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保守層向けセダンの再来にあらず!新たな価値観へ挑戦し、燃料電池車(FCEV)を設定した新型トヨタ クラウンセダンを発売
公開日:2023/11/07更新日:2023/11/07
目次
燃料電池車(FCEV)も設定された、新型クラウン(セダン)
新型クラウンセダン Z[FCEV]
トヨタは11月2日、新型クラウン(セダン)を発表、同日から注文の受付を開始し、11月13日の発売を予定している。
クラウンの「革新と挑戦」というDNAを引き継ぎつつ、ユーザーの多用な価値観やライフスタイルに寄り添うべく、セダンありきではなくセダンとSUVが融合した第1弾としてクロスオーバーからデビューした、新しいクラウン。
だからこそ原点に立ち戻り、クラウン本来の「型」である今回のセダンが、快適な乗り心地、上質な走り、ショーファーニーズを満たすくつろぎの空間を創出し、正統派セダンを再定義する新スタイルで誕生。
パーソナルにもビジネスにも応える新たな価値観「ニューフォーマル」へ挑戦、セダン再発見を感じさせるとともに、ハイブリッド車(HEV)に加え燃料電池車(FCEV)も用意、多様なニーズに応える選択肢を増やしつつ、フラッグシップでも水素社会の実現を目指す。
クラウンFCEVの主なポイント
新型クラウンセダン Z[FCEV]インテリア
新型クラウンセダン Z[FCEV]インテリア
今回クラウンに初設定されたFCEVは、フラッグシップモデルにHEV以外の選択肢を示し、カーボンニュートラルの実現に貢献しながら多様なニーズに応えることで、「ニューフォーマル」という新たな価値観へ挑戦する一環とも言える。
パーソナルでもビジネスでも、快適な乗り心地と上質な走り、ロングホイールベースとワイド化されたボディでゆとりや優れた乗降性を実現するなど、ショーファーニーズを満たす後席空間や、癒しを感じる間接照明など大人の感性を満たすインテリア。
そんな特徴を持つフラッグシップに、FCEVという新世代の選択肢が与えられたところにも、新型クラウン(セダン)の意義がある。
クラウンFCEVの概要
新型クラウンセダン Z[FCEV]高剛性ボディ
新型クラウンセダン Z[FCEV]高性能FCシステム
新型クラウン(セダン)の中でも、FCEVとしての概要は以下。
HEVと並んで多様なニーズとカーボンニュートラルに応える、FCEVの高機能FCEVシステムは、走行中に一切CO2を排出しない電動車で、地球環境やエネルギーセキュリティに貢献できて、多様なエネルギーから製造可能な水素を燃料としている。
アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びて走りの楽しさを実現するFCEVならではのパワフルな加速性能に加え、環境配慮面だけでなくモーター駆動ならではの静粛性など乗り心地は、ショーファーカーとしての価値も高い。
3本の高圧水素タンクと燃料電池からなる高性能FCシステムはMIRAIと同じもので、約820km走行可能な水素充填に要する時間は1回あたりわずか3分。
また、HEV仕様にはないFCEVのみの特徴として、大出力の電力を、接続された外部給電器から住宅や電気製品に供給可能。
車内2カ所のAC100V/1,500Wアクセサリーコンセントから電気製品を利用可能で、走行中のみならず車両が停止中でも非常時給電システムとして機能するのは、FCEV、HEVともに共通だ。
販売概要
月販基準台数 : 600台/月
生産工場
トヨタ自動車(株) 元町工場
メーカー希望小売価格(消費税込み)
パワートレーン | 駆動 | 価格* | |
Z[FCEV] | 第2世代FCシステム | 後輪駆動 | 830万0,000円 |
Z[HEV] | 2.5L マルチステージハイブリッドシステム | 後輪駆動 | 730万0,000円 |
*沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない
KINTO
サブスクリプションサービス「KINTO」(個人・法人)でも、11月9日(木)から新型クラウン(セダン・HEV)の取扱いを開始する。
自動車保険(任意保険)や自動車税、メンテナンスなど、カーライフにかかる諸費用を含めた月々定額の料金を支払うことで車両を利用する仕組みのKINTOでは、販売店以外にオンラインでも見積もりから契約までの一連の手続きに対応している。
納期などの詳細は、申込みの受付を開始する11月9日(木)から以下に掲載予定だ。
https://kinto-jp.com/kinto_one...
なお、KINTOではクラウン(エステート)についても取扱いを予定している。
このブランドについて
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TOYOTA
トヨタ
常に世界の最多生産台数を争い、日本のみならず世界を代表する自動車メーカー、トヨタ。多くの日本車メーカーと深い関わりを持ち、グループ全体で超小型車からバス・トラック、産業車両まで網羅したフルラインナップ・メーカーであり、近年は実用性やコストパフォーマンスのみならず、スポーツ性など走る楽しみにも力を入れています。世界初の量販ハイブリッドカー「プリウス」から電動化技術では最高の蓄積を持ち、自動運転技術の実用化、新世代モビリティと都市生活の在り方を模索する「ウーブン・シティ」へ多大な投資を行う一方、電動化だけがエコカー唯一の選択肢ではないというスタンスも崩さず、死角のない全方位戦略が現在の特徴です。