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G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

メルセデス・ベンツ日本合同会社は、メルセデスが誇る究極のオフローダーであるGクラスの電気自動車「G 580 with EQ Technology Edition1エディションワン」を発表し、本日よりメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文の受け付けを開始し、お客様への配車は2024年11月を予定している(*1)

*1:予定のため変更の可能性あり

究極のオフローダー、Gクラスの電気自動車

・Gクラス伝統のスタイリングにEdition 1専用装備をあしらった先進的な内外装


・メルセデスの電気自動車で初となる革新的な4輪独立式モーターを搭載


・Gクラスとしての高いオフロード性能はそのままに、G-TURN(*2)/G-STEERING(*2)など電気自動車ならではのオフロード走破性を高める機能も搭載


・116kWhのバッテリーを搭載、WLTCモード一充電走行距離は530kmを実現


*2:公道では使用不可

Gクラスはクロスカントリービークルとして誕生して以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適なパワートレインや装備を加えながら進化を続けてきた。2018年には、Gクラスの長い歴史の中で最も大幅に改良され、その伝統をメルセデスの最新技術でアップデートすることで、オンロードおよびオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーとして進化した。


そして今回、さらなる進化を遂げた新型GクラスのラインアップにGクラス初の電気自動車を新たに設定。Gクラスとしての伝統のデザインやオフロード性能はそのままに、電気自動車ならではの革新的なドライブコンセプトによって、内燃機関モデルでは味わえない全く新しいオフロード体験を提供する。


G 580 with EQ Technology Edition 1(以下、G 580)には、新機構の4輪独立式モーターを搭載。最高出力108kWの各モーターは、専用に強化されたラダーフレームの前後アクスルに2つずつ組み込まれ、システムトータルで587PS(432kW)/1,164N・mを発生する。この4輪独立式モーターによって、その場で旋回可能なG-TURN(*3)、回転半径を大幅に縮小させるG-STEERING(*3)などの最先端のオフロード走行を可能にする。また、最大渡河水深はG 450dの700mmを上回る850mmを実現。電気自動車でありながら内燃機関モデルと同等またはそれ以上の卓越したオフロード走破性を備えている。このように伝統と進化を高次元で融合させたG 580は、オフロードアイコンとしてのGクラスのパフォーマンスを再び新たなレベルへと押し上げる。


*3:公道では使用不可。周囲に人がいないこと、障害物等がないことを確認し、安全に配慮して使用ください。


本モデルにはMBUXやキーレスゴーなどの快適装備、アクティブステアリングアシストや自動再発進機能などの最新安全運転支援システムが標準装備される他、専用の特別装備を数多く採用した導入記念特別仕様車となっている。

エクステリア

スクエアなボディ、特徴的なドアハンドル、フロントフェンダーのウインカーレンズなどGクラス伝統のスタイリングはそのままに、さらに後端を持ち上げた力強いボンネットフード、リアホイールアーチに加えられたエアカーテンなど随所にGクラスの電気自動車専用のディテールをあしらった先進的なエクステリアとなっている。また、テールゲートにはスペアタイヤに代わってスタイリッシュなデザインボックスが備わる。Gクラスの電気自動車ならではの特徴となる他、ボックス内は充電ケーブルや工具などを収納可能なため、実用性にも優れる。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

※画像は欧州仕様

なお、今回導入されるG 580はAMGラインパッケージが標準装備となる他、ナイトパッケージやEdition 1専用ブラックペイントを施した20インチAMGアルミホイール、ブルーアクセントをあしらったサイドストリップライン、ブルーブレーキキャリパーなど数多くのEdition 1専用装備が装備される。また、LEDライトバンドとブラックのパネルがフロントマスクに先進的な表情を与えるブラックパネルラジエターグリルをオプション設定(*4)。伝統的な丸型ヘッドライトと融合したブラックパネルデザインがGクラスの電気自動車であることを明確に印象付ける。ボディカラーはMANUFAKTUR オパリスホワイトマグノの他、MANUFAKTUR サウスシーブルーマグノ、MANUFAKTUR オパリスホワイト、MANUFAKTUR クラシックグレー、オブシディアン ブラックから選択可能だ。


