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日産リーフEV車に乗り始めて6年目!購入に至った経緯やポイントを解説

近年は電気で走行する電気自動車(EV)が注目されています。CO2を排出しない環境に良い車として、日本でも販売車種が増えてきました。ただし、ガソリン車ほど乗る機会がないため「どんな人にEV車がおすすめなの...?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

そこで今回は、日産リーフEV車に乗り始めて6年目の静岡県浜松市在住のけんごさん(49歳)に、購入に至った経緯やポイントを聞いてみました。EV車に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. EV車の購入に至った経緯とポイントは?
  2. 購入した車種と内容
  3. EV車に6年乗って感じたメリット・デメリット
  4. 車内(内装デザインや機能性)
  5. 電源をONにしてみる
  6. 次も買い替えるのであればまた電気自動車にしたいのか?
  7. まとめ

EV車の購入に至った経緯とポイントは?

けんごさんは前の車が壊れたタイミングで、EV車の購入を考えたそうです。


EV車の購入を決意したポイントは、下記の3つです。


・家を建てた際に、オール電化&ソーラーパネルをつけていた
・中古は150万円ほどの安い値段でEV車を購入できた(6年前)
・職場まで40km近く走るからガソリン代より電気のほうが安い


けんごさんは特にガソリン車またはEV車にするか、車種はどれにするかなど迷ったとのことです。その後YouTubeやWebサイトを見て、本体代や月の走行距離などを調べてから購入しました。


新車のEV価格相場は、400万円〜600万円前後と高い傾向です。ただし中古車を選んだことで、150万円前後の安価で購入できました。


毎日そこまで走らない方であれば、ガソリンの方が安くなる場合もあります。オーナーの場合は毎日のように40kmと長い距離を走るので、燃料代が節約可能です。


たとえば走行距離を年間1万km走った場合の燃料代は、それぞれ下記のとおりです。


・EV車:約1,666kWh×31円=51,646円
・ガソリン車:約666L×165円=109,890円


このように、EV車はガソリン車に比べて約2倍ほどの走行コストが節約できます。家にソーラーパネルがあって毎日のように車を運転する方は、維持費が安いEV車に乗り換えるのがおすすめです。

購入した車種と内容

購入した車種と内容

けんごさんが購入した車種と内容は下記のとおりです。


車種リーフ ZAA-AZE0(日産)
乗員定員5人
満充電(0%近くから)約10時間
満充電時の航続距離228km

走行中にCO2をまったく排出しない電気自動車のリーフは、大人5人がゆったりと乗ることができます。


取材したオーナーのリーフはバッテリー容量が30kWなので、バッテリー残量がほぼ0kWの状態から3kWで充電した場合、100%(30kW)まで約10時間かかります。満充電時の航続距離は228kmと街乗りで困ることはありません。


仕事で車を毎日のように一定の決まった距離を走らせる方は、EV車に乗り換えてみると良いでしょう。

EV車に6年乗って感じたメリット・デメリット

けんごさんがEV車に6年乗って感じたという、メリットとデメリットを紹介します。

メリット

EV車のメリットは下記の2つです。


・街乗りに向いている
・ガソリン車に比べて維持費が安い

車を街乗りによく使用する方は、EV車が向いているとのことです。


少しずつ普及してきているEV車ですが、まだまだ充電スタンドは足りていません。全国のガソリンスタンド数27,963件に対して、EV向け充電スタンドの合計数は21,387件となっています。(2024年5月27日現在)


参考:経済産業省


参考:EV充電スタンド情報サイト


EV車は、旅行や長距離移動の使用に向いていません。なぜなら充電スポットの確認が大変だったり、外で行う充電は1時間約70円〜150円(家のソーラー充電は1時間約20〜30円)と高くなったりするそう。そのため、職場が近い会社員の方や買い物にでかける主婦の方がEV車の購入に向いているとのことです。


またEV車は燃料代が節約できるだけでなく、車検時のメンテナンス料も安くなります。たとえば、ガソリン車でかかるバッテリーやエンジンオイルの交換費用は、EV車なら必要ありません。


さらにEV車は、下記2つの税金面もお得です。


・自動車重量税:新車登録時と初回車検時が免税(100%軽減)
・自動車税:新車登録年度の翌年度分が75%軽減
(静岡県浜松市)


新車登録年度の翌年度分のみ、自動車税は25,000円(令和元年10月1日以降に初回登録を受けたもの)から6,500円となります。自動車税は所有する車の排気量によって決まるため、走行時にCO2を全く排出しないEV車は1番下の区分です。


