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BMWグループ、2023年に記録的な販売を実現し、電動モビリティの意欲的な成長目標を達成

2023年、BMWグループの販売台数は2,555,341台となり、最高記録を更新(6.5%増)
BMW グループBEV(電気自動車)の販売台数は全体の15%を占め、すべてのグローバル販売地域で躍進
2023年、BMWブランドは世界プレミアム・セグメントで再び第1位を獲得、電動モデルは販売台数が大幅に増加(+92.2%増)

ロールス・ロイスおよびMotorradの両ブランドも新記録を樹立している。
ヨッヘン・ゴラー:「史上最高となった2023年の販売実績は、当社の好調なブランドに対する需要の高さを示している」

BMWグループ、2023年に記録的な販売を実現

ミュンヘン発:昨年度、BMWグループは自社にとって最高記録の更新となる合計2,555,341台のBMW、MINIおよびロールス・ロイスの自動車を顧客に納車した(6.5%増)。またBMW、ロールス・ロイスおよびBMW Motorradの各ブランドも2023年に新記録を樹立した。第4四半期、BMWグループの販売台数は、前年比10.3%増の718,778台に上った。



BMW AGのカスタマー・ブランド・セールス部門取締役のヨッヘン・ゴラーは、次のように述べている。「販売パートナーとの緊密な協力関係と関連会社の優れた実績が原動力となり、BMWグループは2023年に史上最高の業績を達成することができました。世界中の顧客は、当社の好調なブランドであるBMW、MINI、Motorrad、ロールス・ロイスを高く評価し、特にBMWグループの全製品のラインアップでは、幅広い駆動技術の選択肢が提供されていることを歓迎しています。当社は非常に魅力的かつ優れた技術を搭載した新製品と共に、2023年にエレクトロモビリティをよりダイナミックに成長させ、電気自動車の販売数を全販売数の15%にするという目標を達成することができました」



BMWグループはチームでの素晴らしい努力によって、昨年は再び世界中で電気自動車の販売が大幅に増加し、376,183台を納車した。これは、前年比74.4%増の成長を遂げた大きな要因となった。当社は、第4四半期に129,316台の電気自動車を顧客に納車した(47.7%増)。2023年、BMWグループの電気自動車の販売実績は、電気自動車市場全体を席巻し、電動モビリティの先駆者としての当社の役割を強調した。



BMWグループは、2024年もBEV販売の成長軌跡を維持できると確信している。当社は、全ブランドの主要セグメントにおいて、18種類におよぶ幅広い電気自動車モデルを提供し、今後数年間にわたるBEV販売の力強い成長に向けた確固たる基盤を築いている。今年は、当社が新たに提供する自動車の5台に1台は、電動ドライブトレインを搭載した製品になり、2025年までには4台に1台になる予定である。ゴラーは次のように付け加えた。「当社の電動モデルに対する需要は引き続き旺盛であり、2024年はブランド全域の力強い製品ポートフォリオを基盤に、50万台以上の電気自動車を販売する見込みです」

BMWブランドは世界プレミアム・セグメントで再び第1位を獲得

2023年、BMWブランドは世界中の顧客に合計2,253,835台を納車し、前年比7.3%増となる史上最高の成績を収めた。同社は、昨年、世界プレミアム・セグメントの最高位を再び維持することができた。


BMWの電気自動車は、特に高い需要を誇り、2023年に合計330,596台を顧客に納車した(92.2%増)。第4四半期における電気自動車の納車数は、113,458台に達した(55.4%増)。


2023年、BMW 7シリーズおよびBMW X7などの高価格帯モデルも、根強い需要に支えられた。とりわけBMW iX1*およびBMW i4*を含む電動モデルは、売上が伸びた主な原動力となる製品の一部である。昨年は、引き続きBMW X1、BMW 3シリーズ、BMW X3が特に好調であった。


電気自動車BMW i5*を昨年発表したことによって、現在、BMWグループはそれぞれの主要セグメントにおいて、電動モデルを提供している。また、電気自動車BMW iX2*もラインアップに加わった。年内には、初の電気駆動ツアラーがデビューし、BMW 5モデル・シリーズの一部になる予定である。