*4:ブラックエクステリアパッケージ装着時に装備される。

インテリア

上質な素材とクラフトマンシップが融合したラグジュアリーなインテリアや、丸型のエアアウトレットや助手席側のグリップハンドルなどGクラス伝統のデザインを踏襲したものとなっている。特徴的なデフロック機能のスイッチ周辺はG 580専用に再設計され、G-TURNやG-STEERINGの起動スイッチがレイアウトされている。また、MBUXや最新世代のマルチファンクションステアリングホイール、キーレスゴー、Burmester®3Dサラウンドサウンドシステムなど最新の装備を取り入れることで先進性と利便性も大幅に高まっている。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

※画像は欧州仕様

なお、今回導入されるG 580はAMGラインパッケージおよびナッパレザーシートやナッパレザーダッシュボード、MICROCUT ルーフライナーなどが標準装備となり、インテリアをより贅沢に彩る。また、Edition 1専用装備としてステアリングやシート、ダッシュボードなどの随所にブルーステッチが施される他、インテリアトリムにはブルーアクセントが織り込まれたAMGカーボンファイバーインテリアトリム(ブルーアクセント)を採用。Gクラス初の電気自動車に相応しい個性的かつ先進的な空間を作り上げている。

MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)(*5)

対話型インフォテインメントシステム「MBUX」(NTG7)を搭載。ボイスコントロールはハイ メルセデス「Hi,Mercedes」をキーワードとして起動する。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチセンサー式のタッチコントロールボタンでも様々な操作をすることが可能だ。ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることが可能で、安全なドライブに寄与する。


*5:サービスを利用するには、Mercedes me IDとMercedes-Benzデジタルプロダクトの利用規約への同意が必要。また、車両と対応するユーザーアカウントとのペアリング、および情報通信サービスへの申込が必要となる。初回ライセンス期間終了後は、その時点で該当する車両に提供されているサービスに限り、有料で更新することができる。サービスの初期起点は、ペアリングまたはサービスを有効化したタイミングとなる。




■パーソナライゼーション


パーソナライゼーション機能では、ユーザー個々のプロファイルを作成し、運転席のシートメモリーやミラー位置の設定、アンビエントライトのカラー設定、お気に入りのラジオ放送局、その他の機能を保存できるようになっている。




■ゼロレイヤー


よりシンプルかつ柔軟な新しいユーザーインターフェースであるゼロレイヤーを採用。ユーザーの習慣や状況に応じて、各種情報や機能を流動的かつ予測的に表示する先進的なインターフェースだ。トップ画面上に必要な情報や機能が必要な時に表示されるため、ユーザーはメニュー画面を呼び出し階層を辿ったり、画面をスクロールして目的の機能を呼び出したりする必要がなくなるなど、操作負担を大幅に低減する。




■MBUX ARナビゲーション


車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示されるAR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを標準装備している。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、ARナビゲーションにより、直感的にどの道路に進むべきかを判断することができる(*6)。


*6:オン/オフの切り替えが可能。オフの場合、従来どおり、地図上の道路をハイライトする画面が表示可能。また、オンの場合は、ARナビゲーションと従来のナビゲーションが同時に表示される。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売
G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

快適装備

Gクラスならではの特徴的なインテリアはそのままに、最新装備・機能や上質なマテリアルを数多く取り入れることで高い先進性と利便性を実現している。


■フロントシート


シルバーパール/ブラックのナッパレザーシート(ブルーステッチ付)を標準装備。ナッパレザーの上質な風合いとブルーステッチが室内に先進性を与えている。また、シートヒーター(前席)に加え、リラクゼーション機能/シートベンチレーター(前席)やエナジャイジングパッケージプラスも備わり、前席乗員の快適性が向上する。




■リアシート


フロントシートと同様にリアシートもブルーステッチ入りのナッパレザー仕様となる。シートヒーター(後席)やバックレストの角度を調節可能なカーゴポジションも備わる。このカーゴポジションは、バックレストを後ろに倒すことで居住性を確保、一方前に起こした状態ではリアシートを格納することなくラゲッジ容量を拡大できるため、利便性に優れる。




■マルチファンクションステアリング


最新世代のナッパレザー製のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、ステアリングに静電容量式センサーを備えたパッドを採用し、ステアリングホイールにかかるトルクがなくてもドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。




