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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン10 開幕戦メキシコシティで表彰台、ダブルポイント獲得
公開日:2024/01/16更新日:2024/01/16
■ニック・キャシディは、ジャガーTCSレーシングでのデビューレースにおいて3位表彰台とファステストラップを獲得
■ミッチ・エバンスは、5位入賞でフィニッシュ
■ジャガーTCSレーシングは、開幕戦を終えチーム・ランキング2位で好発進
■第2戦、第3戦は、2024年1月26日、27日(現地時間)にサウジアラビアのディルイーヤで開催
ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン10 開幕
2024年1月13日 メキシコ・メキシコシティ発:
ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10の開幕戦メキシコシティE-Prixにおいて、ジャガーTCSレーシングは、ニック・キャシディがデビュー戦を3位表彰台とファステストラップ獲得という結果を残した。また、チームメイトのミッチ・エバンスは5位でフィニッシュし、重要なポイントをもたらした。
クオリファイセッションでは、ミッチ・エバンスが1分13秒103のファステストラップを記録するなど、ジャガーTCSレーシングの両ドライバーがデュエルのセミファイナルに進出。しかし、フリープラクティス1での手続き違反により両ドライバーに1グリッド降格のペナルティが課されたため、決勝レースのスターティンググリッドは、ニック・キャシディは4位、ミッチ・エバンスは5位となる。
決勝レースがスタートすると、オープニングラップでニック・キャシディとミッチ・エバンスは、パスカル・ウェーレイン(タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム)、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)、マキシミリアン・ギュンター(マセラティMSGレーシング)に続くポジションにつく。ポジション争いをしていた両ドライバーは、ニック・キャシディが最初のアタックモードを使った後4位に浮上、ミッチ・エバンスもアタックモードで5位になる。
10周目にセーフティカーが導入されたため、2周が追加されることになった。レース再開後、ニック・キャシディはギュンターがアタックモードに入ったタイミングで3位に浮上し、37周のレースの最後までポジションをキープしながらファステストラップも記録した。一方でミッチ・エバンスは2度目のアタックモードを使い5位をキープし、レースの半分以上を占める23周も後続ドライバーを抑え、そのまま5位でフィニッシュし、チームに重要なポイントをもたらした。
セバスチャン・ブエミが2位でフィニッシュしたことで、JAGUARパワートレイン搭載車4台のうち3台がトップ5入りを果たし、開幕戦においてJAGUAR「I-TYPE 6」の好調ぶりをアピールした。
ジャガーTCSレーシングは、チーム・ランキングにおいて26ポイントを獲得し、トップとわずか2ポイント差で2位につけている。
ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパル、ジェームズ・バークレーのコメント:
「2024年シーズンは、実に力強いスタートを切ることができました。ニックもミッチもクオリファイセッションでデュエル準決勝まで勝ち進み、決勝に向けていいポジションを獲得しました。ニックがジャガーTCSレーシングでの初レースで表彰台を獲得したことは、彼にとってもチームにとっても素晴らしい成果といえます。ミッチも今日は、レースの大半で後続のジャン・エリック・ベルニュを抑えこみ見事なディフェンスを披露してくれました。2週間後のディルイーヤE-Prixは、今シーズン最初のダブルヘッダーです。いい結果を期待しています。」
ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント:
「まずはニックとチームに初表彰台おめでとうと伝えたいです。今日のレースは体力的に非常に厳しく、ドライブするのも容易なことではありませんでしたが、シーズン最初のレースを5位で終え、しっかりとポイントを獲得できたことは非常にポジティブにとらえています。」
ジャガーTCSレーシングドライバー、ニック・キャシディ(#37)のコメント:
「素晴らしいシーズンのスタートを切ることができ、本当にうれしいです。ジャガーTCSレーシングでの初めてのレースで、表彰台を獲得できたことは大きな成果です。昨年はここメキシコシティで9位でしたが、それより1つでも上にと思っていただけに最高の気分です。ディルイーヤに向けてまだまだやるべきことはありますが、挑戦し続けていきます。」
次は2024年1月26日、27日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10 第2戦、第3戦、ダブルヘッダーとなるサウジアラビアでのディルイーヤE-Prixに挑む。
お問い合わせ先
-JAGUARウェブサイト:https://www.jaguar.co.jp/index.html
-Facebook:https://www.facebook.com/JaguarJapan
-Twitter:https://twitter.com/JaguarJPN, @JaguarJPN
-Instagram:http://www.instagram.com/jaguarjapan
エディターズ・ノート
ジャガーTCSレーシングについて
JAGUARは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなった。
2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権では、ジャガーTCSレーシングはフォーミュラEでチーム最大のポイント獲得となる292ポイントを獲得し、準優勝に輝いた。
ミッチ・エバンスは、2023年のドライバーズ・ランキングで、フォーミュラEにおける自己最多となる197ポイントを獲得して、ランキング3位でシーズンを締めくくった。2024年も、チームのために引き続きレースに参戦する。ニック・キャシディは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンからチームのドライバー・ラインアップに加わった。
2023年シーズンでは、すべてのチームが世界初のネットゼロレースカーであるGen3カーでレースを行なった。ジャガーTCSレーシングは、2024年も「Jaguar I-TYPE 6」でレースに参戦する。
フォーミュラEは、電動レースカーのコンセプトだけでなく、開催地の選択においてモータースポーツの世界でユニークなシリーズとなってる。2024年のチャンピオンシップは、メキシコシティ、ディルイーヤ、モナコを含む世界の主要都市の中心部にある既存のサーキットや仮設のストリートサーキットで開催され、東京や上海などの新たな会場も追加される。シーズン最終戦の週末は、ロンドンでダブルヘッダーのレースが開催される。
フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計している。JAGUARは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給している。
コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっている。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバー(JLR)のフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながる。
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、JLRのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項だ。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、JAGUARはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発している。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるJAGUARにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができる。それこそがJAGUARが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいる。
ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としている。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っている。
詳細については、https://media.jaguarracing.com/まで。
Tata Consultancy Services(TCS)について
TCSは、55年以上にわたって数多くの世界最大規模のビジネスをデジタルに変革してきた、ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューションを提供する企業だ。JLRの長年にわたる戦略的テクニカルパートナーであるTCSは、新しいテクノロジーを活用して、レースチームの電動化を促進し、レースで勝利して、より持続可能な未来を構築する活動をサポートしている。TCSはより良い未来の構築に取り組み、サーキットで得たノウハウを活用して、モビリティ・エコシステムを変革している。タタ・グループの一員であるTCSは、世界中に60万8,000人を超えるコンサルタントを擁している。
2024年1月16日 Jaguar Land Rover Japan Media Centreより
このブランドについて
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JAGUAR
ジャガー
英国が誇る名門メーカーであるジャガーは、1960年代のEタイプなどに代表されるスポーティでエレガントな高級車を多数輩出、レースシーンにも欠かせない存在であり、近年はF-PACEなどブランドイメージに恥じないスポーティなSUVもラインナップしてきました。フル電動SUVのI-PACEをはじめ、その他のモデルもパワフルな内燃機関からPHEVなど多彩なパワーユニットを揃えてきましたが、2025年にピュアEV(BEV)のラグジュアリーブランドへ転換することを宣言し、今後はBEVメーカーとして歩んでいくこととなります。新時代の電動モビリティと古き良き英国車の雰囲気をいかに融合させていくかに要注目です。