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レクサスRZ450e(奥)と、新たに追加されたFWD車のRZ300e(手前)

レクサス、バッテリーEV専用モデル「RZ」を一部改良、FWD車「RZ300e」追加とLEXUS Electrified Programの拡充も発表

レクサスが従来はAWD車RZ450eのみだった初のBEV専用モデル「RZ」へ、新たにFWD車RZ300eを追加、併せてレクサスBEVユーザーのカーライフを豊かにする「LEXUS Electrified Program」の拡充も発表した。

目次

  1. レクサスRZ初にFWD車「RZ300e」の追加と、一部改良
  2. 一部改良で急速充電時間を改善、冷間時のバッテリー暖気性能を向上
  3. レクサス RZ メーカー希望小売価格
  4. 多様なニーズへ応えるべく、LEXUS Electrified Programを拡充
  5. LEXUS Electrified Program提供サービス

レクサスRZ初にFWD車「RZ300e」の追加と、一部改良

レクサスは2023年11月30日、同ブランド初のバッテリーEV(以下、BEV)専用モデル「RZ」へ、FWDモデルの「RZ300e」を追加、それに加えて「RZ」自体を一部改良して発売した。


また、中南米を含む9つの国と地域へもRZを追加導入し、これまで以上のユーザーに選択肢としてBEVを提供するほか、今回のRZ300e追加でBEVブランドへの変革を加速するとともに、ユーザーの多様なニーズに応える、としている。


2005年に初の電動車としてRX400h(当時の日本国内名は「トヨタ ハリアーハイブリッド)を発売して以降、電動化のラグジュアリー市場における先駆者として、優れた走行性能と環境性能の両立を常に追求してきたレクサス。


2019年には電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表し、ユーザーや市場からの多様な要求へ応えながらHEVやPHEVの普及へ努め、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、また電動化技術による基本性能の大幅な進化で、レクサスBEVならではのドライビング体験や、ライフスタイルも提供してきた。


そのレクサスが初のBEV専用モデルとして2023年3月に発売したRZ450eは、2035年から新車販売の全てをBEVにするというブランド変革の起点として、レクサスらしい感性に訴えかける走りとデザインを電動化技術で体現したモデルだ。


今回新たに追加導入となるRZ300eは、それまでRZ唯一のモデルだったAWD車、RZ450e開発時に掲げた“The Natural”というコンセプトを継承した、RZ初のFWD車。


バッテリーやモーターを最適に配置し、理想的な感性諸元、軽量高剛性なボディの素性を実現したBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用したRZ初のFWD車として、RZ300eには新たにリヤサスペンションを開発するなどして、駆動方式を問わない走りのコンセプトにこだわるべく、徹底的に作り込んだ。


また、一部改良では低外気温下での急速充電時間を短縮すべく、急速充電速度の向上に寄与する「電池急速昇温システム」を採用している。

RZ300eは、FWDでも走りのコンセプト”The Natural”を継承

ドライバーの操作に素直に応える乗り味が、RZの走りにおけるコンセプト”The Natural”だが、RZ初のFWDであるRZ300eでもそのコンセプトを追求し、FWD専用サスペンションを新開発するとともに、多様なユーザーのニーズへ応えるべくBEVシステムのエネルギー効率を高め、航続距離を拡大している。

RZ350eのポイント


  • ノイズや不快な振動を抑制し、乗り心地の向上に寄与するFWD専用リヤサスペンションメンバーを新開発。

  • 軽快でリニアな車両挙動のため、FWD専用にコイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーの設定を最適化、車重もRZ450e比で約100kg軽量化。

  • 599kmの航続可能距離(※)を実現すべく、電力ロスの少ないSC素子(シリコンカーバイト)をフロントモーター駆動用インバーターへ採用。
    (※WLTCモード・18インチタイヤ装着車)

RZ300e 主要諸元

全長4,805mm
全幅1,895mm
全高1,635mm
ホイールベース2,850mm
タイヤサイズ18/20インチ
航続距離599km(※)
電費120Wh/km(※)
総電力71.4kWh
急速充電規格CHAdeMO
最高出力(kW[PS])150[203.9]
最大トルク(N・m[kgf・m])266[27.1]
(※WLTCモード・18インチタイヤ装着車)

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    8,200,000円〜(税込)

一部改良で急速充電時間を改善、冷間時のバッテリー暖気性能を向上

駆動用電池充電警告灯点灯からSOC(State of Charge)約80%までのおおよその充電時間

駆動用電池充電警告灯点灯からSOC(State of Charge)約80%までのおおよその充電時間(電時間はあくまで目安の時間であり、外気温や充電器の仕様などの条件により変わる場合がある)

今回の一部改良では、新たに低外気温下で急速充電時間の短縮を可能とする、電池急速昇温システムを採用した。


従来は熱損失の大きかった、空調用ヒーターの発熱を車両フロア下バッテリーへの伝達経路を改良し、冷間時のバッテリー温度を速やかに上げることで充電速度を向上、ユーザーの使い勝手向上に寄与するものだ。

レクサス RZ メーカー希望小売価格

(単位 : 円)
駆動価格(※)(10%消費税込み)
RZ450e“version L”AWD8,800,000
RZ300e“version L”FWD8,200,000
(※北海道地区のみ価格が異なり、リサイクル料金は含まれない)

多様なニーズへ応えるべく、LEXUS Electrified Programを拡充

SANU 2nd Home

LEP(LEXUS Electrified Program)ユーザーへ提供可能なサービスが大幅に拡充された

レクサスでは、ユーザーがBEVとともに過ごす時間をより豊かにするのを目的として、2023年のRZ450e発売とUX300e改良とともに、「LEXUS Electrified Program」(以下、LEP)を開始していた。