■ステアリングヒーター


寒い季節のドライビングが一段と快適になるステアリングヒーターを標準装備。操作はチルト&テレスコピック調整レバー先端のスイッチで行う。




■温冷機能付カップホルダー(前席)


前席のカップホルダーには温冷調整機能が備わる。カップホルダー手前のスイッチによって、保温あるいは保冷を切り替えることができる。




■ワイヤレスチャージング(フロント)


センターコンソール前部のトレイにQi規格(*7)に対応したワイヤレスチャージングが備わる。Qi規格(*7)に対応した機器を置くだけで充電が可能だ。


*7:ワイヤレス給電の国際標準規格




■キーレスゴー


キーレスゴーを標準装備。キーを携帯しているだけで、リモコンの操作をすることなくドアの開錠/施錠ができるなど利便性が高くなっている。




■Burmester®3D サラウンドサウンドシステム


三次元のサウンドに対応したBurmester®3Dサラウンドサウンドシステムを標準装備。18個のスピーカー、16チャンネル、合計出力760Wのオーディオシステムは、自然で心地良いサウンドと力強い音響を両立している。ルーフライナーにはアンビエントライト付ラウドスピーカーが備わり、立体的な音響再生を実現。またDolby Atmos®(*8)に対応しており、これまでにない没入感溢れるサウンド体験を楽しめる。


*8:Dolby Atmos®を利用するには、MBUXエンターテインメントパッケージあるいはMBUXエンターテインメントパッケージプラスに含まれるミュージックストリーミングが有効になっている必要がある。サービスを有効にするために、事前にMercedes me IDとMercedes me connectサービスの利用規約への同意が必要。また、車両と対応するユーザーアカウントとのペアリング、および情報通信サービスへの申込が必要となる。




■ラゲッジルーム


リアには620〜1,990L(*9)大容量ラゲッジルームが備わる。開口の大きなテールゲートは積み下ろしの際の利便性に優れる。また、リアシートは60:40の分割可倒式となっており、用途に合わせて自在にアレンジ可能だ。


*9:欧州参考値

パワートレイン

メルセデスの電気自動車で初となる革新的な4輪独立式モーターを搭載。2速のトランスミッションと制御システムとともにeATS(電動パワートレイン)を形成している。バッテリーのみで駆動する電気自動車でありながら、Mercedes-AMG G 63のV8エンジンを越えるパフォーマンスによって強靭な走りを提供する。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

■4輪独立式モーター


G 580には革新的な4輪独立式のモーターを搭載。4輪それぞれのホイール近くに永久磁石同期モーターを配置し、オンロード/オフロード問わず卓越したドライビングパフォーマンスを発揮する。4つのモーターはラダーフレームの前後アクスルに2つずつ組み込まれ、短いシャフトによって車輪を駆動。最高出力108kWの各モーターは、システムトータルで587PS(432kW)/1,164N・mを発生する。ESP®と集中制御ユニットによって、モータートルクは各輪に常に正確に伝達され、急峻な勾配や滑りやすい地面でも圧倒的なパワーと卓越したコントロール性を発揮する。



■大容量リチウムイオンバッテリー


116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。合計216個のセルを12のモジュールに収めたモジュラーデザインを採用している。最大4mm厚のスチール製ラダーフレームに組み込まれたバッテリーは、車両の低重心化に貢献すると同時に車体剛性を大幅に高めている。また、泥や水の侵入を防ぐため、バッテリーはねじり剛性に優れたケースに収められており、激しいオフロード走行でも卓越したパフォーマンスを発揮する。この大容量リチウムイオンバッテリーと高効率な同期モーターによって、530km(*10)と余裕ある一充電航続距離も実現している。


*10:WLTCモード一充電航続距離



■アンダーボディプロテクション


バッテリーを強固に守る専用のアンダーボディプロテクションを装備。カーボン ファイバーを含む様々な素材を組み合わせた厚さ26mmの頑丈なアンダーボディパネルは、50を越えるスチールボルトによってラダーフレームに固定されている。開発にあたっては、高い保護レベルだけでなく、空力特性や静粛性なども考慮されている。




