日産、地域のレジリエンス強化と脱炭素化を推進すべく、穴吹工務店と連携協定を結ぶ

公開日：2024/02/08更新日：2024/02/08

日産は、穴吹工務店、日産プリンス香川販売と連携協定を結び、EVを通したサステナブルな環境対策や地域の防災強化で協力すると発表、穴吹工務店の常設マンションギャラリーへ日産プリンス香川販売からもEVを貸与して非常時の防災拠点とするほか、EV普及促進のためマンションへ充電インフラ整備し、日産も協力する。

3社の連携協定と、そこに至った経緯

連携を結んだ日産、日産プリンス香川販売、穴吹工務店

日産は2024年2月8日、穴吹工務店と日産、日産プリンス香川販売の3社が「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結したと発表した。

これまで、地方での交通課題やエネルギーマネジメント、脱炭素、観光、災害対策といった地域課題に、日本でも早くから販売してきたEVに関するネットワークやノウハウを活かした日本電動化アクション、「ブルー・スイッチ」での社会変革に、日産は取り組んでいる。

住む人がワクワクするようなまちづくりと、人、クルマ、自然が共生する地域社会の発展に、EVの普及やSDGsを達成したゼロ・エミッション社会の実現を通して貢献するため、全国の企業や自治体とともに活動してきた。

一方で、原則として「ZEH-M Oriented（ゼッチエムオリエンテッド）」基準以上の仕様を満たすマンションを提供し、快適で健康な暮らし、脱炭素化の実現に、住宅関連事業を通じて目指してきたのが穴吹工務店。

同社はサステナブルな取り組みとして、電力需給契約者、かつ残期間が6カ月以上で電力需給契約の切り替えが容易な、自社施工の建設現場やマンションギャラリーなどで使用する電力を、2022年から随時、100%再生可能エネルギー由来に切り替えるなど環境への配慮を積極的に推進してきた。

こうして環境に対しサステナブルな取り組みを推進してきた両社が、互いに賛同したことで、今回の協定締結に至ったという。

両社は環境・災害対策など今回の協定に基づき、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向けて共創するため、EVの積極的な活用による脱炭素化の推進、美しい自然環境の保全に取り組んでいく。

「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」の概要

日産と穴吹工務店の架け橋となるのがEVで、穴吹工務店が開発するマンション等へ充電インフラ整備を推進するのに、日産から必要な情報の提供を受け、EVの普及を推進する。

さらに穴吹工務店が香川県で開催する、環境意識向上、EV普及啓発、防災広報活動イベントなどへ、日産と日産プリンス香川販売が、EVの展示など必要に応じて協力していく。

穴吹工務店は高松市内に「サーパスプラザ」というギャラリーマンションを常設しているが、その周辺で災害による停電発生時、穴吹工務店のEV社用車だけでなく、日産プリンス香川販売からもEVを貸与し、2台で地域住民への給電スポットを提供するという。

そこではスマホへの充電、電子レンジや電気ポットの使用により、地域の防災拠点を目指す考えだ。

First Contact Nissan Technology

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」

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