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新型 Audi A5ファミリー:印象的なデザインをコート・ダジュールで発表
公開日:2024/11/05更新日:2024/11/06
先進的なMHEVテクノロジーで力強さと効率を両立
>力強く部分的に電動化:最新の内燃エンジンは、先進的なMHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーにより、力強い加速と高い効率を両立
>純粋な走りの楽しさ:アウディの特徴的な走行特性を新たに具現
>内外装のデジタル化:新しい操作コンセプトに基づくMMIパノラマディスプレイと、コミュニケーションライトを搭載した第2世代のデジタルOLEDリヤライト
険しくも緑豊かな山々に囲まれたフランスのマリティーム・アルプスの狭い道は、まるでジェームズ・ボンドが登場する、映画のような風景だ。岩のトンネルを通り、急カーブから緩やかな長いカーブまで、あらゆるカーブが交互に現れる。フランス・ニースの奥地は、新型Audi A5モデルの特徴をつかむのに、理想的な舞台となった。コート・ダジュールの道路は、プレミアム プラットフォーム コンバッション(PPC)をベースにしたこの新しいミッドサイズモデルのシャーシとドライブトレインにとって特に厳しい試練となった。
MHEV plusにより力強く部分的に電動化されたガソリンおよびディーゼルエンジン
新型A5モデルシリーズは、アウディの新しいMHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを初めて搭載するエンジンモデルだ。MHEV plusは、パワートレイン発電機、ベルトスタータージェネレーター、リチウム鉄リン酸バッテリーにより構成される、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムだ。このシステムは、新型Audi A5 TDIおよびAudi S5モデルの性能と効率を新たなレベルに引き上げる。最大18kW(24馬力)の追加電力を活かし、サン=ポール=ド=ヴァンスの山道でダイナミックな走行を可能にしながらも、ニースの市街地ではストップ・アンド・ゴーの時には、電気のみで走行する優れた性能を発揮した。減速時には、パワートレイン発電機は最大25kWの回生ブレーキで、エネルギーをコンパクトなリチウム鉄リン酸バッテリーに充電する。
理想的な調和、相互補完関係:その充電能力の高さから、急加速の際に必要な電力が常時バッテリーに十分蓄えられている。
MHEV plusシステムは市街地走行でも多くのメリットを提供する。例えば、内燃エンジンを電力サポートすることにより、特に低速走行時の燃料消費を大幅に削減する。さらに、蓄えられたエネルギーにより、信号待ちなどで内燃エンジンが停止している間も、電力を多く消費するシステムに電気を供給できる。充電が十分な状態であれば、電動エアコンプレッサーは稼働を続け、室内を快適な温度に保つ。
よりダイナミックなシャーシとステアリング設計
Audi DNAに忠実なドライビング体験を実現する決定的要素は、ドライブトレインだけでなくシャーシにもある。新しいAudi A5およびS5モデルを開発する際、アウディブランド特有のドライビング特性を実現することが最優先項目だった。スムーズかつ正確なハンドリングがその一つだ。新型Audi A5では、ダイナミックで俊敏なハンドリングに加え、快適さにおいても強く印象づけることを追求した。この目標を達成するために、アウディはシャーシを詳細にわたって改良した。例えば、ステアリングをボディに直接取り付け、剛性の高いトーションバーを使用するという大幅な改良を加えている。このような対応により、ステアリングホイールとホイール間の遊びが減少し、ドライバーはどのような路面状況でも、正確なフィードバックを受け取ることができるようになった。
Audi A5ファミリーは、アンチロールスタビライゼーションのリヤ寄りのセッティングとリヤアクスルへ接続剛性を高めることにより、コーナリング時のより敏捷なハンドリングが可能になった。ブレーキトルクベクタリングを備えた、統合型ブレーキ制御システムにより、ブレーキの圧力がダイナミックに発生し、また、コーナーの内側でホイールへブレーキが介入することで、よりダイナミックなコーナリングが可能になった。
新型Audi A5は、ダイナミックに調整されたスチールサスペンションを標準装備している。オプションで、Sスポーツサスペンション(Audi S5には標準装備)や、電子制御ダンパー付きのSスポーツサスペンションも選択可能だ。いずれのオプションでも車高を20mm下げる。オプションのダンパー制御付きアダプティブSスポーツサスペンションでは、アウディドライブセレクトのダイナミックハンドリングシステムを介して、選択できる走行モードの間に、より広い調整域を提供する。ダイナミックモードでは、サスペンションはより硬く、ダイナミックなチューニングが施されている一方、コンフォートモードではリラックスした走行に十分な余裕を持たせている。
2つのインテリアディスプレイを備えた新しい操作コンセプト