■充電システム


交流普通充電(AC 200V)および直流急速充電(CHAdeMO)に対応した充電システムが備わる。交流普通充電は出力6.0kW(*11)まで、直流急速充電は出力150kWまで対応している。充電の設定や状況は、MBUXやMercedes-Benzアプリなどで確認可能だ。


*11:日本における使用で想定される200V/30A充電の場合

なお、直流急速充電(CHAdeMO規格)(*12)の充電時間は以下の通り。


50kWタイプ(*13)
26.5℃の室内で、自社施設内の急速充電器にて実施した検証結果
充電時間(10%~80%)106分
30分間での充電量(10%から開始)28%(増加量 18%)
90kWタイプ
23.0℃の屋外で、自社施設内の急速充電器にて実施した検証結果
充電時間(10%~80%)55分
30分間での充電量(10%から開始)46%(増加量 36%)
150kWタイプ
21.0℃の屋外で、自社施設内の急速充電器にて実施した検証結果
充電時間(10%~80%)41分
30分間での充電量(10%から開始)67%(増加量 57%)

*12:急速充電器(CHAdeMO 規格)で電池残量10%から80%まで充電するのにかかった充電時間と、30分での充電量(自社調べ)。
バッテリーの充電状態や温度、また充電器の設定などの諸条件によって充電制御が異なるため、必ずしもこの値を保証するものではありません。特に夏季・冬季には充電時間が長くなる場合があり、また満充電に近づくと一般的に充電電流は小さくなる。
充電器の最大出力表示は設計上の最大値であり実際の充電においては最大値に到達しない場合がある。また、e-Mobility Power ネットワークに加入している急速充電器は30分で充電が終了する。


*13:連続して100分以上の急速充電を行った場合、満充電にならず停止する可能性があるが、一般的なMercedes me Charge (e-Mobility Power) 充電ネットワークでは1回の充電は最長30分で停止する仕様であるため、これらの充電器では問題が発生することはありません。

■回生ブレーキ


アクセルオフ時やブレーキペダルを踏んだ際の運動エネルギーを電気エネルギーに変換することで、高電圧バッテリーの充電を行う。ステアリングのパドルシフトによって、回生レベルを4段階(D+/D/D -/D - -)で調節可能。これに加え、回生レベルを走行状況に応じて制御するD Autoも用意されている。それぞれの特徴は以下の通り。


・D+:回生による抵抗を受けずにコースティング走行できる(回生なし)


・D:通常走行時にバランスの良い回生レベル(通常回生)


・D -:回生パワーが高まり、アクセルオフ時の減速が強まる(強い回生)


・D - -:回生パワーが最大となり、アクセルオフ時に強い減速が発生する(最大の回生)


・D Auto:走行状況に応じて回生レベルを制御し、アクセルペダルを離すタイミングをディスプレイで知らせる。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

オフロード走行性能

電気自動車のGクラスも内燃機関モデルと同様に、極めて高いオフロード性能を備えている。伝統のラダーフレームやリジットリアアクスルはG 580専用に強化・開発されている他、G-TURNやG-STEERING、オフロードクロール機能など、電気自動車ならではの様々な革新的新機能によって、オフロードの分野に新しい基準を打ち立てる。




■専用シャーシ


Gクラスの卓越したオフロード性能の象徴である伝統のラダーフレームは、4輪独立式モーターおよび大容量リチウムイオンバッテリーを搭載するため、さらに強化されている。また、ド・ディオン式のリジットリアアクスルも新たに開発されている。各モーターはラダーフレームに配置され、ホイールとデュアルジョイント シャフトによって繋がっている。これにより、サスペンションの動きによってキャンバー角が変化しないため、常に安定したハンドリング特性を維持することができる。




■アダプティブダンピングシステム


アダプティブダンピングシステムを標準装備。車速や路面状況に応じてシステムがダンピング特性を連続的に調整することで、常にボディを安定した状態に保つ。このコンポーネントは泥道や砂利道、水たまりやぬかるみなど悪路での高い負荷にも耐えうるように設計されており、オフロード走行時の安定性や快適性が大幅に高まる。