BMW M GmbHは販売台数が著しく増加し、新たなマイルストーンに到達

2023年、BMW M GmbHは前年比14.3%の成長となる、合計202,530台のパフォーマンス・カーおよびハイ・パフォーマンス・カーを販売し、50年を超える歴史の中で最高の結果を手にした。市場導入に成功したM2*、XM*、M3*ツーリング・ハイ・パフォーマンス・モデルに加え、電動パフォーマンス・モデルBMW i4 M50*も大きな注目を集めた。前年同様に、BMW i4 M50はBMW Mモデルとして最多の販売台数を記録し、当ブランドが電動モビリティに向けて組織的な転換を遂げた最良の例であるといえる。エグゼクティブおよびラグジュアリー・カー・セグメントにおける電気自動車のラインアップは、BMW i5 M60*およびBMW i7 M60*で締めくくられた。

MINI 電気自動車、目覚ましい成長を遂げる

昨年、MINIブランドは合計で295,474台を販売し(0.9%増)、MINIの電気自動車の販売は3.5%伸びて45,261台を記録した。2020年に発売を開始した電動のMINI Cooper SE*は、最多販売台数を維持したMINIモデルである。昨年は、電気自動車MINI Cooper SE Convertibleが市場にデビューした。999台限定の当モデルは、発表からわずか数週間でほとんどの市場で完売した。電気自動車は、2023年を通して販売されたすべてのMINI車の15.3%を占める。


2024年を通じて、新しいMINIファミリーが発表される予定である。電動モデルのMINI Cooper SEとMINI Cooper Eに加え、さらに2種類の電気自動車、MINI Countryman SEとMINI Countryman Eの発売が予定されている。MINI CooperとMINI Countrymanの両モデルは、いずれも内燃エンジン・タイプでの提供も予定する。未公開であるコンパクト・5シーター・クロスオーバーの新型MINI Acemanも同じく電気自動車である。

ロールス・ロイスは2023年に過去最高の販売台数を記録

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、世界市場における好調な製品需要と過去最高水準のビスポーク・オーダーに支えられ、2023年に大成功を収めた。英国グッドウッドに本拠地を置く同社は、昨年、史上最多となる6,032台を顧客に納車した。ロールス・ロイスは、事業を展開する50市場の大多数で売上増加を記録した。


ロールス・ロイスのグッドウッド本拠地において、手作業で制作されるすべての自動車は、制作を依頼する顧客の個性を表現するビスポークを特徴としており、この比類のないプロジェクトの価値に対する需要にも著しい増加がみられた。複雑でユニークなビスポーク・プロジェクトへの世界的な需要は高まり続け、ロールス・ロイスはこれに応えるために国際的なプライベート・オフィスのネットワークをさらに拡大した。2023年に上海オフィスがオープンし、2024年にはソウルと北米で開設予定であると発表した。さらに同社は、主にコーチビルドを含むビスポークの能力を強化するために、英国グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスへの大規模な新規投資を発表した。


2023年は、史上初となる待望の電気自動車、ロールス・ロイスSPECTRE*が発売された重要な年となった。SPECTREの最初の納車は予定通り第4四半期に行われ、オーダーはすでに2025年まで続いている。ロールス・ロイスの現行モデルも堅調な需要を維持し、世界中で最も多い売上を誇ったのはCULLINAN*、続いてGHOST*であった。またPHANTOM*は、ブランド最高峰の座に留まっている。

BMW Motorrad、100周年に史上最高の販売台数を達成

BMW Motorradは、前年比3.1%増となる合計209,257台のモーターサイクルとスクーターを顧客に納車し、記念すべき100周年に史上最高の記録を樹立した。特に欧州、アジア、北米、ラテンアメリカの全地域で過去最高を更新し、BMW Motorradの記録的な販売実績に多大な貢献を果たした。2023年の素晴らしい業績の主な要因は、各セグメントを特徴づける優れた製品、またパワフルなM 1000 RおよびアイコニックなR 1300 GSツーリング・エンデューロのような人気の高い新モデルの発売など、ブランドの魅力的なラインアップであった。

