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電気自動車(EV)の自宅用充電スポットの設置にかかる費用は?種類ごとに解説

電気自動車(EV)の購入における重要なポイントの一つが自宅の充電設備です。

しかしながら、自宅用に充電スポットを設置しようとすると充電器の出力や種類などで迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。設置にかかる費用も気になるところです。

そこで、今回は自宅用充電スポットの種類や設置にかかる費用について解説します。

目次

  1. EV充電は家庭用と外充電で何が違うのか
  2. 家庭用EV充電器の種類
  3. 家庭用EV充電器の設置コストは?
カースモーラちゃんポイント
  • 普段からEVに乗る人にとって自宅の充電設備は大切だよね。
  • 自宅用のEV充電機は4種類あるよ。
  • 種類ごとの設置費用は家によって異なるんだ。

EV充電は家庭用と外充電で何が違うのか

EV充電は家庭用と外充電で何が違うのか

家庭用充電器と外充電で異なる点としてまず挙げられるのは、充電にかかる費用の違いです。


自宅で充電するメリットは、外充電より安価に充電できるという点。充電設備を設置するための費用はかかってしまうものの、1kWhあたりの充電料金が安く抑えることができます。長期的に見ればメリットと言えるでしょう。


その一方で、外充電は急速充電が利用できるという点がメリット。外充電で利用する充電器は一般的に家庭用充電器よりも出力が優っていることが多い傾向にあります。そのため、家庭用充電器と比較して充電時間を短縮することが可能です。ただし、1kWhあたりの単価は高くなってしまいます。


また、外充電には充電料金とは別に、月額料金がかかることがあるのも特徴です。しかしながら、定額プランなどの割安で充電設備を利用できる料金体系もあるため、極端に料金が割高になることはないと言えるでしょう。

家庭用EV充電器の種類

家庭用EV充電器の種類

家庭用充電器は大きく分けて4種類存在しています。


また、家庭用EV充電器で充電する方法は「車載ケーブルを利用してコンセントで充電する方法」と「家庭用充電器のケーブルを利用して充電する方法」の2種類です。


EV用充電コンセントを家庭に設置した場合は主に車載ケーブルを用いて充電。対して設置型の家庭用充電器を利用する場合には、充電機器本体もしくは付属するケーブルを用いて充電します。


・コンセント型


コンセント型は、EVの家庭用充電器の中でも最も一般的とされる充電設備です。本体自体が数1,000円から1万円程度で購入可能で、4種類の中で設置費用が最も安いのが特徴です。


コンセント型の家庭用EV充電器には100Vと200Vの2種類があります。現在では、充電に時間がかかってしまう100Vのタイプではなく、200V出力3kWのコンセントが主流です。


・壁面取り付け型


壁取り付け型の充電器とは、駐車場や建物の壁面に設置するタイプの家庭用EV充電器のこと。


後述のスタンド型の充電器と比較すると、コスト面では安いものの、駐車場が壁面から離れていると充電しにくい、もしくは充電できないので、注意が必要です。


設置を検討する際には、駐車場と壁の距離を事前に確認しておきましょう。


・スタンド型


スタンド型は、外充電器と似た外見の家庭用EV充電器です。壁面取り付け型とは異なり、駐車場に合わせて使い勝手の良い場所に設置できます。


建物と駐車場が離れている場合にも受電できるため、壁面取り付け型が設置できない家庭ではスタンド型を検討しましょう。ただし、壁面取り付け型と比較すると、設置費用が割高なのがポイントです。


・V2H機器


V2Hとは、Vehicle to Homeの略称のこと。そしてV2H機器とは、EVバッテリーに貯めている電力を自宅でも利用できるようにする機器のことです。


災害時の備えとしても利用できることから、注目を集めています。そして、V2Hの注目すべきなのは、6kWの高出力でEVを充電できるという点。その他の充電器と比較して、短い時間でEVを充電することができます。


ただし、コストの点ではその他の充電機器と比べて高額なのがポイントです。

家庭用EV充電器の設置コストは?

家庭用EV充電器の設置コストは?

コンセント型

壁面取り付け型

スタンド型

V2H機器

本体価格

3,000円代〜

15万円〜

25万円〜

55万円〜

設置費用

4〜30万円程度

30〜40万円程度


家庭用EV充電スポットの設置には、充電機器本体価格と設置費用が必要です。


設置費用に関しては、ブレーカーから設置場所までの距離や、配線の長さなどによって変動します。まずは自宅の設置場所の候補を決め、見積もりを取るのが良いでしょう。


また、EVの充電器の設置は電気工事にあたります。そのため、工事を依頼する際は、第二種電気工事士以上の資格を持った事業者をあらかじめ調べておくと安心です。

カースモーラちゃんまとめ

今回は、EVの自宅用充電スポットについて解説したよ。

家庭用のEV充電器は外充電と比べて、電気料金が安いから経済的なんだ。普段から自動車を利用する人にとって、家庭でEVの充電ができるのはとっても大切だよね。

ただし、種類ごとに本体価格が違うから、それぞれの家庭に合った充電器を選んでみてね。設置費用も家庭ごとに違うからまずは見積もりを依頼してみよう。

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