独創的で予想外、かつドラマチックなDESIGN VISION CONCEPT 「TYPE 00」をマイアミ・アートウィークで世界初公開
公開日:2024/12/16更新日:2024/12/16
未来のEVデザインの革新を示す
■JAGUARは、「Copy Nothing」というオリジナルの信念に回帰。先月行った大胆な新しいビジュアルアイデンティティの発表に続く、変革の次なるステップとして、DESIGN VISION CONCEPT「TYPE 00(タイプ ゼロゼロ)」を発表
■「TYPE 00」は、JAGUARの最高傑作の一例。将来のJAGUARにインスピレーションを与える、力強いステートメント、憧れ、大胆なフォルムと豊かなプロポーションを備えたコンセプトモデル
■他に類を見ないユニークな個性をもち、電気自動車(EV)の常識を覆す独創的なデザイン。長いボンネット、流れるようなルーフライン、ファストバックのプロファイル、23インチのアロイホイールなど、ドラマチックなシルエットに
■「TYPE 00」は、JAGUARの躍動感あふれる新しいアイデンティティを表現。JAGUARの豊かな歴史にインスパイアされた変化を象徴するシンボルには、私たちの起源を示す大切なマークである「leaper(リーパー)」を継承■JAGUARの大胆不敵なニューフェイス、フラッシュサーフェス、ガラスのないリアテールゲート、そしてボディと調和したパノラミックガラスルーフにより、彫刻のような仕上がりに
■マイアミピンクとロンドンブルーという2種類の「TYPE 00」を制作。マイアミピンクはアイコニックなアールデコの雰囲気を反映し、ロンドンブルーは英国の伝統を表現
■マイアミ・アートウィークから始まるJAGUARの世界的な再出発は、英国のクリエイティビティとアーティストを称えながら、アートの提唱者となるという目的を強調
■2025年後半に発表予定の、英国で製造する最初のプロダクションモデルは4ドアGT(URL:https://www.jaguar.co.jp/copy-nothing/index.html)
■新生JAGUARモデルは専用の「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を採用。WLTPモードで770km(478マイル)、EPAモード*で692km(430マイル)の最大航続距離と、わずか15分*で321km(200マイル)分を急速充電できることをターゲットに開発
■「TYPE 00」発表の様子はこちら(URL:https://www.youtube.com/JaguarCars)
■「TYPE 00」のイメージ画像および動画はこちら(URL:https://bit.ly/NEW_JAGUAR_TYPE00)
6日間にわたり南フロリダがアートの中心地となるマイアミ・アートウィークでデビューした「TYPE 00」は、創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」まで立ち戻るものであり、さらに今後の展開を示唆するものだ。
JLR最高経営責任者(CEO)であるエイドリアン・マーデルのコメント:
「人々を魅了するJAGUARの魔法のような力は私にとってとても大切でかけがえのないものです。ヘリテージや、芸術性、そしてエモーショナルな魅力をもち、比類のないオリジナルのブリティッシュ・ラグジュアリー・ブランドでした。それこそが私たちが目指すJAGUARであり、『E-TYPE』のようなアイコニックなモデルと同じような感動を生み出したいと思っております。私たちの変革の旅は、『Copy Nothing』というJAGUAR本来の信念に導かれてスタートを切りましたが、その結果はすばらしいものになると確信しています。」
JAGUARは、非常に魅力的でエクスクルーシブな新型ラグジュアリー車両ファミリーで構成する、EV専用ブランドへとなるべく変革を続けている。この変革は、JAGUARがデザインおよびエンジニアリングを手掛けるプロダクトだけにとどまらず、ブランド全体の再構築を意味している。
JAGUAR担当マネージング・ディレクター、ロードン・グローバーのコメント:
「私たちはブランドのDNAに忠実でありながら、未来を見据えて際立った個性を備え、大胆でクリエイティブな新しいJAGUARのキャラクターを創造したのです。」
「TYPE 00」を世界初公開
「TYPE 00」は、JAGUARの新たなクリエイティブな哲学「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」を体現したモデルだ。