今回はプログラムの拡充も図られ、予約可能なレクサス充電ステーションの追加設置、共創パートナーと共に新たなサービスや体験を提供する。


今後も、2024年度には名古屋駅直結、名古屋マリオットアソシアホテルなどが入るJRセントラルタワーズ地下駐車場へレクサス充電ステーションを開設する予定があり、2030年には大阪・福岡など都市部を中心に全国100ヶ所程度の展開を目指す。

LEXUS Electrified Programとは

BEVの本格普及に向け、購入から乗り換えまでの間にユーザーが直面する様々な不安、困りごとをサポートするだけでなく、レクサスならではのサービスや体験を提供するプログラム。


「カーボンニュートラル社会の実現」を目指す様々な共創パートナーと共に、ユーザーが新しい豊かな時間をBEVとともに過ごすため、サービスの拡充を進めている。

軽井沢コモングラウンズに開設した、レクサス充電ステーション

軽井沢コモングラウンズ

軽井沢コモングラウンズ

レクサス充電ステーション

レクサス充電ステーション

LEP加入ユーザー向けの急速充電ステーションは、東京ミッドタウン日比谷へ2023年6月に開設したのに続き、同12月11日には軽井沢コモングラウンズ(長野県北佐久郡軽井沢町長倉 鳥井原1690-1)にも3基の急速充電器設置と、夜間営業(一部時間を除く)を開始した。


最大60日前から事前予約が可能な急速充電施設「レクサス充電ステーション」では、充電の待ち時間も有意義にするべく商業施設などで体験サービスを提供しており、軽井沢コモングラウンズは軽井沢書店 中軽井沢店2Fのコワーキングスペース無料利用、屋外でレクサスオリジナルチェアを広げて自然の中で読書を楽しむ等、充電待ち時間を心地よくすごせるようなサービスが利用できる(※)。


(※軽井沢コモングラウンズの営業時間内)


また、軽井沢コモングラウンズはレクサスの共創パートナーであり、カーボンニュートラル社会の実現、豊かな自然を残していく活動のほか、同施設におけるエネルギーマネジメントの実証実験にも参画している。

株式会社SANUを共創パートナーに、新たなライフスタイルを提案

SANU 2nd Home

レクサスの充電器が設置された、SANU 2nd Home

SANU 2nd Home

都会から自然へと繰り返し通うライフスタイルで心地よい暮らしを提供する

レクサスの共創パートナーである株式会社SANUは、「Live With Nature/自然と共に生きる」をコンセプトに、日本各地の美しい自然の中にある、サスティナビリティを追求した会員制セカンドホーム「SANU 2nd Home」のサブスクリプションサービスを展開中。


モビリティと住まいを連携させたカーボンニュートラルの実現と、人と自然が共生する社会を相乗的に築けるように、「SANU 2nd Home」へ繰り返し通う生活を営む、新たなライフスタイルを提案している。


LEP加入ユーザーは、無料利用可能なレクサスの充電器が順次設置されるSANUの各施設で、BEVでのドライブの楽しさを実感しつつ都市から自然へ、そして自然から五感に訴える心地よい暮らしを体験できる特別宿泊プランを利用可能だ。

ミシュラン星付きレストランへ、LEP加入ユーザー専用席が!

美山荘

美山荘

柏屋 大阪千里山

柏屋 大阪千里山

ミシュランガイドはサステナブルな環境づくりに貢献するレストランを応援しているが、カーボンニュートラル社会の実現を目指すレクサスも共鳴。


LEP加入ユーザー専用席を、ミシュラングリーンスターレストランなどミシュラン星付きレストランへ設け、特別な目的地での上質な時間を提供する。

LEXUS Electrified Program提供サービス

共創パートナー特典内容
軽井沢コモングラウンズ
(レクサス充電ステーション)
  • 軽井沢書店 中軽井沢店2Fのコワーキングスペースの無料利用(最長2時間まで)
  • レクサスオリジナルチェアの貸出し
SANU
  • SANU 2nd Home全拠点に設置するレクサス普通充電器での充電無料サービス(順次設置拡大)
  • SANU宿泊枠の提供(初回の基本宿泊費用を無料で提供)
  • 特別な体験提供(BEV用ギア貸出等)
ミシュランガイドミシュラングリーンスターレストランを中心とする、8つのミシュラン星付きレストランに、LEPに加入するお客様専用のお席を提供(各レストラン毎月1組)
東京 龍吟、レフェルヴェソンス、クローニー、鮨はしもと
京都 美山荘、木山
大阪 柏屋 大阪千里山、Fujiya1935
LEP提供サービスの詳細及び利用条件は、https://lexus.jp/models/bev/experience/を参照

このブランドについて

  • LEXUS

    レクサス

    1989年に設立、2005年から日本でも展開しているレクサスはトヨタの高級車ブランドで、高品質・高性能を武器にかつてはスーパーカーのLFA、現在もスポーツクーペのLCやRC、セダンのLSやES、IS、大型のLXからコンパクトなLBXまで各種SUV、最近では超高級ミニバンLMも販売。大排気量V8エンジンの高性能車から先進的なEVやPHEVまでラインナップし、品質を追求したクルマそのもののクオリティだけではなく、日本メーカーならではの「おもてなし」精神によってディーラーのサービスでも満足度を追求、ラグジュアリーヨットのLY650まで販売し、ユーザーの満足度へさまざまな角度からアプローチしています。

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