SUBARUバッテリーEV 2台を世界初公開
公開日:2025/04/28更新日:2025/04/28
2026年以降、SUBARUでバッテリーEVを生産予定


新型「トレイルシーカー」(米国仕様車)

新型「トレイルシーカー」(米国仕様車)
SUBARUグローバルバッテリーEVラインナップ第2弾となる新型「トレイルシーカー」は、バッテリーEVならではの走行性能と、クロスオーバーユーティリティビークルとしての実用性を高い次元で両立。日常でも非日常でも使いやすく、アクティブなライフスタイルを後押しするモデルであり、SUBARUのバッテリーEVのバリエーションを拡充した。
エクステリアは、バッテリーEVらしい先進性と、アウトドアにおける機能性や日常での使い勝手の良さを兼ね備えたアクティブでラギッドなデザインとした。インテリアは、インパネ全体をすっきりとした横基調とし、広さを感じさせる居心地のよい開放的なデザインに仕上げた。
電池・充電性能では、74.7kWの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、航続距離約260マイル以上*1を実現。さらに、バッテリープリコンディショニング*2を搭載することで、常温時や冷間時に関わらず短時間*3での充電を可能とし、バッテリーEVとしての高い実用性を確保している。
走行性能では、前後に高出力モーターを搭載したことにより、システム最大出力375馬力を実現。レスポンスよく最大トルクを発生させるモーター特性を活かした、バッテリーEVならではのリニアで伸びのある加速を提供する。また、SUBARUが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティングや、ドライバーとクルマの一体感を高めた新たなAWD制御の採用により、様々な路面でもドライバーがより意のままに操れる走りを実現した。
使い勝手では、大容量の荷室空間を確保するとともに、機能性を備えたカーゴルームを採用。また、ラダータイプの大型ルーフレールを採用することで、積載性を高め、様々な用途に対応する。
新型トレイルシーカーは、2026年以降SUBARUで生産し、米国市場で導入を予定している。

「ソルテラ」改良モデル(米国仕様車)

「ソルテラ」改良モデル(米国仕様車)
「ソルテラ」は、SUBARU初のグローバルバッテリーEVとして2021年に発表。バッテリーEVならではの新しい価値や、私たちが長年にわたって培ってきた「安心と愉しさ」というSUBARUならではの価値を詰め込んだSUVであり、これまでお客様の声に対し真摯に向き合い、実用性を中心に商品の進化を続けてきた。
今回の改良では、バッテリーEVとしての先進性と実用性にさらに磨きをかけた。
エクステリアは、SUVとしての高い性能と、優れた空力性能を融合したデザインに、新意匠のヘッドランプとフロントバンパー、塗装を施したフロントとリヤのアーチガーニッシュによって、都会的で洗練された上質なデザインを表現。さらに、発光式の六連星オーナメントと「SUBARU」ロゴの入ったリヤゲートガーニッシュを採用することで、SUBARUブランドの存在感を強調した。インテリアは、インパネ全体でシンプルな横基調の造形を施し、居心地の良さを感じさせる開放的なデザインに進化した。
電池・充電性能では、リチウムイオンバッテリー容量を拡大することで、従来モデルに対し航続距離を約25%向上*1。さらに、バッテリープリコンディショニング*2の搭載により、充電量10%から80%までの急速充電時間約30分*4を実現し、あらゆる環境におけるバッテリーEVの実用性を高めた。
走行性能では、モーターの高出力化により、システム最大出力233馬力へ向上。さらに、新しく追加した「XT」グレードでは、より高出力なモーターを採用することで、システム最大出力338馬力を実現し、加速性能を進化させた。また、SUBARUが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、様々な路面でもドライバーがより意のままに操れる走りを実現した。
ソルテラ改良モデルは、米国市場で2025年中の導入を予定している。
新型トレイルシーカーとソルテラは、トヨタとSUBARUが、「もっといいクルマづくり」を目指して、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発した。
SUBARUは、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指して、電動化などの取り組みを加速させていく。
*1:開発時における試算値(米国仕様)。実際には、使用環境(天候、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)などによって航続距離が異なる。
*2:急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する機能。
*3:現在販売しているSUBARUのバッテリーEV「ソルテラ(改良前モデル・米国仕様)」と比較。
*4:-10℃の環境下において、150kW急速充電器での充電時間(開発時における試算値)。周辺の環境温度、バッテリー温度によって充電時間が異なる場合がある。
2025年4月18日 SUBARUニュースリリースより
このブランドについて
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SUBARU
スバル
他のメーカーが真似できない左右対称の水平対向エンジンと熟成されたAWDシステムによる「シンメトリカルAWD」、そして先進的な安全運転支援システム「アイサイト」を武器に勝負、個性的なプレミアムブランドとして成長してきたスバル。近年はトヨタの支援を受け、低燃費化が難しい水平対向エンジンの電動化やBEVへの転換を進めつつ、長年培ってきたAWDの制御技術やアイサイトの発展を将来にも活かそうとしており、新型の電動SUV「ソルテラ」発売など、重大な転機に差し掛かってきました。1990年代以降のプレミアム路線によって向上したブランドイメージで電動化時代に生き残りを図れるか、今まさにその成果が問われています。