名称に使用している「TYPE」は、ブランドの起源ともいえる、「E-TYPE」といったモデルに由来する。ひとつ目のゼロは、排出ガスゼロを意味し、ふたつ目のゼロは、新生JAGUARにとってのゼロ号車両であることを表している。先見性のあるデザインは、EVの常識を覆すものであり、長いボンネット、流れるようなルーフライン、23インチのアロイホイール、ファストバックのプロファイル、ボートテールなどが、洗練されたモダンなサーフェスを備えたドラマチックなシルエットを生み出している。このデザインは、独自の専用アーキテクチャであるJEA(Jaguar Electrical Architecture)によって実現した。
チーフ・クリエイティブ・オフィサー、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEのコメント:
「『TYPE 00』は、JAGUARの新しいクリエイティブな哲学をピュアに表現したものであり、際立った存在感を放ちます。これは、勇敢で制約のない創造的思考と揺るぎない決意の結果と言えます。私たちが最初に具現化し、これまでに見たことのないような外観をもち、新しいJAGUARファミリーの礎石となるでしょう。まさに、最高レベルの芸術作品を目指したビジョンなのです。」
Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)
JAGUARの新しいクリエイティブな哲学は、3つの特徴に基づき、ブランドのあらゆるパートで表現している。それは、新しいアーティスティックなビジュアルアイデンティティと、お客様と関係を構築する方法の両方が含まれる。
・Exuberant:JAGUARが創造およびキュレートするプロダクトは、活気に満ち、臆することなく大胆不敵
・Modernist:未来志向、好奇心旺盛、世界からインスピレーションを得て、過去に縛られることなく過去を尊重
・Compelling:ホリスティックかつ感覚的であり、傑出している。お客様との価値のある深いつながりを構築
JAGUARの精神を継承
「TYPE 00」は、JAGUARブランドの精神とエッセンスを最大限に再現した、新世代JAGUARの序章となるものだ。デザインとエンジニアリングの両方を白紙の状態からスタートさせた。「TYPE 00」のドラマチックなデザインを実現するために、全く新しい独自のアーキテクチャである、JEAをゼロから開発したのだ。
この専用テクノロジープラットフォームによって、魅力的なドライビングエクスペリエンス、卓越したハンドリング、そして模範的かつ快適な乗り心地を実現する。
最新の電動化テクノロジーと驚異的なデザインにより、ますます均質化が進むEV市場において、将来のJAGUARは際立つ存在になることを目指す。
最初のプロダクションモデルは4ドアGTで、2025年後半に発表予定だ。1回の充電で、WLTPモード*で770km(478マイル)、EPAモード*で692km(430マイル)の最大航続距離、さらにわずか15分で最大321km(200マイル)分の急速充電を実現することをターゲットにしている*。
エクスクルーシブなブランドストア
JAGUARは、世界中のお客様向けに、エクスクルーシブなブランドストアを展開する予定だ。JAGUARの世界に没入できるよう、環境やその土地の文化を取り入れた空間にする。さらに、より広範なラグジュアリーリテイラーのグローバルネットワークを通じて、一層充実したエクスペリエンスを提供する。JAGUAR初のブランドストアは、パリの高級ファッション地区の中心である、8区にオープン予定だ。
ドラマチックなエクステリア
自信に満ちた新しいフロントマスクは、垂直なフラッシュサーフェスと、その中央に配した新しいJAGUARのデバイスマークを組み合わせたデザインを採用している。特徴的で精緻なフロントライトシグネチャーが車両のコーナーを強調し、幅広さと安定感をもたらす。
サイドは大胆なプロポーションが特徴で、車体の両側には手仕上げの真鍮インゴットにレーザーエッチングしたJAGUARの「leaper(リーパー)」を描いた。このインゴットは格納式となっており、必要に応じてリアビューカメラが出現する。充電ポートやフロントエアインテークと同様に、必要な時までは隠れた状態になっている。
リアにも大胆な演出を施している。ガラスのないテールゲートと、ボディと調和したパノラミックガラスルーフが、まるで彫刻のようで、リアエレベーションは独特な水平のStrikethrough(ストライクスルー)グラフィックを採用している。ドラマチックなフルワイドテールライトを隠すことで、「TYPE 00」のパワフルさとスケールを強調している。
JAGUAR担当チーフ・エクステリア・デザイナー、コンスタンチノ・セギ・ジラベルトのコメント:
「JAGUARは特別なものであり、平凡な存在であってはなりません。新しいJAGUARを初めて目にするときに、今までにないような驚きを感じさせるものであるべきです。『TYPE 00』は、過去のすばらしいJAGUARと同様に注目を集めるでしょう。ドラマチックな存在感を放ち、英国のクリエイティビティとオリジナリティを反映した独自の精神を表現しています。まさに、アートを称え、『Exuberant Modernism』の神髄を具現化したものになっています。」
