電気自動車の再生バッテリーを利用したポータブル電源が「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.26」に選定
公開日:2025/01/21更新日:2025/01/21
再生バッテリーが未来をつなぐ 持続可能なポータブル電源がデザイン賞を受賞
本製品は、「日産リーフ」の使用済みバッテリーを再利用して開発した車載も可能なポータブル電源であり、持続可能な社会の実現に向けた取り組みなどが評価され、このたびの選定に至った。なお、選定された製品は1月16日(木)~20日(月)にAXISギャラリー(東京都港区)で開催される「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.26」に展示される。
【選定製品ご紹介】
■リユースバッテリー内蔵ポータブル電源
本製品は、使用後でも高い残存性能と安全性を持っている電気自動車「日産リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源である。暑さや寒さに強く、車載や長期保管が可能なため、従来の使い方に加え、災害時等の非常用電源としても活用できる。また、本製品は「日産リーフ」の中古バッテリーを再利用することで、製造時のCO2発生を抑え、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献している。
■デザインについて
3社の強みを生かしながら、脱炭素社会の実現に向けた「サステナブルなポータブル電源」を具現化した。従来の使い方に加え、車載環境でも安心・安全に使用できる設計となっており、高い堅牢性とロングライフデザインをテーマとしている。本製品を積載するさまざまなシーンを想定し、誤動作防止に配慮するとともに、耐久性のある造形と表面処理を採用した。さらに、収納式ハンドルに加え、本体底面にも指掛かり形状を施すことで、重量物でありながらアウトドア、車載、防災用品として手軽に取り扱えるデザインとしている。
■審査員のコメント
持続可能な社会の実現に向け、各企業個社だけで解決できない課題にどう取り組むか。電気自動車用バッテリーの二次利用への期待が高まっているなか、主要プレーヤー3社の連携により生み出されたポータブル電源。その取組みの社会的な意義は大きいと言える。耐久性のある造形と表面処理、可搬性と収納性に配慮した造形など、重量物でありながらアウトドア、車載、防災用品として安全かつ手軽に取り扱う工夫がされている。
【「JIDAデザインミュージアムセレクション」について】
公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)により、デザインミュージアム設立に向けて年に1回行われている選定事業である。JIDA会員を中心に一般から製品が推薦され、その中から「今、残すべき優れたデザイン」として、今回は計61点の製品が選定された。
JIDAデザインミュージアム公式サイト:https://jida-museum.jp/
【「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.26」の概要】
会期 :2025年1月16日(木)~20日(月)11:00~19:00
会場 :AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F)
主催 :公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会
*商品名および型番: 日産 「ポータブルバッテリー from LEAF」、JVCケンウッド ポータブル電源「IPB01G」
日産自動車 「ポータブルバッテリー from LEAF」WEBカタログ
https://www3.nissan.co.jp/optional-parts/accessories/portable_battery.html
JVCケンウッド ポータブル電源「IPB01G」Webページ
https://www.kenwood.com/jp/portable-power-supply/products/ipb01g/
2025/01/09 日産自動車ニュースルームより
このブランドについて
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NISSAN
日産
かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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