スズキとトヨタ、電動車領域で協業を深化
公開日:2024/11/07更新日:2024/11/07
スズキ開発のバッテリーEVをトヨタにOEM供給
スズキとトヨタは、共に遠州(現静岡県西部)を発祥の地とし、織機から自動車へと時代に合わせて新たな事業に挑戦してきたルーツを持つ。2016年に、スズキの鈴木 修会長(現相談役)とトヨタの豊田 章男社長(現会長)により業務提携の検討を開始して以来、人々に移動の自由や楽しさを提供すべく、両社で様々な協業を進めてきた。両社の協業分野は、生産領域やOEM相互供給、電動車の普及など多岐にわたる。また、協業車両の導入地域は、日本、インド、欧州、アフリカ、中東に拡大している。
今回の協業は、両社のOEM供給における初めてのBEVとなる。世界各国で順次販売を開始し、成長著しいSUVの市場においてもお客様にBEVの選択肢を提供し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを一層進めていく。
新モデルは、必要充分な航続距離と快適なキャビンを両立したBEV専用設計モデルであり、BEVらしいキビキビとしたシャープな走りが特長のSUV。悪路走破性のみならず、よりパワフルな走りを提供する4WDシステムも設定した。
採用されるBEVユニットとプラットフォームは、スズキ、トヨタ、ダイハツ工業株式会社の3社がそれぞれの強みを活かして共同開発した。
スズキ 鈴木 俊宏社長のコメント
「今回、スズキ初のBEVをトヨタへグローバルにOEM供給いたします。こうして両社の協業関係がさらに深化したことを大変うれしく思います。これからもトヨタとは互いに切磋琢磨する競争者であり続けながら、マルチパスウェイでのカーボンニュートラル社会の実現など、社会課題の解決に向けて協業を深めてまいります。」
トヨタ 佐藤 恒治社長のコメント
「今回、共同開発したBEVユニットとプラットフォームを活用して、電動車分野で協業の新たな一歩を踏み出し、カーボンニュートラル社会に貢献する多様な選択肢を世界各地のお客様にお届けしてまいります。今後とも、マルチパスウェイの考え方を軸に、お互いの強みを学び合い、競い合いながら、ともに汗を流してまいりたいと思います。」
2024年10月30日 トヨタニュースリリースより
このブランドについて
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TOYOTA
トヨタ
常に世界の最多生産台数を争い、日本のみならず世界を代表する自動車メーカー、トヨタ。多くの日本車メーカーと深い関わりを持ち、グループ全体で超小型車からバス・トラック、産業車両まで網羅したフルラインナップ・メーカーであり、近年は実用性やコストパフォーマンスのみならず、スポーツ性など走る楽しみにも力を入れています。世界初の量販ハイブリッドカー「プリウス」から電動化技術では最高の蓄積を持ち、自動運転技術の実用化、新世代モビリティと都市生活の在り方を模索する「ウーブン・シティ」へ多大な投資を行う一方、電動化だけがエコカー唯一の選択肢ではないというスタンスも崩さず、死角のない全方位戦略が現在の特徴です。