■仮想ディファレンシャルロック


G 580にはトルクベクトリングを用いた仮想ディファレンシャルロックを備えている。各輪のトルクを正確に制御することでディファレンシャルロックと同様の効果を生み出し、険しい地形においても瞬時に必要なだけのトラクションを発揮する。また、4輪独立式モーターとトルクベクタリングによって、各輪に自由にトルクを分配できるため、コーナリングにおいても極めて柔軟に最大限のトラクションを発揮できる。これにより、仮想ディファレンシャルロックのオン/オフに関わらず、常に俊敏さを失うことなく走行可能だ。



■ローレンジモード


内燃機関モデルと同様にローレンジモードを搭載している。各輪のモーターにはそれぞれトランスミッションが備わり、減速比を2:1にすることでトルクを高める。ハンドリングやアクセルレスポンスの特性も急勾配の荒れた地面を走行するために最適化される。(ローレンジモードでの最高速度は85km/h)




■G-TURN


G-TURNはオフロードの未舗装路等で最大2回転まで旋回可能な革新的な機能だ。例えば前方に障害物が現れ、それ以上先に進めなくなった場合、左右の車輪を逆回転させることで左右いずれかの方向に自在に方向転換できる。なお、この機能は公道では使用できない。周囲に人がいないこと、障害物等がないことを確認し、安全に配慮してご使用ください。




■G-STEERING


G-STEERINGはオフロードの未舗装路等走行時に大幅に回転半径を縮小できる革新的な機能。各輪のモーターの駆動トルクを個別に制御することで、後輪軸を中心に旋回することができる。これにより、タイトなコーナーでもステアリングを切り返すことなく曲がることができる。なお、この機能も公道では使用できない。周囲に人がいないこと、障害物等がないことを確認し、安全に配慮してご使用ください。(作動速度は25km/h以下)

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

■オフロードクロール機能


本機能はオフロード走行用の低速クルーズコントロール機能だ。これにより、ドライバーはブレーキやアクセル操作をすることなくステアリング操作に集中することができる。ローレンジモードがオンの場合に常に作動し、パドルシフトによってクロール速度を以下3段階で選択できる。(後退時はスロークロールのみとなる)なお、この機能も公道では使用できない。


・スロークロール:アップヒル/ダウンヒル/平坦路のいずれの地形でも約2km/hを維持。


・可変クロール:アップヒル/平坦路では人が歩く程度の速度を維持。10-20%勾配のダウンヒルでは最大約14km/h。


ファストクロール:アップヒル/平坦路で約8km/hを維持。ダウンヒルでは勾配に応じて車速を制御。



■トランスペアレントボンネット


360°カメラシステムのフロントカメラおよびサイドカメラからの映像を元にメディアディスプレイに車両前側下部の路面イメージを仮想的に表示するトランスペアレントボンネットを装備。通常ボンネットで隠れて見えない大きな石などの障害物や路面の深い窪みなどを早い段階で発見できるため、オフロード走行の安全性が大幅に高まる。



■オフロードコックピット


オフロード走行を視覚的にサポートするオフロードコックピットを装備。オフロード走行に必要な各種機能にダイレクトにアクセスできるだけでなく、勾配、傾斜、高度、操舵角、出力/トルク、タイヤ空気圧/温度、さらには各輪のサスペンションや仮想ディファレンシャルロックの状態などオフロード走行に役立つ情報がグラフィカルに表示される。起動スイッチはセンターコンソールのオフロードコントロールユニット上に配置されている。



■DYNAMIC SELECT


ドライブ、サスペンション、ステアリングの設定を統合制御するDYNAMIC SELECT。G 580では、「Comfort」、「Sport」、カスタマイズしたオリジナルセッティングを保存できる「Individual」にオフロード専用プログラムである「Trail」、「Rock」を加えた計5つの走行モードによって、ダイナミックなスポーツ走行からコンフォートクルージング、ハードなオフロード走行まで様々なドライビングシーンに合わせて車両の特性を切り替えることができる。


・「Comfort」モード:基本的に2輪駆動となり、高効率でバランスの良い走行が可能。


・「Sport」モード:俊敏なアクセルレスポンスとトルクベクタリングにより、ダイナミックなドライビングをサポートする。


・「Individual」モード:各種設定を自分好みにセッティングできる。


・「Trail」モード:未舗装路や砂利道などでのダイナミックなドライビングに適した設定となるモードで、アシスタントシステムもアクティブとなり、田舎道などでも安心・快適に走行できる。


