電動⼆輪パーソナルコミューター「CUV e:」「ICON e:」をインドネシアで発表
公開日:2024/10/19更新日:2024/10/19
※1 ICON e:の充電は、車載状態ならびにバッテリー単体の二通りが可能
ホンダ、2050年までのカーボンニュートラル実現へ – 2040年代には全二輪製品の電動化を目指す
- 電動⼆輪パーソナルコミューター「CUV e:」「ICON e:」をインドネシアで発表
- 2030年まで30モデル以上発表の目標における10機種目・11機種目として投入
- お客様の使い勝手に合わせ、Honda Mobile Power Pack e:対応モデルをはじめ、
固定式バッテリー搭載モデルも加えることで選択肢を多様化 - 2024年を電動グローバル元年として、多様な電動二輪車をグローバルに展開
Hondaは、2050年にHondaの関わる全ての製品と企業活動を通じて、カーボンニュートラルを実現することを目指し、2040年代には全ての二輪製品でのカーボンニュートラルを実現することを目標としている。この目標を達成するため、今後の環境戦略の主軸として二輪車の電動化に取り組んでいる。
2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、電動二輪市場への参入を本格化。2026年までを市場参入期、2026年から2030年を事業拡大期、2030年以降を事業本格拡大期と位置付け、戦略的に電動二輪車の市場投入を推進する。
今回発表したCUV e:とICON e:は、2023年11月29日に開催した「2023 Honda電動二輪事業説明会」において公表した「2030年までに、グローバルで電動モデルを30機種投入」における、それぞれ10機種目、11機種目に相当し、2030年の目標に対して着実に歩みを進めている。
CUV e:とICON e:は、両モデルともインドネシア国内での生産を予定しており、それぞれの地域のニーズに応じて適切な場所で生産をするとともに、インドネシアを皮切りにグローバルに展開していく。また、電動コミューターのラインアップの強化により、Honda Mobile Power Pack e:搭載モデルのみならず、固定式バッテリー搭載モデルも加わることで、今後もお客様の求めに応じて多様な選択肢を増し、電動二輪車をより身近なものにしていく。
Hondaは、これからもより多くのお客様の要望に応えられるように、コミューターをはじめとした電動二輪車のフルラインアップ化への取り組みを加速させ、電動二輪車の多彩なバリエーションを構築していく。
CUV e:
CUV e:は、交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:を2個動力源に使用した排気量110cc相当のモデルで、2023年に東京ビックサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で、ワールドプレミアとして出展した「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」を市販化したもの。
CUV e:のネーミングは、1994年にHondaが初めてリース販売した電動スクーター「CUV ES(Clean Urban Vehicle Electric Scooter)」に由来している。CUV e:は、CUV ESと同じシティーコミューターコンセプトとして開発され、「多くの方の街中での快適な移動を実現する電動スクーター」であることから、Clean Urban Vehicleに、Hondaの電動車両を示すe:を加えてCUV e:とし、新時代のパーソナルコミューターと位置付けている。
CUV e:
1994年に発売したCUV ES
デザインは、EVならではのシンプルでスマートなスタイリングと、一目でCUV e:とわかるアイコニックなフロントコンビネーションライトおよびリアコンビネーションライトを採用している。
動⼒⽤電源には、交換式バッテリーのHonda Mobile Power Pack e:を2個使⽤。Honda独自開発の自社製モーターを採⽤し、磁気回路と構造の最適化により高効率化を図ることで、航続距離向上に寄与している。®
またさまざまな走行シチュエーションやお客様の好みに応じて、3つの走行モード(STANDARD、SPORT、ECON)から選択ができ、狭い場所での切り返しに便利なリバースモードも搭載している。
さらにバイクとスマートフォンをBluetooth®※2で接続することで、通話やナビゲーション機能などを利用できるHonda独自のサービス、Honda RoadSync Duo®※3、4を装備したタイプも設定している。
※2 Bluetooth®は米国Bluetooth SIG, Inc.の登録商標
※3 Honda RoadSync Duo®のご利用には専用アプリのインストールが必須
※4 Honda RoadSync Duo®の詳細については、https://global.honda/en/roadsync-duo/(英語版)を参照ください
ICON e:
ICON e:は、Honda Mobile Power Pack e:を搭載した、日本では原付一種相当の「EM1:e」をベースに、バッテリーを含む主要電動部品を変更し、エクステリアはインドネシア向けとして一新した新たなモデルだ。
ICON e:
動力用電源には、中国で普及している三元系リチウムイオンバッテリーを採用し、充電は車載状態、バッテリー単体の二通りが可能。
後輪にコンパクトなインホイールモーターを採用し、パワーコントロールユニットがモーター出力を効率的に制御することで、一充電あたりの走行距離50km以上※5を実現。クリーンで静かな走行を可能にしている。
シート下には、ヘルメットを収納するスペースの他、小物の収納が可能なラゲッジボックスを確保。また、フロント部内側にはフロントインナーラックと、携帯端末の充電にも便利なUSB Type-Aソケットを標準装備。日常で使い勝手のよい機能を備えている。
ヘッドライトは凹凸のないフラッシュサーフェスのシンプルなデザインとし、アイコニックな表情を演出。また灯火器には、夜間走行時の安心感にも貢献する高輝度なLEDを採用。
メーターには、反転液晶表示としたフルデジタルメーターを採用。スピードメーターや時計に加え、バッテリーの残量表示などさまざまな情報をシンプルに表示することで、優れた視認性に寄与している。
※5 Hondaテスト値
2024.10.09 HONDAニュースルームより
このブランドについて
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HONDA
ホンダ
現存する日本の主要自動車メーカーでは1960年代に最後発で四輪へ進出、大手の傘下に入ることもなく独立独歩で成長したホンダ。初期のスポーツカー「S」シリーズやF1参戦でスポーツイメージが強い一方、初代シビックの成功や、可変バルブ機構を採用した高性能なVTECエンジンで実用的かつスポーティな大衆車メーカーとして発展、1990年代にはミニバンのオデッセイやステップワゴン、SUVのCR-Vをヒットさせ、2010年代には軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の大成功で軽自動車ブームの中心になっています。先進技術の開発にも熱心で、ハイブリッドカーやBEVなど電動化、運転支援システムの実用化にも積極的。