三菱自動車、Foxtronと電気自動車のOEM供給について覚書を締結

三菱自動車工業株式会社(以下「三菱自動車」)と、鴻海精密工業(以下「Foxconn」)傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(以下「Foxtron」)は、Foxtronが開発した電気自動車を三菱自動車に供給することについての覚書を締結し、検討を進めることとした。

三菱自動車とFoxtronがEVで協業へ

三菱自動車にOEM供給されるこの電気自動車は、Foxtronが開発し、裕隆汽車製造股份有限公司(以下「裕隆汽車」)によって台湾で生産され、オセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド)で2026年後半に販売開始する予定としている。本モデルは、昨年発表したオーストラリアでの2030年に向けた商品計画に含まれており、電気自動車としての優れた走行性能やインフォテイメント機能を有し、同地域に最適であると判断している。三菱自動車およびFoxtronはこの覚書に基づき、本契約に向けて協議を進めていく。

三菱自動車は、プラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』の大幅改良や、アセアン地域で好評の『エクスパンダー』及び『エクスフォース』にHEVモデルを追加するなど、新型車の電動化によって環境対応を推進している。また、Foxconnとの協業検討に加え、欧州ではルノー、北米では日産からのOEM供給を受けるなど、アライアンスの強みを活かして電動車ラインアップを強化する計画だ。さらに、今後はアライアンスパートナーとの協業拡大により、オセアニア地域を含むグローバルでの電動車ラインアップの強化を検討しており、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速していく。

2025年05月07日 三菱自動車ニュースリリースより

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    三菱

    近年の三菱自動車は、ミニバン型のデリカD:5、軽スーパーハイトワゴンのデリカミニ、ピックアップトラックのトライトンに正統派のアウトランダーと、ラインナップのほとんどをSUVが占め、長年培った電子制御技術によって、AWDでも2WDでも優れた走行性能を発揮するのが特徴。軽BEVのeKクロスEVやミニキャブMiEV、アウトランダーやエクリプスクロスではPHEVタイプのSUVも好評で、規模は小さいながらもSUVや商用車の電動化では最先端を走るメーカーです。日本でのイメージリーダーは「デリカ一族」のデリカD:5とデリカミニですが、日本でも人気が再燃したピックアップトラック市場へトライトンを投入します。

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