JAGUARは、1961年のジュネーブモーターショーで2台の「E-TYPE」を発表した時と同じように、「TYPE 00」も対照的な2台のDESIGN VISION CONCEPTを披露した。ひとつは、「サテンロードンローズ」という色を纏ったモデルで、マイアミのアイコニックなアールデコ建築のパステルカラーにちなんで「マイアミピンク」と呼んでいる。これは、真鍮が経年変化し独特なローズカラーになることからインスピレーションを得ている。もうひとつは「インセプションシルバーブルー」のエクステリアカラーだ。「ロンドンブルー」と呼ぶこのカラーは、1960年代のオパールセントシルバーブルーに着想を得たもので、JAGUARのルーツである英国のイメージを反映している。
魅力的なインテリア
ドラマチックなバタフライドアと「パンタグラフ」テールゲートを開けると、エクステリアと同様の豊かなプロポーションを誇るモダンなインテリアが現れる。荘厳な室内には、手仕上げの3本の真鍮のラインがフロントからリアに沿って配置され、中央には長さ3.2mの真鍮の支柱があり、フローティングインストルメントパネルを分割する。
JAGUAR担当チーフ・マテリアリティ・デザイナー、メアリー・クリスプのコメント:
「『TYPE 00』のマテリアリティ理念は、真正かつ予想外の素材と魅惑的な色彩を取り入れるというもので、私たちの新しいクリエイティブな哲学が随所にみてとれます。真鍮、トラバーチンストーン、テキスタイルという3つの主要な素材を使用し、より大胆なアート作品のような、独自の雰囲気を生み出しています」
落ち着きのあるトラバーチンストーンは、フローティングシートと中央の支柱を支える台座としての役割を担う。また、インテリアの豊かなレイヤード色調のインスピレーションともなっており、織り込まれたテキスタイルが、クラフトマンシップを感じさせる。手織りの糸からインスピレーションを得た、触り心地の良いウール混紡素材が、2つのシート、サウンドバー、床材を包み込んでいる。
JAGUAR担当チーフ・インテリア・デザイナー、トム・ホールデンのコメント:
「エクステリアと同様に、可動式のテクノロジーがインテリアも特徴的です。ダッシュボードからスクリーンが静かに、そしてドラマチックに現れ、収納スペースは必要に応じて電動で静かにスライドして開き、隠れていた鮮やかな色彩のアクセントが見えてきます。テクノロジーは、モダンラグジュアリーな体験を向上させるものであって、アーキテクチャを支配するものではないと考えています。ダッシュボード中央にあるデジタルスクリーンは、この哲学の一例です。Clearsightディスプレイは従来のバックミラーにとって代わり、全体的な視認性を向上させます。」
感覚的なエクスペリエンス
「TYPE 00」は感覚を刺激する。ボディと調和したガラスルーフは、インテリア素材の繊細な模様を映し出し、テクスチャに命を吹き込んで、一日を通してその特徴を変化させる。
JAGUARのデザインチームは、インテリアをより魅力的にする新しい方法を模索した。乗員は、独自のプリズムケースを使用することで、気分に合わせて室内をカスタマイズできる。この機能の目的は、乗員が車両と関わることで、カスタマイズとパーソナライゼーションの概念を拡張させることだった。プリズムケースは、ボディサイドにある精巧な電動ドアを備えたボックスのなかに収納されおり、真鍮、トラバーチン、アラバスターの3つの天然素材のトーテムが入っている。
センターコンソール内にトーテムのひとつを配置すると、インテリアの雰囲気を調整することができる。アンビエントライトや独自のサウンドスケープ、カスタマイズされたスクリーングラフィックまで、すべてが選択したトーテム素材の特性を反映したものになる。ビスポークの香りが素材と相互作用することで、これまでにないパーソナライゼーションが実現する。
ディスプレイスクリーンにも、感覚を刺激する豊かでアーティスティックなアプローチを採用している。光と影を使って立体的なオブジェクトを表現する「キアロスクーロ」という独創的な技法を使ってアニメーションを作成した。
変化のシンボル
「TYPE 00」では、JAGUARの大切な起源にインスパイアされた力強い変革のシンボルで、JAGUARの新たなアイデンティティを表現しており、次のものが含まれる。
Device Mark(デバイスマーク):JAGUARのシグネチャー
幾何学的なフォルム、シンメトリー、シンプルさといったモダニズムの要素を取り入れている。JAGUARの名車「C-TYPE」「D-TYPE」「E-TYPE」のデザイナーであり、サイエンスとアートを独自に融合させてタイムレスなデザインを生み出したマルコム・セイヤーからインスピレーションを得ている。幾何学的な文字を回転させて完璧な視覚的対称性とバランスをもたせ、JAGUARという文字の綴りをよりモダンにした。