少しでも車の維持費を抑えたい方は、EV車を検討してみてください。

デメリット

EV車のデメリットは、下記の3つです。


・新車が高い
・長距離に向いていない
・6年乗るとバッテリーが100%から60%まで劣化する


EV車の新車価格の例は、下記のとおりです。


車種車両本体価格
日産 サクラ254.9万円
日産 リーフ408.1万円

軽自動車の平均価格は、約140万円といわれています。軽EVのサクラとは約100万円ほどの差です。普通車の場合も、多くは200万〜300万円といわれています。日産リーフとは約200万円ほどの差があります。


リチウムイオンバッテリーの製造過程に希少金属(コバルトなど)が必要なため、EVの生産コストは高いです。


また車で長距離移動をする方は、ガソリン車やハイブリット車が向いています。外の充電スポットを使用すると、ガソリン代より高くなってしまうケースがあるからです。たとえば近場用に電気自動車を1台、長距離用にガソリン車と2台を所有すると良いでしょう。


日々EV車を使用することで、バッテリーが弱くなるのもデメリットです。去年まで充電をしないで行けていた場所も「今年は充電しないと残量がなくなりそう...。」と気になってしまうということです。ただし、走りや機能面に関してはまったく問題ないそう。


街乗りの維持費を抑えて旅行時のグレードをアップさせたい方は、車を2台もちにして短距離用のEV車と長距離用のガソリン車で分けると良いでしょう。

車内(内装デザインや機能性)

車内(内装デザインや機能性)

ここでは、車内の内装デザインや機能性などを紹介します。

充電残量やバッテリー劣化状態を示すもの

充電残量やバッテリー劣化状態を示すもの

上記の写真のとおり、設定で充電残量を表示可能です。右のメモリを見てみると、赤が2メモリと白が5メモリで合計7メモリが表示されています。これはSOHと呼ばれる、バッテリーの劣化状態を示すものです。


生産された時点では12メモリありましたが、7メモリまで劣化しています。そのため、新車時は200km以上だったのが、現在は最大で130kmほどしか走れないそう。


画像右側に、電気が残り50%で約70km走れると表示されています。これは車で目的地点に移動する際の目安になっているとのことです。

トランクの積載量

トランクの積載量

トランクは底が深くなっているので、基本的な靴や傘などの荷物はラクラク乗せられるとのことです。スキーに出かけるときや、ゴルフにでかけるときなどに荷物が入らない心配もないでしょう。


「EV車のトランクってどれくらい荷物乗るの?」と気になる方は、上記の写真を参考にしてみてください。

電源をONにしてみる

一般的なガソリン車と異なる部分はほとんどありません。ブレーキペダルを踏んでスタートボタンを押すと電源もONになります。


しかし、ガソリン車に比べると車内はとても静かで振動もほとんど発生しないのが特徴でした。


たとえば、会話や音楽を楽しみながらドライブしたい方は、EVならではの静かな空間に居心地が良いと感じるでしょう。一方でガソリン車ならではのエンジン音を楽しみたい方には、静かすぎると感じてしまうかもしれません。

次も買い替えるのであればまた電気自動車にしたいのか?

けんごさんは次も電気自動車がよく、車種は日産リーフの新しい型にしたいとのことです。最初は軽自動車が良いなと思っていたのですが、6年乗った今は普通車のほうが居心地が良くなってしまったそう。


また仕事で毎日のように車を使用しているので、ガソリン代より維持費を抑えられるのが大きいとのことです。


ガソリン代は年度によって130円〜160円などと変動が大きいので、比較的安定している電気代は精神的にも良いでしょう。

まとめ

今回は、日産リーフEV車に乗り始めて6年目の方に、購入に至った経緯やポイントを聞いてみました。


まとめるとメリット・デメリットはありますが、次も電気自動車の日産リーフ(新型)にしたいとのことです。


電気自動車はバッテリーやエンジンオイルの交換が必要ない分、維持費を節約できます。車を毎日のように街乗りで使用している方は、電気自動車への乗り換えがおすすめです。


この記事でEV車が気になる方は、お持ちの車で月の走行距離を確認してみてください。

著者プロフィール

【堀川 嵩矢】静岡県浜松市在住のフリーランスライター。車と新しいものが好きなことから始まった電気自動車サイトでの執筆は、体験系やインタビュー系などと多岐に渡ります。車に関する記事は、4社の企業さまから継続案件をいただき活動しています。車のライト専門記事が多いものの、さまざまな面から電気自動車を勉強中。今後の目標は、ユーザーのEVへの新たな課題や悩みに寄り添いながら、不安を解消していくことです!

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