日産自動車、CDPの「気候変動」「水セキュリティ」の2部門で最高評価の「Aリスト」企業に認定
公開日:2025/03/11更新日:2025/03/11
日産、CDP「気候変動」「水セキュリティ」部門で最高評価「Aリスト」認定!
CDPは企業が開示したデータに対してAからD-の8段階のスコアで評価する。中でも各環境領域におけるガバナンス、戦略、リスク・機会の開示、目標設定と推進等への総合的な取組みについて、特に優れた活動を行っている企業を「A」として認定しており、今回日産は「気候変動」と「水セキュリティ」の2部門で「A」に認定された。
日産は、2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを目指している。その実現に向け、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム(NGP)」において、気候変動および水資源を重要課題として位置づけ、バリューチェーン全体を通じて環境課題の解決に向けた取り組みを推進している。今回のCDPによる「Aリスト」企業認定は、当社の以下の取り組みが高く評価されたものである。
- 社内にグローバルと各地域別の環境委員会を設置し、潜在的なリスク対策を含めた包括的なマネージメント体制を構築
- 取締役会承認の元、中期環境行動計画ニッサン・グリーンプログラム2030を策定・発表
- 役員報酬制度に気候変動に関連する指標を導入
- 2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを実現
- 世界初の電気自動車(EV)生産ハブとして、EVエコシステムを構築する「EV36Zero」の実働
- CO²排出量算定に関する第三者保証を連結会社全体に適用
- 世界各地の生産拠点において、水に関するリスクアセスメントを実施
- 水不足のリスクが高い拠点で、排水のリサイクルや雨水の有効利用による水使用量の削減
- 排水に関して、法的な基準より厳格な社内管理基準を設定し、水質管理を確実に実施
日産の社長兼CEOである内田誠は、「日産は『人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける』というコーポレートパーパスのもと、サステナビリティを事業運営の中核に据え、幅広い活動を推進しています。その取り組みが『気候変動』と『水セキュリティ』の2部門で同時にAリスト企業認定という評価に結び付いたことを、大変嬉しく思います。当社は引き続き、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界を目指して、真に持続可能な企業となることを目指していきます」と述べた。
<関連URL>
環境への取り組み、ニッサン・グリーンプログラム(NGP)
https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/ENVIRONMENT/
日産のサステナビリティ
https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/
日産自動車、2050年カーボンニュートラルの目標を設定
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210127-01-j
日産自動車、カーボンニュートラルへの取り組みを加速
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/210701-03-j
経営計画 「The Arc」
https://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/PLAN/ARC/
※1 CDPの年次の環境情報開示とその評価プロセスは、企業の環境情報開示における一つの基準として広く認知されている。2024年度は、運用資産規模で142兆米ドル以上の資産を持つ700社以上の署名金融機関が、CDPのプラットフォームを通じて環境への影響、リスク、機会に関するデータの開示を要請し、過去最多の24,800社以上の企業がこれに応じた。
2025/02/28 日産自動車ニュースルームより
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日産
かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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