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【関東版】EVカーシェア事例
公開日:2024/04/23更新日:2024/04/23
EVカーシェアサービスは、日常の移動手段として利用するだけでなく、災害時などの非常時にも役立つことが期待される取り組みです。
今回は、関東地方で利用できるEVカーシェアサービスを自治体ごとに一部紹介します。
目次
カースモーラちゃんポイント
- EVの普及とともにEVカーシェアサービスも全国各地で導入が進んでいるよ。
- EVに触れてないユーザーも気軽に利用できるサービスだよ。
- サービスによって利用方法などは異なるから事前に確認しておくと安心だよ。
東京都で利用できるEVカーシェアサービス
VOLVOのEVを初めて採用したエニカ(Anyca)
首都圏を中心に利用できるEVカーシェアサービス「エニカ(Anyca)」。当サービスは、東京都渋谷区に拠点を置く株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営する、EVカーシェアサービス。
導入車はHyundaiが提供する「IONIQ 5」、Honda自動車が開発した「Honda e」、VOLVOのEV「C40 Recharge/XC40 Recharge」です。
VOLVOのEVがカーシェアサービスに導入されるのは、エニカが初の試み。渋谷や銀座、秋葉原などの指定駐車場に配置されています。
八丈島初のEVカーシェアサービス
東京都八丈島でもEVカーシェアリングが実施されています。e-モビリティで脱炭素社会を目指すEnergy Tech企業の株式会社REXEVが、2023年7月20日よりスタート。
観光地としても知られる八丈島。しかしながら、離島であるために人手不足や燃料コストの高騰によるタクシー・レンタカー不足が問題視されています。
また自然環境にも力を入れていることから、八丈島の抱えるモビリティ課題の解決、および環境保護への貢献を目的として、EVカーシェアリング事業を開始しました。
当事業は日産自動車と提携し、八丈ビューホテル駐車場に日産サクラ5台が配置されています。EVは災害時においても電力確保に役立つことから、万が一の場合でも地域住民の暮らしを支える重要な役割を果たしています。
神奈川県で利用できるEVカーシェアサービス
小田原でつくられた再生可能エネルギーを活用したeemo(イーモ)
サスティナブルな移動手段として、地域に根差したEVカーシェアサービス「eemo」。
最大の特徴は小田原エリアで作られた再生可能エネルギーを使用していること。小田原、箱根を中心に展開を開始したカーシェアサービスで、現在では神奈川を中心に全国でも展開されています。
移動手段としての役割はもちろんですが、災害発生時には「地域の非常用電源」としても活躍するサービスです。
初期費用や距離料金はかからず、15分220円の時間料金のみで利用可能。アプリで簡単に予約でき、多くのEVユーザーが利用しています。
乗り捨て可能な小型EVカーシェアサービス
神奈川県を中心に展開する小型EVカーシェアサービス。
当サービスは、手軽に利用できることが最大の魅力。予約から支払いまでアプリ一つで完結し、短時間でも気軽に利用可能です。
月額料金は無料で、距離料金も設定されていません。15分ごとに220円の料金がかかり、長時間のパックプランも用意されています。
また返却する際は、HELLO MOBILITYのEVステーションであればどこでも可能。EVステーションも拡大を進めているので、今後さらに利用しやすくなるでしょう。
千葉県で利用できるEVカーシェアサービス
三井不動産とスタートアップが共同したEVカーシェアサービス
千葉県柏の葉スマートシティにおいて、2024年2月13日よりスタートしたEVカーシェアサービス。
当プロジェクトを牽引するのは、多様なパートナーと次世代の街づくりに向けた事業を共創する「未来特区プロジェクト」を展開する三井不動産株式会社。
「未来特区プロジェクト」は、三井不動産設立80周年を機に発足。次世代の街づくりに向けて、「文化・クリエイティブ」「環境サステナビリティ」の二つを「注力領域」として設定しています。その領域における事業の共創をスタートアップや企業等のさまざまなプレイヤーとともに推進するオープンイノベーション・プロジェクトです。
当サービスを進めるにあたり、白羽の矢が立ったのは、EV充放電の遠隔制御に関わるプロダクト開発を行う株式会社Yanekara。千葉県柏市に拠点を置くスタートアップ企業で、スマート充電器「YaneCube」を開発しました。
三井不動産グループが運用するカーシェアEV車両を2台を導入し、「YaneCube」を設置し充電を行います。
キーロッカーによる鍵の受け渡しを行うEVカーシェアサービス
出光興産は、カーシェア事業「オートシェア」において、キーロッカーによる鍵の受け渡しを行うサービスを2023年11月27日より、千葉県佐倉市にある「フォーユーステーションユーカリが丘SS」にてスタート。
フォーユーステーションユーカリが丘SSは、脱炭素社会に向けた取り組みとして、EV充電器や太陽光発電設備などを設置した次世代型サービスステーションです。
オートシェアは、EVカーシェアサービス「smart oasis」を活用したシェアリングプラットフォーム。一般的なカーシェアサービスは、スタッフとのやりとりが必要ですが、オートシェアはEVユーザーが予約から利用、決済までをワンストップで行えることが特徴。
使用時間分だけの料金設定のみで、燃料費などは不要です。サービスの利用から終了まで、やりとりが少ないため手軽に利用することができます。
埼玉県で利用できるEVカーシェアサービス
EV初心者でも安心して利用可能なELIO(エリオ)
埼玉県川越からスタートした、地域密着型のEVカーシェアサービス「ELIO」。川越エリアを皮切りに、現在では埼玉県内の七つのステーションを用意しています。
24時間サポート対応のコールセンターや、充電残量のチェックや充電スポットへの案内など、EV初心者でも安心して利用可能です。また事故を起こした場合でも、保険料は利用料金に含まれているので安心です。
15分220円から利用可能で、初期費用や月会費もかかりません。子供の送迎や買い物など、ちょっとしたお出かけにちょうどいいサービスです。
群馬県で利用できるEVカーシェアサービス
休日に利用可能な「EGシェア」
群馬県内五か所に、20台のEVを導入したカーシェアサービス。導入される車種は、スバルが提供するEVソルテラです。
取り組みが開始されたのは2023年9月のこと。主に庁舎駐車場に設置されており、平日は公用車として職員が利用。土日や祝日は誰でも利用できるサービスです。
ただし利用する際は、「シトラスカーシェア」の会員登録が必要です。免許証とクレジットカードだけで登録可能で、オンラインで予約可能です。
カースモーラちゃんまとめ
初めてでも手軽に利用できるサービスも多いから、観光や日常の移動手段として活用してみてね。
関東でも多くのEVカーシェアサービスが利用できるから、参考にしてもらえると嬉しいな。
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