adobe.com
2024年5月現在ではまだ何種類かあるジャガーの電気自動車(EV)ですが、2025年モデルを最後に全てピュアEV(BEV)へ移行するのでPHEVやMHEVを選べるのは今が最後、ここではそれぞれの選び方でポイントとなるところを紹介します。
新たなジャガーをいち早く知るならピュアEV
まだSUVの「I-PACE」1車種のみであるジャガーのピュアEV(BEV)ですが、2025年には100%電気自動車メーカーとなる「これからのジャガー」をいち早く知りたければ、このI-PACEを購入することになります。
一充電走行距離が400km台と、大柄なSUVとしては今やライバルに対して見劣りする性能で、長距離を走る用途向きではないものの、電気自動車でもジャガーらしくスポーティにまとめあげたらどうなっているかを知るには十分でしょう。
ただし、本格的に実用性が高く高性能のジャガー電気自動車を購入したいならば、早ければ2025年モデルから投入される新型を待つべきです。
実用性と経済性を両立して長く使うならPHEV
2025年以降、在庫車を除けばエンジンを積んだジャガーはもう買えなくなる…セダンやスポーツカーは2024年6月にも生産終了しますが、それでは新型のピュアEV(BEV)が出ればすぐ乗り換えていいかどうかは、まだ未知数です。
バッテリーで走る車には不安があるものの、経済性に優れたジャガーには乗りたくて、それでいて充電できなくとも燃料を入れれば走る実用性は維持していたいなら、SUVのF-PACEとE-PACEにラインナップされているプラグインハイブリッド(PHEV)一択でしょう。
ディーゼルなので軽油代が安く済むMHEV
完全に電気自動車メーカーとなる前に、旧時代の名残を惜しむような最後の一押し!とばかりに573馬力のV8スーパーチャージャーエンジン搭載車「F-PACE SVR」2025年モデルを2024年2月に発売しているジャガー。
そこまでパワフルではなくてもよいので、普通に走って経済性の高いジャガーに乗りたいというなら、安い軽油で走れるディーゼルMHEV版でしょう。
ただしジャガーのMHEVは既にラインナップを縮小しており、小型セダンのXEからは既に廃止、XFもモデル自体が2024年6月で生産終了、F-PACEとE-PACEのMHEVもいつなくなってもおかしくないため、購入するなら急いだ方がいいかもしれません。
ジャガーの電気自動車(EV)に適用される補助金・減税
電気自動車(EV)…と言っても、ジャガーの場合はピュアEVとPHEVのみ、MHEVは2024年4月以降だと全くの対象外になっていますが、さまざまな補助金や減税など税制優遇措置が受けられますので、ここで紹介します。
グリーン化特例で自動車税は減税!地域で追加特例も!
環境に優しい車の自動車税を減免する「グリーン化」特例で、新車購入(新規登録)の翌年度の自動車税はピュアEV(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)がおおむね75%減税となります。
これはあくまで国による税制優遇措置ですが、住んでいる都道府県によっては、東京都や愛知県のように「新車購入時(月割)を含め、5年間は自動車税を免除」という地域もあるため、住んでいる地域の制度はチェックしておくのがオススメです。
自動車税のグリーン化特例の概要(国土交通省)
エコカー減税で新車時と初回車検の自動車重量税が免税
重たい走行用バッテリーを大量に積むピュアEV(BEV)、走行用バッテリーはホドホドでも、エンジンを含めハイブリッドシステムを積むプラグインハイブリッド(PHEV)とも、エンジン車より車重が非常に重いため自動車重量税が高額になるのは泣きどころです。
そこでありがたいのが「エコカー減税」で、新車購入時と初回車検時の自動車重量税は免税となります。
クリーンディーゼル車も燃費性能や排ガス規制適合によっては免税または減税になりますが、ジャガーのディーゼルMHEVは残念ながら対象外です。
エコカー減税の概要(国土交通省)
購入時の環境性能割は当面の間、非課税
大容量の走行用バッテリーや高額なシステムを組み込むため、ピュアEV(BEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)は高価になりがちですが、高級輸入車のジャガーではPHEVのSUVでも900万円オーバー。
そこに3%の「環境性能割」(旧・自動車取得税)が課されては大変ですが、ピュアEVとPHEVは当面の間、この環境性能割が非課税となっています。
クリーンディーゼル車も燃費性能や排出ガス規制適合の度合いによっては対象になるのですが、こちらはハードルが年々上がっており、2024年1月以降、ジャガーのディーゼルMHEVは非課税対象ではありません。
環境性能割の概要(国土交通省)
その他:国や各自治体による電気自動車の購入補助金
免税措置のほかにもピュアEVやプラグインハイブリッドは購入時の補助金支給対象ですが、国のCEV補助金は2024年(令和6年)度よりハードルが非常に高くなり、高額で少数生産、さらに充電インフラの普及にもあまり貢献していないジャガーにはかなり渋めです。
ピュアEVのI-PACEでも、プラグインハイブリッド版のF-PACEやE-PACEでも一律で12万円しか出ない設定となっているため、CEV補助金に限っていえば「ないよりはマシ」程度。
ただ、他にも住んでいる地域によっては独自に補助金を設定している場合もありますから、都道府県や市区町村の税制優遇措置を確認するのがオススメです。
NeV(一般社団法人 次世代自動車振興センター)
ジャガーの電気自動車(EV)を試乗予約してみよう
ここまで読んで「ジャガーの電気自動車(EV)」への関心が高まったユーザーは、ぜひともジャガー公式「オンライン予約」で「試乗のお申し込み」から、ジャガーのピュアEV(BEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)の試乗を予約してみましょう。
これから電気自動車専門メーカーへの転身、エンジン搭載がメインの従来車が生産終了するなど動きの激しいジャガーですから、プラグインハイブリッドやマイルドハイブリッド(MHEV)の試乗予約は、早めにした方がいいかもしれません。
このブランドについて
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JAGUAR
ジャガー
英国が誇る名門メーカーであるジャガーは、1960年代のEタイプなどに代表されるスポーティでエレガントな高級車を多数輩出、レースシーンにも欠かせない存在であり、近年はF-PACEなどブランドイメージに恥じないスポーティなSUVもラインナップしてきました。フル電動SUVのI-PACEをはじめ、その他のモデルもパワフルな内燃機関からPHEVなど多彩なパワーユニットを揃えてきましたが、2025年にピュアEV(BEV)のラグジュアリーブランドへ転換することを宣言し、今後はBEVメーカーとして歩んでいくこととなります。新時代の電動モビリティと古き良き英国車の雰囲気をいかに融合させていくかに要注目です。