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電気自動車(EV)リースのメリットは?国内企業のサービス内容も

EV(電気自動車)の普及を後押しする数多くのサービスの中でも注目されているのが、EVのリースサービス。近年、世界的にもガソリン車からEVへの移行が進んでいますが、車両価格はまだまだ高価格です。

そのため、初期費用がかからないカーリースでEVを試したいと考えている方も多いかもしれません。今回は、日本国内のEVリースサービスを複数ピックアップして、それぞれのサービス内容をまとめています。

目次

  1. カーリースでEVに乗るメリットって何?
  2. どんなリースサービスがあるの?

カーリースでEVに乗るメリットって何?

カーリースでEVに乗るメリットって何?

カーリースでEVに乗ることは、コスト面や利便性の点で多くのメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

コストを抑えられる

カーリースの利用料金には、原則として税金やその他の維持費も含まれています。車検やメンテナンス費用も定額化されることで、維持費の管理も容易になるはずです。


また、ガソリン車と比較して燃料費が格段に安いことはEVの大きな強みです。EVは電気で走るため、ガソリンやディーゼル燃料にかかる費用に比べて、燃料コストを大幅に削減できます。

バッテリー劣化を気にせずに済む

カーリースの場合、メンテナンスパック等に加入していれば、バッテリーの劣化を気にすることなく利用できる点も大きなメリットです。マイカーの場合、定期的なバッテリー状態のチェックを行う必要がある上に、状態次第では交換が必要になることもあります。


高額なバッテリーの交換費用は、所有者にとって大きな負担となり得ます。一方、カーリースを利用する場合、契約満了時に単に車両をリース会社に返却するだけ。


バッテリーの状態に関する心配や、交換費用のことを考える必要もありません。

補助金が交付される&申請手続きが楽

リース会社を通じて、EV関連の補助金を受けることも可能です。その場合、リース会社が補助金の申請を行うため、個人が直接手間や時間をかける必要はありません。


面倒な書類を自力で作成することなく、EVの購入やリースにかかる費用を抑えることができます。ただし、補助金の提供は国の予算に依存しているため、上限に達した場合は、締切よりも早く申し込みを終了する可能性もあります。申請のタイミングには十分注意しましょう。


ちなみに、自治体によっては、国の補助金に加えて独自の補助金制度を提供している場合もあります。特定の条件を満たす場合に追加の支援を受けることができるため、事前に情報を収集し、利用可能な補助金を最大限に活用するのがおすすめです。

どんなリースサービスがあるの?

どんなリースサービスがあるの?

現在国内にはさまざまなリースサービスが存在しています。その中からいくつかの例をご紹介しましょう。

コスモのEVリースサービス

コスモのEVリースサービスである「コスモMyカーリース」にあるEVプランは、マイカーと同じようにEVを選び、利用できるサービス。「コスモMyカーリース」は、車検やメンテナンス費用が利用料金に含まれている点などが注目されています。


なおEVのリースに関しては、EVを対象とした補助金も適用されるので、普通自動車よりも安くリース車に乗れるのもメリットです。


利用可能車種・料金(税込)

特徴

  • 三菱自動車eKクロス EV:32,890円〜
  • 日産サクラ:32,890円〜
  • 補助金の利用可能
  • 補助金の申請はリース車が対応
  • コスモMyカーリース取扱店舗で車種・グレードを選ぶだけで見積もりを出してもらえる

情報出典:コスモ|コスモのEVリース

三菱のEVリースサービス

三菱には、個人向けのEVリースサービスである「ピタクル for E」があります。


コスモのEVリースと比べて対応車種が豊富で、利用料金を抑えた車種もあるので安くEVに乗りたい方におすすめです。


契約の流れは、車種を選択のうえ契約書類に署名・捺印するだけ。


利用可能車種・料金(税込)

