松阪市と日産自動車、電気自動車を活用し脱炭素化及び強靭化実現に向け共創

三重県松阪市と、日産自動車株式会社、三重日産自動車株式会社の3者は、28日、脱炭素化及び強靭化実現に向けて電気自動車(EV)を活用していく、「包括連携協定」を締結した。

電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定締結

【協定締結の背景】

松阪市は、脱炭素社会の実現を目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、公共施設への太陽光発電や蓄電池の導入、EV充電器の設置など、地域の脱炭素化対策を積極的に推進している。また、SDGsの推進や持続可能で強靱なまちづくりに向けた防災・災害対策等にも積極的に取り組んでいる。これらの一環として、2030年までに公用車100%のEV化を目標に掲げ、今後もEVを公用車として積極的に導入していく。


日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進している。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業の皆さまと連携している。


脱炭素化や強靱化の実現を目指す松阪市が「ブルー・スイッチ」に賛同し、本協定を締結する運びとなった。

【連携項目と取り組み内容】

協 定 項 目具 体 的 取 組 例
(1)電気自動車の普及に関する事項


脱炭素化実現に向けたEV普及促進や、イベントでの連携


・脱炭素社会実現に向けたEVの普及促進やその積極的な活用


・市民の環境意識向上のためのEV普及啓発イベントでの連携


・「走る蓄電池」としてのEV活用、PR


(2)環境教育に関する事項


環境イベントや環境教育実施の際のEV活用


・「日産わくわくエコスクール」の実施や、環境教育での協力、連携


(3)災害時における電気自動車の支援、活用に関する事項


災害時における非常用電源としてのEV活用


・災害による停電時に三重日産自動車が市にEVを貸与し、市が避難所等の非常用電源としてEVを活用


・避難訓練や防災訓練におけるEVの活用


(4)その他、協議し必要と認める事項

松阪市、日産自動車、三重日産自動車は、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策等、本協定締結に基づく様々な取り組みを行う。今後も、松阪市が目指す脱炭素社会の実現、ゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向け、共創していく。


First Contact Nissan Technology:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html


日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/blue-switch.htm




2024/05/28 日産自動車ニュースルームより

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    かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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