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北の大地で水素がアツい!脱炭素へ仲間の輪が拡大中

「さっぽろ雪まつり」は、国内外から200万人以上が訪れる、北海道の冬の一大イベントだ。
この会場で水素を活用しているということで、トヨタイムズニュースが取材した。
休憩所のストーブ、自動販売機の電源、フォトスポットでたゆたう炎...。冬の札幌で、水素を軸に仲間の輪が広がっている。

「雪と水素が創る未来──札幌発・GXエリアの挑戦」

今回の雪まつり会場で初めて設置された「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素エリア」。水素や太陽光といったクリーンエネルギーを使った同エリアでは、休憩所の電源としてMIRAIとFCEV(燃料電池車)のクラウンが活躍した。


その休憩所を暖めていたのは、1927年創業の土谷製作所が開発中の水素ストーブ。水素を燃料とし、燃焼時に水蒸気が発生するため、加湿も同時にできるのが嬉しい。


牛乳の貯蔵タンクなど酪農用の機器を中心に手掛けてきた土谷製作所だが、土谷敏行社長は「食とエネルギーは北海道がけん引していくべき」と挑戦を始めた。そんな土谷社長のお気に入りの言葉は「老舗のベンチャー」。


休憩所を暖めていたのが水素ストーブなら、利用者の喉を潤していたのは、小型の水素燃料電池を使った自動販売機。ここにはMIRAIで使われている電池技術が用いられている。開発のきっかけには、2018年に発生した胆振(いぶり)東部地震の経験があった。


MIRAIとクラウンには、札幌市内のステーションが水素を充填した。今春オープン予定の、このステーションは、鹿追町に続いて道内2カ所目となる定置式。寒冷地ならではの設備や対策が随所に盛り込まれていた。(鹿追町での水素製造については、こちらのトヨタイムズニュースもどうぞ。)


さて雪まつり会場に戻って、休憩所以外では水素を使ったフォトスポットに行列ができていた。たゆたう炎を前に皆さん笑顔でパシャリ。ここにも北海道ならではの工夫が。


「いろいろな企業の皆さん、研究者の方、知恵を集めて一日でも早く脱炭素社会を実現していければ」


GXエリアを紹介してくれた秋元克広市長はこう語る。冬の札幌から、水素利活用に向けた仲間の輪が広がっている。

2025.03.03 トヨタイムズニュースより

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    トヨタ

    常に世界の最多生産台数を争い、日本のみならず世界を代表する自動車メーカー、トヨタ。多くの日本車メーカーと深い関わりを持ち、グループ全体で超小型車からバス・トラック、産業車両まで網羅したフルラインナップ・メーカーであり、近年は実用性やコストパフォーマンスのみならず、スポーツ性など走る楽しみにも力を入れています。世界初の量販ハイブリッドカー「プリウス」から電動化技術では最高の蓄積を持ち、自動運転技術の実用化、新世代モビリティと都市生活の在り方を模索する「ウーブン・シティ」へ多大な投資を行う一方、電動化だけがエコカー唯一の選択肢ではないというスタンスも崩さず、死角のない全方位戦略が現在の特徴です。

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