地域/市場におけるBMWとMINIの販売台数

米国では、2023年1月〜12月に合計395,741台のBMWおよびMINI自動車を顧客に納車し、9.4%の伸びを記録した。


欧州では、BMWおよびMINI自動車の2023年度販売数は、合計942,805台であった(7.5%増)。


中国においてBMWグループは、2023年に824,932台のBMWおよびMINI自動車を販売した(4.2%増)。


ドイツでは、当期に281,986台のBMWおよびMINI自動車が登録された。



2023年12月時点での第4四半期におけるBMWグループ販売台数の概要


2023年第4四半期

対前年比


%

当年度初めから2023年12月まで

対前年比


%

BMWグループ自動車718,778+10.3%2,555,341+6.5%
BMW632,568+11.6%2,253,835+7.3%
- BMW M GmbH58,865+11.5%202,530+14.3%
MINI84,733+1.3%295,474+0.9%
BMWグループ電気駆動車1181,075+20.3%566,486+30.6%
BMWグループのBEV129,316+47.7%376,183+74.4%
ロールス・ロイス1,477+11.9%6,032+0.2%
BMW Motorrad44,349+1.8%209,257+3.1%

1BEVおよびPHEV




2023年第4四半期

対前年比


%

当年度初めから2023年12月まで

対前年比


%

欧州272,686+10.2%942,805+7.5%
ドイツ276,039+12.3%281,986+11.7%
アジア286,953+10.2%1,070,142+4.1%
中国222,021+11.5%824,932+4.2%
南北アメリカ大陸142,287+8.1%480,380+9.3%
米国118,609+5.8%395,741+9.4%

2暫定登録数


このプレスリリースで報告されている納車数は暫定的なものであり、BMWグループレポート2023が発行されるまでの間に変更される可能性がある。納車数の算定方法に関する注記は、BMWグループレポート2022の67ページに記載されている。



09.01.2024 BMW GROUPプレスリリース


このブランドについて

  • BMW

    BMW

    日本ではメルセデス・ベンツに次ぐ高級輸入車メーカーとして定着しているドイツのBMWは、ライバルに対し若々しくスポーティなイメージを持ち味としており、昔ながらのセダンやクーペ、ワゴンのみならず、X5など各種SUV、スポーツカーのZ4や「M」ブランドの高性能モデルがイメージの主流と言えます。高級感あふれるフィーリングと雑味のない吹け上がりでファンの多い直列6気筒エンジンを継続してきた、珍しいメーカーなこともスポーティなイメージに一役買っていますが、近年はBEVなど電動化モデルも拡充しています。2000年代以降は傘下ブランドとしたMINIの影響で、実用的なFF車もラインナップするようになりました。

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  • MINI

    MINI

    1959年に始まった「ミニ」の歴史は、2度の世界大戦で国土と経済力が荒れ果てた大英帝国を救う小型エコカーとして始まり、シンプルかつ小型軽量なボディに凝らされた様々な工夫による卓越した走行性能など、実用性と趣味性を併せ持つ、20世紀を代表する名車のひとつとなりました。その伝統は、「MINI」ブランドを手に入れたBMWによる「ニューミニ」となっても続き、大型化しても変わらぬイメージと多くの派生車種によって21世紀も代表的なコンパクトカーとして発展、2024年に姿を表したニューミニ第4世代では、ついに電気自動車モデルもラインナップ。世紀をまたぎパワートレーンが変わってもなお、「ミニ」は走り続けます。

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  • Rolls-Royce

    ロールス・ロイス

    庶民でも富裕層なら購入できるレベルとは異なり「超」がつく本物の高級車、ショーファー・ドリブンの代名詞がイギリスのロールス・ロイス。1998年にBMW傘下となって以降もその威厳やクルマづくりの精神は健在であり、今も超高級サルーンのファントムやゴースト、グランピングと呼ばれるセレブの贅沢キャンプにふさわしい超高級SUVのカリナンといった、ロールス・ロイスの名にふさわしいモデルをラインナップしています。2023年には超高級電動スポーツクーペのスペクターで、ついにピュアEV(BEV)にも参入、並のセレブでは憧れるしかない超高級車の世界にも、ついに最先端技術が威厳をいささかも損なうことなく到達しました。

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