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兵庫県が取り組むEV推進施策と補助金について
公開日:2024/03/15更新日:2024/02/01
2021年時点での兵庫県における、人口1万人あたりの電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)普及率は23.3%。日本国内では27位。
では、兵庫県の自治体ではどのようなEV推進施策が取り組まれているのでしょうか?今回は、兵庫県にスポットをあてEV推進施策の主な事例や、県内にお住まいの方が受けられる補助金などについて紹介します。
カースモーラちゃんのPICK UP
- 兵庫県はEV推進に向け、充電設備の設置やEV導入補助金などの施策を進めているよ。
- 2023年における個人向けのEV補助金は、行われていないの。
- 国からの補助金や、県内にお住まいであれば受けられるEV補助金があるよ。
- 補助金申請を行う場合は、利用条件があるので注意してね。
兵庫県が取り組むEV推進施策を知ろう
ここでは、兵庫県が取り組むEV推進施策の内容について説明します。
EV充電設備の整備
兵庫県はEV普及拡大に向けた充電設備の整備を推進しています。設置されている主な場所は、公共・商業施設や駐車場、ホテル、企業施設などさまざま。
2023年12月時点で、344基の急速充電器と884基の普通充電器(100V/200V)が設置されています。引き続き利用者の利便性が高い場所を中心に、充電設備の整備を進めていく方針です。
EVカーシェアの普及促進
兵庫県尼崎市は、2022年に「公用車を活用したEVカーシェア事業」をスタート。株式会社トヨタレンタリース兵庫と連携した取り組みです。
この事業は、平日は公用車として使用されるEVを、使用しない休日は市民に広く活用してもらうことで、EVの魅力を体験してもらうことを目的としています。
採用車種は、超小型EV「C+pod(シーポッド)」。トヨタ自動車が提供するモデルで、身近な移動にピッタリな二人乗りの自動車です。買い物や観光などに活用できるので、今後の動向にも注目です。
日産自動車との取り組み
兵庫県西宮市は、2023年4月に日産自動車が取り組む「ブルー・スイッチ」と連携協定を締結。ブルー・スイッチは、全国の自治体や企業・団体など、さまざまなパートナーと連携し、災害時にEVを活用して支援を行うプロジェクトです。
当協定では、市内で災害が発生した場合の大規模停電を想定し、携帯通信端末への充電など避難所における電力供給源を確保することを目的としています。万が一災害が発生した際は、日産の販売会社の店舗に配備しているEVを移動式電源として使用可能です。
2023年2月時点でパートナー数は200件を超え、今後の動向にも注目が集まっています。
兵庫県で利用できるEV補助金
兵庫県では2023年度の個人向けEV補助金は行われていません。
一方で、CEV補助金や、各市区町村が独自に交付する補助金などは用意されています。兵庫県にお住まいの方が利用できる補助金についてみていきましょう。
兵庫県が交付する補助金
前述した通り2023年度は、個人用の補助金は行われていません。ただ、事業者向けの購入補助金や設備導入補助金が、用意されています。
主な内容は、以下の通りです。
補助金制度の名称 | 補助金制度の内容 |
次世代自動車導入補助事業 | EV、FCV購入費用を補助する制度 |
水素ステーション整備費補助事業 | 中・大規模水素ステーションの整備に要する経費の一部を補助する制度 |
国が交付するEV補助金
EV(小型・軽EV含む)、FCV、PHV、超小型モビリティ、ミニカーの五つの車種を対象としているCEV補助金。種別ごとの補助金は以下の表をご覧ください。
種別 | ベース | 条件付き |
EV | 上限65万円(小型・軽EVは45万円) | 上限85万円(小型・軽EVは55万円) |
FCV | 上限230万円 | 上限255万円 |
PHV | 上限45万円 | 上限55万円 |
超小型モビリティ | 25万円(定額) | 35万円(定額) |
ミニカー | 20万円(定額) | 30万円(定額) |
対象車両が下記2点の条件を満たしている場合は「条件付き」の上限が適用され、条件を満たしていない場合は「ベース」の上限が適用されます。
- 条件1 : 外部給電機能としてのV2Xに対応、または1,500W車載コンセント装備を有していること。
- 条件2 : 購入車両が「省エネ法トップランナー制度」の対象車両(型式指定自動車)であること。
車両の種類や価格帯に応じて、補助額が異なる点は注意が必要です。申請期間は、原則初度登録日から一か月以内かつ、残高による受付終了までです。最新情報は、経済産業省が公開する情報をご確認ください。
兵庫県内の各市区町村が交付するEV補助金
兵庫県内にお住まいの方は、各市区町村が実施しているEV補助金を利用することもできます。例えば2023年度であれば、以下のような補助金を用意している自治体がありました。
自治体名 | 補助金制度の名称 | 補助金制度の内容 |
加西市 | 加西市電気自動車等導入補助金制度 | EV、PHC購入費用やV2Hの設置費用を補助する制度 |
姫路市 | 個人向け次世代自動車導入助成補助金 | EV、FCV購入費用を補助する制度 |
補助金制度の詳しい内容については、次世代自動車振興センターの公式サイトをご覧ください。ただし、掲載内容は最新情報とは異なる可能性があります。そのため実際に申請を行う際は、必ず各地方自治体の公式ウェブサイトを確認しましょう。
カースモーラちゃんのまとめ
2023年度は、兵庫県が交付する個人用のEV補助金は、残念ながら実施されていないの。国の支給するCEV補助金や各市区町村独自の補助金が用意されている場合があるよ。
申請する際は、利用条件があるから注意してね。
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