ソニー・ホンダモビリティ、EV「AFEELA」第1弾・第2弾の発売中止を発表【解説】

ソニーグループとホンダの合弁会社ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は3月25日、EVブランド「AFEELA(アフィーラ)」の第1弾モデル「AFEELA 1」および第2弾モデルの開発・発売中止を発表した。あわせて、ソニー・ホンダ・SHMの3社でSHMの事業方針を見直す。背景には、ホンダが3月12日に公表した四輪電動化戦略の見直しがある。

そもそも「ソニー・ホンダモビリティ」とは


ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は、ソニーグループとホンダが2022年9月に設立した合弁会社だ。両社の技術や知見、開発力を融合し、高付加価値なモビリティの開発・販売や、モビリティ向けサービスの提供を目指して取り組みを進めてきた。その中核として開発されていたのが、先進的なソフトウェアやエンターテインメント機能を特徴とするEVブランド「AFEELA」である。


今回、何が発表されたのか


SHMは3月25日、第1弾モデル「AFEELA 1」と第2弾モデルの開発・発売を中止すると発表した。あわせて、ソニー、ホンダ、SHMの3社で、SHMの事業方針そのものを見直すことを決めている。つまり、特定の車種だけでなく、合弁会社の進め方全体を改めて検討する段階に入ったことになる。


なぜ中止に至ったのか


直接のきっかけは、ホンダが2026年3月12日に発表した「四輪電動化戦略の見直し」だ。これはEVを取り巻く市場環境の変化を受けたもので、これによりホンダからSHMへ提供される予定だった技術やアセットの活用など、SHMの事業展開に関わる重要な前提条件に大きな変化が生じた。前提が変わったことで、これまでの計画のままでの製品化が難しくなった、という流れである。


今後はどうなるのか


SHMの今後について、3社はEVを取り巻く最新の市場環境を踏まえ、合弁設立の主旨に立ち返り、中長期的なSHMのあり方やモビリティの進化への貢献の可能性、事業の方向性を協議・検討するとしている。方針が明確になり次第、なるべく早いタイミングで公表する方針だ。EV市場の変化が、有力な合弁事業の計画にも影響を及ぼした事例として注目される。


出典:Honda 企業情報サイト ニュースリリース(2026年3月25日)

新着記事