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「MAZDA EZ-6(マツダ・イージーシックス)」(市販予定車:エアログレーメタリック外板色)

マツダ、新型電動車2車種を北京モーターショーで初公開

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、マツダが出資する現地法人「長安マツダ汽車有限公司(以下、長安マツダ)」が、新型電動車「MAZDA EZ-6(マツダ・イージーシックス)」、新型電動車のコンセプトモデル「MAZDA 創 ARATA(マツダ・アラタ)」を、北京モーターショー2024(*1)において初公開したことを、本日発表した。

マツダ、中国市場に向けた電動車ラインナップを拡充:「MAZDA EZ-6」の公開と「MAZDA 創 ARATA」のコンセプトモデル発表

マツダ、新型電動車2車種を北京モーターショーで初公開

本日公開された「MAZDA EZ-6」は、マツダと合弁事業のパートナーである重慶長安汽車股份有限公司(以下、長安汽車)の協力のもと、長安マツダが開発・製造を行う新型電動車(新エネルギー車)の第1弾であり、2024年中に中国で発売される。また、同時に公開されたコンセプトモデル「MAZDA 創 ARATA」は、第2弾の新型電動車として2025年中に量産化して、中国市場に導入予定。急速に電動化が進む中国において、より多くのお客様に選んでいただけるよう、電動化商品ラインアップを拡充していく。


マツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠 勝弘(もろ・まさひろ)は、次のように述べている。「このたび、マツダと長安汽車の力を集結させた新型電動車をお披露目できたことを、大変嬉しく思います。『MAZDA EZ-6』は、マツダの強みと長安汽車の電動技術を融合させた最新の電動車です。今後もマツダは、先進的なクルマを嗜好する中国のお客様のご要望に応えるマツダらしい商品の導入により、中国ビジネスを反転攻勢するべく、長安汽車とともに取り組んで参ります」


「MAZDA EZ-6」は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)―Soul of Motion」にもとづいたスタイリングやマツダらしい人馬一体の走行性能を、長安汽車が有する電動技術やスマート技術と組合わせた電動専用車だ。電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の2機種を設定することにより、中国におけるお客様のニーズや嗜好に幅広く対応する。


「MAZDA 創 ARATA」は、「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というマツダの企業理念にもとづき、新たな価値創造に挑戦したコンセプトモデルだ。動きを感じさせる造形の中に、モダンかつプレステージアスな印象を与えるクロスオーバーSUVは、先進的なものを好む中国のお客様に向けた提案となる。


マツダは、今後も「ひと中心」の価値観のもと「走る歓び」を進化させ続け、お客さまの日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」をお届けしていくことを目指していく。

■「MAZDA EZ-6」の商品概要

  • デザインテーマ「Authentic Modern」にもとづき、魂動デザイン特有の生命感やエレガンスを表現しながら、電動化時代に相応しいスタイリングに注力。シンプルで伸びやかなクーペフォルムを通じて、新しさもありながらクルマが本来もつ魅力を表現。
  • ドライバーの意図に対してクルマがリニアに反応するようブレーキやステアリングをチューニング。マツダらしい"人馬一体"を感じさせるダイナミック性能。
  • 50:50の前後重量配分(BEV)、フロントはストラット式、リアはマルチリンク式のサスペンション、高速走行時の安定性を向上させる電動リアスポイラーを採用。
  • 運転支援および事故被害の低減を図るインテリジェントドライブ機能、車外からでも音声操作が可能なインテリジェントパーキング機能、音声、タッチ、ジェスチャーと、様々な方法での操作が可能なスマートキャビンなど、安全および利便性を高めるスマート機能。
  • 航続距離について、BEVモデルは約600km、PHEVモデルは1回の給油で1,000km以上を想定。(*2)

主要諸元

外寸(全長x全幅x全高)(*3)4,921mm×1,890mm×1,485mm
タイヤサイズ245/45R/19
駆動方式RWD
乗車定員5名

■「MAZDA 創 ARATA」の概要

  • デザインテーマは、"SOULFUL + FUTURISTIC x MODERN。"新エネルギー車による新しい生活様式をイメージさせるような未来的でモダンな造形を、マツダデザインが追い求める"動くことへの感動"や、魂動デザイン特有の生命感を融合させながら具現化。
  • サイドビューは、分厚いドア断面と4つのタイヤにしっかりとトラクションがかかる立体構成とし、魂動デザインらしい力強いダイナミックな造形を表現。また、2つのウイングが重なった"クロスウイング"のリアコンビランプ採用により、新しいマツダブランドを訴求。
  • ボンネット先端部、フロントバンパー両端、Dピラー内側などに空気の通り道を設定。空力特性の向上とともに、近未来的なスタイリングを提案。



*1 正式名称は、「2024(第18回)北京国際モーターショー(Auto China 2024)」。


*2 BEVモデルおよびPHEVモデルの航続距離は暫定値。BEVがCLTCモード、PHEVがCLTC総合モードで測定。


*3 暫定値。量産仕様と異なる場合がある。


2024.4.25 MAZDA ニュースリリースより

このブランドについて

  • MAZDA

    マツダ

    戦前・戦後とオート三輪がヒットした頃から優れた工業デザインが人気を博し、1960年代には世界で初めてヴァンケル式2ローターロータリーエンジンを実用化、1980年代には「赤いファミリア」の大ヒットで社会現象化するなど、実用性や走りへのこだわり、ファッショナブルなデザインといった個性では日本でも群を抜くマツダ。近年でも新型車の設計技術に取り入れた「SKYACTIVテクノロジー」や、効率的な生産技術、エモーショナルなデザインで他社に真似できないクルマづくりを得意としており、新型ロータリーエンジン8Cを発電機に使ったMX-30ロータリーEVのように、電動化でも「マツダらしさ」を存分に発揮しえいます。

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