乗り込むと、まず目に入るのは、11.9インチのアウディバーチャルコックピットと、曲線デザインの14.5インチMMIパノラマディスプレイという、新しいディスプレイだ。オプションで、10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイもデジタルステージを補完する。優れたエルゴノミクスとシンプルでドライバー中心の操作性が、このコンセプトの開発において重要な要素だった。曲線デザインのパノラマディスプレイは、手が届きやすく操作しやすいように設計されている。
新型Audi A5モデルには、自然な言語を理解し、自主的に学習するアウディアシスタントが搭載されている。ドライバーは「Hey Audi」の音声コマンドや、ステアリングホイールのボタンでアシスタントを起動し、さまざまな車両機能の操作や、ナビゲーションの開始、一般的な知識に対するリクエストなどが可能だ。さらに、アウディアシスタントが質問に答えられない場合、Microsoft AzureのOpenAIサービスを介して提供されるAIチャットボットのChatGPTが使用され、膨大なデータベースにアクセスして回答する。これらの機能はすべてアウディアシスタントに統合されているため、シームレスな体験を提供することができる。
新型Audi A5モデルには、ヘッドアップディスプレイ(HUD)も新たに開発された。設置スペースを最大限に活用し、最適化されたディスプレーテクノロジーにより、視認領域が従来より85%以上広くなり、表示もさらに正確になった。さらにHUDはカスタマイズ可能で、リクエストに応じて追加のコンテンツを表示することができる。速度やアシスタンスシステム、ナビゲーションの指示、メディア情報などを明確に表示する。新設計のステアリングホイールの手元では、視線を道路から逸らすことなく、リストのスクロールや選択をすることができる。また、HUDを通じて電話の受発信も可能だ。モデルや装備によって、追加の表示モードも用意されている。
音楽を楽しみたい方には、3Dサウンドとヘッドレストスピーカーを備えたBang & Olufsenプレミアムサウンドシステムがオプションで提供される。このシステムは優れた音響精度と自然な音質で乗員を魅了する。合計20個のスピーカーと810ワットの2つのアンプが、ユニークなオーディオ体験を提供する。オプションのスポーツシートには、4つのスピーカーがフロントのヘッドレストに統合されており、パーソナルサラウンドサウンドを強化し、没入感のあるサウンド体験を提供する。また、前後の座席間でバランスの取れた音響を実現する。ヘッドレストスピーカーでの通話の音質も高く、音が車外に漏れず、フロントの乗員はプライベートな通話が可能だ。ナビゲーションの指示も運転者のヘッドレストに直接伝わり、他の乗員を妨げることがありません。
デジタルライトにおける新たな基準
新型A5モデルが属するセグメントにおいて、アウディがライティングデザインとライティングテクノロジーにおけるリーディングポジションにあることが強調されている。フロントにはデジタルでカスタマイズ可能なLEDテクノロジーを採用したデイタイムランニングライト、リヤには第2世代のデジタルOLEDリヤライトが装備されている。デジタルOLEDパネルあたり約60のセグメントがあり、リヤのディスプレイとしての役割が増している。これにより、車両間コミュニケーション(Car-to-X)が可能となり、安全性が向上する。例えばオートパーキングする時、あるいは事故や危険が発生した際に、特定のライトシンボルをデジタルライトシグネチャー内で表示して、他の道路利用者に警告する新しいコミュニケーションライトが含まれる。
車両のロック解除時や降車時のダイナミックなライトエフェクトは、Audi DNAの一部として動的な美しさを体現している。同様に、ヘッドライトとリヤライトの光を、これまでにない方法で動かすアクティブデジタルライトシグネチャーもある。ヘッドライトとリヤライトは三次元的に描かれ、オプションのデジタルライトシグネチャーを提供し、物理世界とデジタル世界を融合させている。
新しいAudi A5モデルとそのテクノロジーに関する詳細は、Audi MediaCenterに掲載している。
問い合わせ先
フリーダイヤル:0120-598106
営業時間:9:00〜19:00
2024/10/25 AUDI JAPAN PRESS CENTERより
このブランドについて
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AUDI
アウディ
ドイツのVWグループ内で、アウディは大衆向け高級車ブランドとして比較的手頃なコンパクトカーから大型サルーンやSUVまでラインナップし、日本でもメルセデス・ベンツやBMWに格式では及ばぬまでも、BMWばりのスポーツ性がある、若い新世代の富裕層向けプレミアムブランドという位置づけです。従来からの誰が見てもアウディ車とわかるような、ブランドイメージに継続性をもたせるデザインへのこだわり、スポーツモデルにも生かされるAWD制御技術「クワトロ」に加え、近年では「e-tron」シリーズの電動化技術に代表される先進的なテクノロジーを融合し、未来におけるサステナブル(持続可能)な成長戦略を描いています。