・「Rock」モード:本格的なオフロード走行に特化したモードで、強力なトルクベクトリングによって卓越したトラクションを発揮する。アシスタンスシステムの働きを制限ないしは停止するため、余計な介入のないピュアなオフロード走行が可能。



■G-ROAR


G 580のための特別なサウンドで乗車体験を高めるG-ROARを搭載。V8サウンドにインスパイアされたG 580だけのドライビングサウンドを車内外で再生する。サウンドは加速や車速、モーター負荷、騒音レベル、DYNAMIC SELECTのモードに応じて変化し、他の電気自動車とは全く異なる走行体験をもたらす。また、ドアの開閉や車両のオン/オフ操作時にも印象的なサウンドで乗員の気分を盛り上げる。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

インテリジェントドライブ

新しい世代の運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」が高度な安全性と快適性を提供する。内燃機関モデルと同様、G 580においてもアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの再発進機能やアクティブステアリングアシストをはじめとする各種安全運転支援システム、各種駐車支援システムの機能が用意されている。




■マルチビームLEDヘッドライト


片側84個のLEDを使用したマルチビームLEDヘッドライトを標準装備。インテリジェントなライト機能により道路状況に応じて配光をコントロールし、最大限の視界を確保する。また、対向車や前走車などを検知しハイビームが当たらないよう照射範囲を調節するアダプティブハイビームアシスト・プラスも備わっている。




■ドライビングアシスタンスパッケージ


アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの再発進機能やアクティブステアリングアシスト、アクティブエマージェンシーストップアシスト、ブラインドスポットアシストの降車時警告機能などを搭載。その他ドライバーの負担を減らす機能や様々な状況下で事故を未然に防ぐ機能、事故を避けられない場合に最大限乗員を保護する機能など、全方位でサポートする。

安心のサポートプログラム

はじめて電気自動車の保有を検討されるお客様の不安を一掃する安心プログラムを揃えている。




■EQケア


新車購入から5年間または10万kmのいずれか早い方まで、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラム「EQケア」が適用。高電圧バッテリーは8年16万km以内で、サービス工場の診断機により高電圧バッテリー残量が70%に満たないと診断された場合の保証を付帯している。




■Mercedes me Charge


納車時に車載される専用の充電カード(*14)を使用し、全国にある約22,100基(*15)の提携充電器を利用可能。申込みから1年間は月額基本料金および充電料金が無料になる。


*14:別途申込みが必要となる。


*15:出典:株式会社e-Mobility Power WEBサイト(2024年6月末時点)

ラインアップ

メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通り。


モデルステアリングエンジンメーカー希望小売価格(*16)( )内は消費税抜き車両本体価格
G 580 with EQ Technology Edition 1(MP:202501)(*17)右/左永久磁石 同期モーター4基(フロント左右/リア左右)¥26,350,000(¥23,954,546)

*16:上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となる。メーカー希望小売価格は参考価格。価格は販売店が独自に定めておりますので、詳しくは各販売店に問い合わせください。


*17:MPとはメルセデス・ベンツ日本にて使用しているモデル識別コードになる。

G 580 with EQ Technology Edition 1を発売

G 580 with EQ Technology Edition 1

※欧州仕様車




2024年10月23日 Mercedes-Benz JapanPress Informationより

このブランドについて

  • MERCEDES BENZ

    メルセデス・ベンツ

    19世紀に世界初のガソリンエンジンで走る自動車メーカーとして創業、第2次世界大戦前には高級車やレーシングカーで既に名を上げており、戦後も数々の名車を輩出したドイツの老舗メーカー。中途半端なものは作らない「最善か、無か!」をスローガンに高品質なクルマづくりを社是としており、日本ではかつてのインポーター、ヤナセによる巧みなイメージ戦略で高級輸入車の代表格となりましたが、バブル時代の190E(W201)以降は庶民向けの「ちょっとお高い輸入車」程度に身近な存在となっていき、現在は比較的小型で手頃なAクラスからラインナップ。PHEVやBEVなど電動化にも熱心で、日本を重要な市場と位置づけています。

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