特徴

  • 日産サクラ:36,190円〜
  • 日産リーフ:55,000円〜
  • 三菱自動車eKクロス EV:35,310円〜
  • 三菱アウトランダーPHEV:65,010円〜
  • 三菱エクリプスクロスPHEV:50,380円〜
  • トヨタプリウスPHV:65,230円〜
  • ホンダe:73,040円〜
  • 頭金0円で利用可能
  • 支払い金額は月々定額で固定
  • CEV補助金の対象になるため、EV最大85万円、軽EVであれば最大55万円の補助

情報出典:三菱|ピタクル for E

オリックスのEVリースサービス

オリックスでは、全国どこからでもインターネットで申し込めるリースサービス「カーリース・オンライン」を提供しています。


インターネットから、以下の流れで簡単に契約することができます。


  1. 車種を選択して申し込む
  2. 必要事項を入力してリース審査を受ける
  3. 審査結果がメールで届く
  4. オリックスから郵送されたリース契約書に署名・捺印のうえ返送する
  5. 納車手続きをする
  6. 自宅へ納車される


オンラインで申し込みから納車まで完了する点は「カーリース・オンライン」の強みと言えるでしょう。


利用可能車種・料金(税込)

特徴

  • 日産サクラ:29,920円〜
  • 三菱自動車eKクロス EV:30,030円〜
  • 日産リーフ:47,740円〜
  • ホンダe:63,910円〜
  • 来店ではなくインターネットでの申し込み可能
  • CEV補助金の適用で最大85万円の補助
  • 契約満了時に返却する場合は契約時の残存価格と車両売却代の差額精算が発生

情報出典:オリックス|カーリース・オンライン

エネオスのEVリースサービス

エネオスではEVも対象とした「新車サブスク」を提供しており、リースで新車のEVに乗ることができます。


Webで仮見積もりを取ってからENEOSに来店し、店頭で申し込みを行えば利用可能。


国内でも販売台数の多い車種がラインアップされているため、初めてEVに乗る方でも安心です。


利用可能車種・料金(税込)

特徴

  • 日産リーフX:53,900円〜
  • 日産サクラ:33,220円〜
  • 三菱自動車MINICAB-MiEV:32,780円〜
  • 三菱自動車eKクロス EV:33,220円〜
  • 月額定額で手続き・車検もコミコミ
  • 補助金の適用で最大140万円の補助
  • 走行距離や契約年数に応じたプランを用意

情報出典:エネオス|新車のサブスク

ニコノリのEVリースサービス

ニコノリのEVリースサービスは、全国どこからでもオンラインで契約できるのが強みです。EV補助金の対象となるだけでなく、ボーナス併用払いなど月額料金の支払いプランが豊富な点も特徴。


ベースとなる利用料金も安めで、車種も豊富であるため初めてEVに乗る方はもちろん、リースサービス自体が初めての方にもおすすめです。


利用可能車種・料金(税込)

特徴

  • 三菱自動車eKクロス EV:26,510円〜
  • 日産サクラ:26,510円〜
  • 日産リーフ:43,010円〜
  • 三菱自動車MINICAB-MiEV:26,290円〜
  • マツダMX-30:50,820円〜
  • 日産アリア:56,980円〜
  • 月々の利用料金は定額
  • ボーナス併用払いの利用でベースとなる金額を安くすることが可能
  • 補助金の対象
  • 自宅からオンラインで申し込み可能
  • 国産の全メーカーから選択可能

情報出典:ニコノリ|EVリース

カースモーラちゃんのまとめ

日本では、さまざまな企業がEVを対象にしたリースサービスを展開しているんだ。購入を検討する場合はなかなかハードルが高いけれど、リースなら手軽にEVを利用できそうだね。

どの企業も、契約までの流れがスムーズで、車種が豊富なところも多いから、どんなEVに乗るか迷っている人もぜひ使ってみてね。リースサービスをきっかけに、日本でEVに乗る人がもっと増えてくれたら嬉しいな。

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