Makers Marks(メーカーズマーク):JAGUARのleaper(リーパー)とモノグラム
leaperは私たちの起源を示す大切なマークだ。常に前進し続けるその姿は、ブランドの前向きな展望と卓越性を示すものであり、創業以来から続くブランドの象徴でもある。新しいモノグラムは、内燃エンジンモデルにつけていた「Growler」にとって代わるものだ。新しいデバイスマークの最初と最後の文字「J」と「R」を組みわせて対照的に配置し、控えめでアーティスティックな仕上がりだ。このデザインは、従来とは異なる方法でEVの慣習に逆らうというJAGUARのアプローチを表現している。
Strikethrough(ストライクスルー):
大胆な直線的なグラフィックが、JAGUARの圧倒的な存在感と一目でJAGUARとわかるビジュアルを生み出す。模倣や平凡を打ち破る象徴だ。
Exuberant Colours(活気あふれる豊かな色彩):
鮮やかで大胆な色彩はJAGUARの新しいブランドアイデンティティの根幹をなすもので、アートとのつながりに示している。常にテクスチャや動きとともに表現する。
芸術作品を目指した取り組み
JAGUARは、創業者ウィリアム・ライオンズ卿の独自のビジョンにインスパイアされた、独創的な発想によって高い評価を得てきた。ライオンズ卿は、JAGUARは“A copy of nothing(なにもののコピーではない)”であり、JAGUARの車両は芸術品としてみなされるべきだと信じていた。
JAGUARはマイアミ・アートウィークにおいて、綿密にキュレーションした2か所のギャラリースペースを設け、クリエイティブな再構築を披露した。JAGUARはアート・マイアミのタイトルスポンサーとして、「Jaguar. Exuberance」を発表した。これは、英国の新進気鋭のアーティストによるオリジナル作品をフィーチャーした、ドラマチックな新しいビジュアル言語の没入型探求だ。そして、ファッションと建築の発信地であるマイアミ・デザイン・ディストリクトでは、「TYPE 00」を世界初公開するとともに、「Copy Nothing」インスタレーションを発表した。
JAGUAR担当マネージング・ディレクター、ロードン・グローバーのコメント:
「マイアミ・アートウィークへの参加は、あらゆるアートとクリエイティビティの擁護者となるという新生JAGUARの思いを強調するものです。私たちは、将来のお客様にとってアートは情熱を注ぐ対象になるとみています。ですから、この世界有数のアートフェスティバルが新生JAGUARの発表する最良の機会であると確信しています。」
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2024年12月2日(現地時間)に発表したプレスリリースの翻訳。
※航続距離や充電能力を含むすべての数値は、メーカー推定値。
エディターズ・ノート
JAGUARについて
JAGUARは他にはないインスピレーションを与えるブランドだ。1935年の創業以来、未来を見据え前進している時にこそ、最高のパフォーマンスを発揮する。JAGUARは“A copy of nothing(なにもののコピーではない)”なのだ。
今、新たな時代が始まる。JAGUARの活気あふれるクリエイティブ哲学を体現したDESIGN VISION CONCEPT「TYPE 00」をマイアミ・アートウィークで世界初披露した。臆することのない独自性と感情を刺激するデザインは、最高レベルのクリエイティビティを追求している。この新しいアイデンティティとビジュアル言語は、過去を尊重し、これからの未来にインスピレーションを与える変化のシンボルだ。
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2024年12月3日 Jaguar Land Rover Japan Media Centreより
このブランドについて
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JAGUAR
ジャガー
英国が誇る名門メーカーであるジャガーは、1960年代のEタイプなどに代表されるスポーティでエレガントな高級車を多数輩出、レースシーンにも欠かせない存在であり、近年はF-PACEなどブランドイメージに恥じないスポーティなSUVもラインナップしてきました。フル電動SUVのI-PACEをはじめ、その他のモデルもパワフルな内燃機関からPHEVなど多彩なパワーユニットを揃えてきましたが、2025年にピュアEV(BEV)のラグジュアリーブランドへ転換することを宣言し、今後はBEVメーカーとして歩んでいくこととなります。新時代の電動モビリティと古き良き英国車の雰囲気をいかに融合させていくかに要注目です。