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電気自動車(EV)の充電スタンドはどのように利用する?設置場所や料金、注意点とあわせて解説

電気自動車(EV)はガソリン車と異なり、家電製品のように充電して駆動させるのが特徴です。外出時、EV充電スタンドを目にする機会も増えていることでしょう。

EVを運転して外出する際には、目的地周辺のEV充電スタンドの位置を事前に確認することが重要ですが、同時に充電スタンドの使い方も把握しておく必要があるでしょう。

今回は、EV充電スタンドの基本的な使い方や利用料金、主な設置場所について解説します。また、EV充電スタンドを利用する際の簡単な注意点についてもまとめているので、今後EVへの乗り換えを検討している方は、ぜひ今回紹介する情報を参考にしてください。

目次

  1. EV充電スタンドはどうやって使うの?
  2. EV充電スタンドはどんな場所に設置されている?
  3. EV充電スタンドはどんな点に注意して利用すれば良いの?
カースモーラちゃんのPICK UP
  • EV充電スタンドは、指定の充電スペースに駐車したうえで車両に充電ケーブルを挿すことで使用できるよ。
  • 充電カードを作っておくと、通常より安い価格でEVを充電できるんだ。
  • 利用料金は普通充電で約2.5円/ 分、急速充電で約15円 / 分ほどが目安だよ。
  • 設置場所などでEV充電器の利用料金は変動するから気をつけてね。
  • EV充電スタンドは主に、駐車場や道路沿い、住宅街に設置されているよ。
  • スタンドの種類やマナーなど、EV充電を利用するうえでの注意点も理解しておこうね。

EV充電スタンドはどうやって使うの?

EV充電スタンドはどうやって使うの?

EV充電スタンドの基本的な使い方は以下の通りです。


  1. 指定の充電スペースに駐車する
  2. 車両のメインスイッチをオフにする
  3. 充電口開いて充電ケーブルのコネクターを挿す
  4. 充電器に示された手順に従って、充電カードの認証を行う
  5. 充電開始ボタンを押す

また、EV充電スタンドの種類や設置場所、利用料金などの詳細については、各スタンドの提供元や公式ウェブサイト、EV充電スタンド検索サービスを活用することが推奨されています。ちなみに、EV充電スタンド情報サイトの「GoGo EV」や「EV Smart」を利用すれば、目的地や最寄りのEV充電スタンドを簡単に探すことができます。



EV充電スタンドで使う「充電カード」とは?

充電カードは、EVを充電スポットで充電する際に使用できるカードのことで、ユーザーの認証や支払い手続きを円滑に行う役割を果たします。クレジット情報や支払い情報を事前に登録し、加入しているプランに基づいて月額や年額の支払いを行うことで、充電スポットでの充電サービスを利用することが可能です。


充電カードには、どの車種のオーナーでも加入できる一般的なタイプと、特定の自動車メーカーのオーナー限定で利用できるタイプの二種類が存在します。充電カードを持っていない場合でも利用可能な充電器もありますが、充電カードを使用することで、充電スポットの利用がより便利かつスムーズになることが多いでしょう。

EV充電スタンドの利用料金は?

EV充電スタンドの利用料金は、利用する充電カードの種類や充電スポットによって異なります。利用料金は、急速充電器で1分あたり約15円、普通充電器で1分あたり約2.5円が目安です。


充電カードを持っていない場合でも、公衆EV充電器のビジター利用や、ホテルや商業施設の充電スポットを利用することは可能です。


ただし、充電カード使用時と比べて料金が高くなることもあるため注意しましょう。充電料金は運営元によって異なるため、実際に利用を予定している充電スタンドの料金を事前に把握しておくことをおすすめします。

EV充電スタンドはどんな場所に設置されている?

EV充電スタンドはどんな場所に設置されている?

EV充電スタンドは駐車場や道路沿い、住宅地などさまざまな場所に設置されています。

駐車場

EV充電スタンドは一般的に、商業施設やオフィスビル、公共施設などの駐車場に設置されています。駐車場に設置されているEV充電スタンドを利用すると、買い物や仕事、そのほかの用事を済ませている間に、EVの充電が可能です。


時間を有効に活用しながら充電を行える点が、駐車場にあるEV充電器を利用する大きなメリットと言えるでしょう。

道路沿い

EV充電スタンドは、高速道路や一般道路沿いにも設置されています。


道路沿いに設置されたEV充電スタンドを活用することで、万が一事故や渋滞などの予期せぬ状況に遭遇した際でも、電池切れを防ぐことができます。航続距離の短いEVにとって、こうした道路沿いのEV充電スタンドの存在は必要不可欠です。

住宅地

一部の地域では、住宅地にもEV充電スタンドが設置されていることがあります。ただし、住宅地に設置されたEV充電スタンドの多くは個人所有の場合がほとんどです。


誤って個人所有EV充電スタンドを利用するとトラブルにつながる可能性があるため、公共性の高い商業施設の駐車場や道路沿いに設置されたEV充電スタンドの利用をおすすめします。


なお、前述した駐車場や道路沿いのEV充電スタンドはアクセスもしやすく、使用方法や料金に関しても明確であることが多いため、安心して利用できるでしょう。

EV充電スタンドはどんな点に注意して利用すれば良いの?

EV充電スタンドはどんな点に注意して利用すれば良いの?

EV充電スタンドを利用する際には、その種類や利用料金を把握することはもちろん、次の利用者が気持ちよく使えるよう、マナーや注意事項にも気を配ることが大切です。

充電スタンドの種類を理解する

EVの充電スタンドは、普通充電と急速充電の二種類があります。EVを使用する際には、充電スタンドの種類を理解し、自分の状況やニーズに合わせて適切な充電方法を選択することが重要です。


普通充電

  • 100〜200Vの電力で充電する方法
  • フル充電には時間がかかるものの、バッテリーへの負担が少ない

急速充電

  • 高出力で短時間内に充電する方法
  • バッテリーの容量に応じて、約30分から1時間程度でEVのバッテリーを約80%充電可能

EV充電スタンドの利用料金を把握する

EV充電スタンドの利用料金は、利用する充電スポットや充電カードの種類によって異なります。利用前には充電スポットごとの料金体系を確認し、かつ適切なカードを使うようにしましょう。

EV充電スタンドのマナーや注意事項を守る

充電が終わったら、次の利用者のために充電コードを整えるなど、マナーや注意事項を守ることが大切です。特に公共の場や商業施設では、充電スタンドが混雑することもあるので、ほかの利用者を考慮した行動を心がけましょう。


EV充電スタンドはマナーや注意事項を意識することで、共有の施設での円滑な利用につながります。

カースモーラちゃんのまとめ

EV充電スタンドは、設置場所まで車を移動させて、コネクタでスタンドと車両をつなぐだけで簡単に利用できるよ。利用料金は普通充電と急速充電で異なるけど、充電カードがあればもっと安くなる場合もあるんだ。

商業施設の駐車場や道路沿いに設置されていることが多いから、事前に位置の詳細を確認しておくと、外出時の充電切れを防止できるね。EV充電スタンドの設置数はガソリンスタンドに比べてまだまだ少ないけれど、今後EVへの乗り換えが加速するにつれて、もっと増えていくはずだよ。

今後EVに乗り換えるうえでの知識として、本記事で紹介したEV充電スタンドの基本的な使い方を覚えておいてくれるとうれしいな。

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