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一部改良を受け、一般販売も始まったトヨタ bZ4X

トヨタのBEV「BZ4X」が一部改良で扱いやすさを向上し、一般販売も開始

トヨタはBEV(電気自動車)のbZ4Xを一部改良、扱いやすさを向上させるとともに、従来はサブスクリプションサービス「KINTO」と全国トヨタレンタリース店でのリース販売のみだったのが、2023年11月13日より現金一括、残価設定ローンなど全国約4,400店舗のトヨタ販売店を通じた一般販売を開始する。

目次

  1. bZ4X、ついに一般販売を解禁
  2. 主な改良内容
  3. メーカー希望小売価格(消費税込み)

bZ4X、ついに一般販売を解禁

トヨタは2023年10月25日、BEV(電気自動車)のbZ4Xを一部改良して扱いやすさを向上、従来のサブスクリプションサービス「KINTO」やトヨタレンタリースを通じたリース販売以外に、全国のトヨタ販売店から通常の一般販売も開始、11月13日に発売すると発表した。

主な改良内容

1.急速充電時間を最大30%程度削減

低外気温下における充電時間を短縮すべく、冷間時のバッテリー暖気性能を向上、駆動用電池充電警告灯が転倒してから、SOC(充電量)約80%までの充電時間を最大30%程度削減した。

2.実航続距離の延伸など、BEVとしての実用性を向上

  • 実航続距離を延伸させるため、消費電力を抑制し、空調制御も最適化した。
    • シートヒーターやステアリングヒーター等で直接的に乗員を暖め、消費電力が高いエアコンへの依存度を下げて省電力を実現するため、電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。
    • AUTO(ECO)モード時以外も含め、消費電力を抑制するため空調制御を最適化。
    • 外気取り込みのタイミングをより精密にコントロールすべく、フロントガラスの曇りを検知するのに温度センサーを採用。
  • メーター表示に充電中の車両充電状態の情報を追加。
    • 長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる、その時点での充電残量から80%までの充電時間。
    • エアコンON/OFF別に、その時点における充電残量からの走行可能距離。

3.フラッシュハザードランプの全車標準装備など、装備を充実

  • Zグレードへ、ブラック塗装のホイールアーチモール、助手席8Wayパワーシート、後席シートヒーターを標準装備。
  • 全車へ後方車両への接近警告となるフラッシュハザードランプを標準装備。

機能や装備を厳選したお買い得な「G」グレードを新設定

  • 12.3インチHDディスプレイ、4眼LEDヘッドランプ、18インチアルミホイールなど必要な装備や機能に厳選して価格を抑えた「G」グレードが新設定された。
  • 「G」グレード(FWD車)のWLTC一充電走行距離は567km(参考・「Z」のFWD車は559km)。

メーカー希望小売価格(消費税込み)

「G」グレード

FWD:550万0,000円
4WD:600万0,000円

「Z」グレード

FWD:600万0,000円
4WD:650万0,000円

このブランドについて

  • TOYOTA

    トヨタ

    常に世界の最多生産台数を争い、日本のみならず世界を代表する自動車メーカー、トヨタ。多くの日本車メーカーと深い関わりを持ち、グループ全体で超小型車からバス・トラック、産業車両まで網羅したフルラインナップ・メーカーであり、近年は実用性やコストパフォーマンスのみならず、スポーツ性など走る楽しみにも力を入れています。世界初の量販ハイブリッドカー「プリウス」から電動化技術では最高の蓄積を持ち、自動運転技術の実用化、新世代モビリティと都市生活の在り方を模索する「ウーブン・シティ」へ多大な投資を行う一方、電動化だけがエコカー唯一の選択肢ではないというスタンスも崩さず、死角のない全方位戦略が現在の特徴です。

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