POSCO Future MとHonda、カナダでの車載バッテリー用正極材の生産に関する協業に基本合意
公開日:2024/04/25更新日:2024/04/25
POSCO Future M Co., Ltd.と本田技研工業株式会社(以下、Honda)は、カナダにおける車載バッテリー用正極材の生産に関する協業に基本合意した。今後、2024年中の合弁契約の締結を目指し、具体的な協議を開始する。本協業は、2023年4月に開始されたカーボンニュートラルの実現に向けた包括的パートナーシップの検討に基づき、バッテリー主要材料の調達協力に関する検討を進めてきた結果、基本合意に至った。
合弁会社設立を検討
正極材は、EV(電気自動車)のキーコンポーネントであるバッテリーの主要材料の一つであり、高品質な正極材の安定確保は事業体質の強化につながる。両社は、中長期的な成長が見込まれる北米の電動車市場において、高性能なバッテリーを安定的に調達し、電動化戦略を着実に実行することを目的に、基本合意に至った。今後、主にHondaの北米市場向けEVに搭載されるバッテリーへの正極材の供給を目的に、合弁会社設立の検討を進める。
両社は、付加価値の高い素材技術や電動化技術といった互いの強みを持ち合い、高品質な正極材を車載バッテリーに活用することで、EVの高性能化を実現し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速する。
2024.04.25 ニュースリリース HONDAより
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ホンダ
現存する日本の主要自動車メーカーでは1960年代に最後発で四輪へ進出、大手の傘下に入ることもなく独立独歩で成長したホンダ。初期のスポーツカー「S」シリーズやF1参戦でスポーツイメージが強い一方、初代シビックの成功や、可変バルブ機構を採用した高性能なVTECエンジンで実用的かつスポーティな大衆車メーカーとして発展、1990年代にはミニバンのオデッセイやステップワゴン、SUVのCR-Vをヒットさせ、2010年代には軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の大成功で軽自動車ブームの中心になっています。先進技術の開発にも熱心で、ハイブリッドカーやBEVなど電動化、運転支援システムの実用化にも積極的。