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ボルボEX90が、ワールド・カー・アワードのワールド・ラグジュアリー・カー賞を受賞
公開日:2025/04/26更新日:2025/04/26
ボルボEX90が世界No.1ラグジュアリーカーに選ばれた理由とは?

マンハッタンで開催されるニューヨーク国際自動車ショーに先立ち、4月16日に結果が発表され、EX90が栄冠に輝いた。世界30カ国、96名の自動車ジャーナリストで構成されたワールド・カー・アワードの審査員は、EX90を徹底的に試乗して審査した。510馬力のツインモーターによる静粛性と力強さを併せ持つ走りと、長時間の移動でも快適に過ごせるよう人間工学に基づいて設計されたラグジュアリーなインテリアを高く評価した。
ボルボ・カーズのCEOであるホーカン・サミュエルソンは、「EX90が真にふさわしい評価を得たことを大変嬉しく思います。熾烈な競争を制しての今回の受賞は、EX90が世界中の最も洗練されたお客様に支持されていることを証明するものです」と述べている。
EX90のデザインアプローチは極めてシンプルで、スカンジナビアンデザインの基本原則に根差している。その重要な要素のひとつがForm follows function(形態は機能に従う)という考え方だ。フロントエンドは、自信に満ちたデザインながら滑らかな丸みを帯びており、車の周囲を空気が最適に流れるようになっている。このデザインは、サイドグレージングなどの平面的な要素と相まってエアロダイナミクスと効率を大幅に向上させる。
EX90にLiDARを搭載することは空力的な挑戦でしたが、カメラ、レーダー、超音波センサーと組み合わせることで安全性の向上に貢献するため、十分に価値のある取り組みだった。これらを組み合わせることで、車周囲の状況を詳細に把握する画像を提供する。その効果を最大化し、空気抵抗を低減するため、LiDARをルーフラインの中央に薄型のカバーで一体化させ、ほぼシームレスな仕上がりを実現した。

セグメント内でもトップクラスの静粛性を誇るEX90のキャビンでは、モダンラグジュアリーに対するボルボ・カーズならではの視点を反映した、先進的な新素材を採用している。例えばノルディコは、リサイクル素材とスウェーデンとフィンランドの森林から採られたバイオベース素材を使用した、エレガントなレザーフリーのシート素材だ。自然光に近い光のスペクトルを再現する先進のインテリアLED技術と、バックライト付きのウッド調のデコパネルが車内の雰囲気を高める。
真の7人乗りであるEX90には、このセグメントでは珍しい、広いラゲッジスペースが備わっている。7人全員が乗り込んでも、3列目シートの後ろに最大324リットルの収納容量を備えている。3列目を折りたたむと、収納容量は697リットルになり、EX90は同クラスの多くのクルマの中でも際立った存在となっている。
今回の受賞により、ボルボ・カーズは3つのワールド・カー・アワードを受賞したことになる。2018年にボルボXC60がワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを、2024年にボルボEX30がワールド・アーバン・カーをそれぞれ受賞している。2018年には、ボルボ・カーズのCEOホーカン・サムエルソンがワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤーの初代受賞者に選ばれている。
2024年のボルボ・カーズ
2024年通年で、ボルボ・カー・グループは、270億SEKの記録的な営業利益を計上した。2024年の売上高は過去最高の4,002億SEK、世界販売台数は過去最高の763,389台に達した。

ボルボ・カー・グループについて
ボルボ・カーズは1927年に設立された高級自動車ブランドの一つであり、100カ国以上のお客様に販売されている。ボルボ・カーズはナスダック・ストックホルム証券取引所に上場しており、「VOLCAR B」のティッカーで取引されている。
For life。ボルボ・カーズは、お客様にパーソナルで持続可能かつ安全な方法で、「Freedom to Move(移動する自由)」を提供することを目指している。これは、完全なEVメーカーになるという目標と、2040年までにクライメート・ニュートラルな企業になるという目標のもと、二酸化炭素排出量を継続的に削減するというコミットメントに反映されている。
2024年12月現在、ボルボ・カーズの正社員は約42,600人だ。ボルボ・カーズの本社、製品開発、マーケティング、管理部門は主にスウェーデンのイェーテボリにある。生産工場は、イェーテボリ、ゲント(ベルギー)、サウスカロライナ(米国)、成都、大慶、台州(中国)に所在している。また、イェーテボリ、上海(中国)には研究開発およびデザインセンターがある。
2025.04.18 Volvo Car Japanプレスリリースより
このブランドについて
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VOLVO
ボルボ
スウェーデンのボルボは、1980年代後半から日本でも走行性能や安全性能に秀でたスタイリッシュな北欧系メーカーとして高い評価を受けるようになり、レースでの活躍やステーションワゴンブームの火付け役、衝突安全性能といった面で日本の自動車メーカーにも大きな影響を与えました。21世紀に入ると環境問題に敏感な国情も反映してHEVやPHEVなど電動化技術でも他の欧米系メーカーとは一線を画すほど熱心に取り組み、2020年代はじめに全車種の電動化を終えると、続けて2030年代には全車種のBEV化を宣言しました。派手なパフォーマンスよりも「シンプルにより良く安全に」という姿勢に好感を持つユーザーも増えています。