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電気自動車(EV)メリットと、今までの車との構造の違いとは
公開日:2024/03/12更新日:2024/02/01
ガソリンを使用せず、環境に優しい選択肢として人気を集めるEVですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?この記事では、EVが持つさまざまなメリットに焦点を当てつつ、ガソリン車との構造的な違いをわかりやすく説明していきます。
目次

カースモーラちゃんのPICK UP
- EVは排気ガスが出なかったり、騒音が少なかったり、環境に優しい車なんだ。
- EVはガソリン車に搭載されているエンジンなどのパーツがないんだ。
- パーツ総数もガソリン車と比べて少なくて済むんだよ。
従来のガソリン車に比べてEVはどんなメリットがあるのだろう?

EVは従来のガソリン車と比べた時に、たくさんのメリットが存在しています。
地球環境に優しい
走行時にCO2やその他の排気ガスを一切発生させないことは、EVの最大の特徴と言っても良いでしょう。EVは化石燃料を燃焼させずに、電気エネルギーでモーターを駆動させることによって走行します。
そのため、排気ガスによる大気汚染を起こさず、環境に優しい車両として注目されています。さらに、EVの電力は再生可能エネルギー源から得ることが可能で、これにより車両のライフサイクル全体を通じてカーボンニュートラル(温室効果ガスの正味排出量がゼロ)へ貢献することができるのです。
走行中だけでなく、EVの製造過程や電力の発電過程でも、できる限り再生可能エネルギーを利用することにより、自動車の環境負荷を最小限に抑えることができます。また、電気はガソリンに比べてエネルギーコストも低いため、地球環境だけでなくお財布にも優しい点も嬉しいポイントです。
振動・騒音が少ない
EVは従来のガソリン車と比べて、振動や騒音が少ない点も特徴です。その理由は、騒音の大元であるエンジンが搭載されていないこと。ガソリン車の場合、シリンダー内部で燃料と空気の混合気を圧縮し、さらに着火、爆発させることでエネルギーを得ています。
一方でEVの場合は、電気でモーターを回転させることにより動力を得るため、ガソリンのような燃焼のプロセスがありません。そのため、ガソリン車と比べて振動や騒音が発生しづらいのです。
操縦性が高い
ガソリン車と比べて、EVには操縦性が高いというメリットも。その理由は、部品配置の自由度の高さにあります。
ガソリン車の場合、エンジンの位置が決まれば、トランスミッション(変速機)やドライブシャフト(推進軸)などの重い部品の配置が自ずと決まってしまいます。
一方EVには、そもそもトランスミッションやドライブシャフトといった部品が必要ありません。そのためバッテリーやモーター、パワーコントロールユニットなどの主要部品の配置を変更しやすく、結果として、操縦性に関わる理想的な重量バランスを実現しやすいと言われています。
補助金や税制優遇がある
EVの購入時には、補助金や税制優遇を受けられる場合があります。例えば、一定の条件を満たしたEV購入時に利用可能なCEV補助金、自動車重量税対象の「エコカー減税」や「環境性能割」などが挙げられます。
こうした各種制度を上手に利用することで、EVをお得に手に入れることができる可能性も。補助金の申請や税制優遇の適用には一定の条件等があるものの、丁寧に準備すれば、専門知識のない方でも問題なく利用できます。
EVの構造は今までの車とどう違うんだろう?

見た目こそ従来車と大きな違いがないEVですが、その構造は大きく異なります。どのような点が従来のガソリン車と異なるのか、簡単にご紹介しましょう。
ボディとシャーシ
EV、ガソリン車問わず車の構造は、主にボディとシャーシと呼ばれる二つの主要部分から成り立っています。
- ボディ:ボディは乗員や荷物を運ぶための箱状の構造物です。安全性、快適性、デザインの面で重要な役割を担い、自動車の外観を形成しています。ボディは乗員を保護し、さまざまな気象条件から守ってくれます。EVでも、このボディの構造はガソリン車と大きく変わりません。
- シャーシ:シャーシは車輪を含む走行装置で、自動車の基盤となる部分のこと。シャーシにはサスペンションが含まれ、道路からの振動や衝撃を吸収して乗員の快適性を保つ役割があります。
EVでは、このシャーシには後述する「パワートレイン」が組み込まれますが、パワートレイン以外の構造はガソリン車と基本的に同じです。
圧倒的に少ない部品数
EVとガソリン車の間の最大の違いは、パワートレインの構造にあります。パワートレインとは、エンジンで発生したエネルギーを駆動輪に伝える装置全般のこと。
EVのパワートレインは主に「モーター」「コントローラー」「駆動用バッテリー」の三つ。EVは、ガソリン車のような内燃機関を持ちません。代わりに、バッテリーから供給された電力でモーターを回転させ、さらにコントローラーがバッテリーの電力を調整することで出力を制御します。
また、EVはガソリン車に見られるエンジンやトランスミッションなどの複雑な部品を持たないため、部品点数が少ない点も大きな特徴です。ちなみに、ガソリン車の部品数が3〜10万点程度であるのに対し、EVはおよそ1〜2万点程度。
従来の車と比較すると非常にシンプルな構造のため、整備頻度が少なく、メンテナンス費用の削減にもつながります。
EVと比較するとFCV、PHV、HVは複雑な構造に
燃料電池自動車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)は、EVに比べて構造が複雑です。
- FCV:水素を燃料として電気を生成し、電気モーターを駆動させます。FCVは、水素タンクと燃料電池スタックを搭載しており、走行中に水蒸気のみを排出します。
- PHV:HVの機能に加えて、外部電源からバッテリーを充電する機能があります。これにより、EVとしての長い電動走行距離と、ガソリンエンジンによる長距離走行の両方が可能です。
- HV:内燃エンジンと電気モーターの両方を搭載しています。このシステムでは、エンジンとモーターが効率的に動力を提供し、燃費を改善します。
これらの車種は、エンジンやモーター、バッテリー、充電システムなどの異なるコンポーネントを統合する必要があるため、EVに比べて構造が複雑になってしまうのです。

カースモーラちゃんのまとめ
でも今までの車の作り方とは異なるから、整備する人にもさまざまな知識が必要になってくるかもしれないね。環境に優しいEVの構造を知ることで、EVがもっと身近に感じられると良いな。
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