三菱自動車とゼンリングループ 電動車の走行・充電データと地図情報を活用した国内初のサービス「EV行動分析レポート」の提供開始
公開日:2024/09/28更新日:2024/09/28
「EV行動分析レポート」提供開始—電動車利用の可視化を実現
「EV行動分析レポート」は、三菱自動車の電動車から取得した1日の走行距離や走行エリア、充電場所、SOC(充電率)および公共充電器での充電履歴などを匿名化し、ビックデータとして、ゼンリンが保有する地図情報やゼンリンデータコムの位置情報解析プラットフォームとかけ合わせることで、国内における電動車の利用傾向を可視化し有償で提供する。
政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、電動車の普及促進は社会的に必要とされている。また経済産業省の「充電インフラ整備促進に向けた指針」において、公共用の急速充電器3万口を含む充電インフラ30万口の整備を2030年に向けて目指す事を掲げている。
お客様となる自治体やインフラ事業者等は、将来的な電力需要やインフラコストの試算、充電器設置場所の検討を行う際に「EV行動分析レポート」を役立てられる。3社はお客様の要望に応じたレポートを作成し、計画的な充電インフラの整備・拡充による電動車の普及促進への貢献、カーボンニュートラル社会の実現をサポート。
分析イメージ
電動車の走行特性分析
走行地点とSOC(充電率)の関係分析
3社の概要
三菱自動車は、2009年に世界初の量産EVである『アイ・ミーブ』、2013年に世界初のSUVタイプのプラグインハイブリッドEVである『アウトランダーPHEV』を発売するなど電動車の普及に取り組んできた。2035年度までに電動車の販売比率を100%にすることを目指しており、また電動車から取得した各種データを活用することで、充電インフラの更なる普及の後押しをしたいと考えている。
ゼンリンは、現実世界を構成するあらゆる情報を現地調査等で収集し、「時空間データベース」として整備している。本取り組みで提供するEV充電スタンド情報は、出力情報や営業時間、到着地点、満空情報など、詳細かつ豊富な属性情報を管理しており、ナビメーカーや自治体など各種事業者へのデータ提供を通じ、EV普及・利用者満足度向上への貢献を目指している。
ゼンリンデータコムは、ゼンリンが保有する地図情報や当社が保有する位置情報を活用した位置情報解析技術による各種統計データや人流データを様々な業界に向け提供している。また、2023年からはEV・PHEVの車両データ管理システム「e-mobilog」の提供を開始し、自治体や企業が抱えるEVシフトによる課題解決に寄与していく。
2024年09月20日 三菱自動車ニュースリリースより
このブランドについて
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MITSUBISHI
三菱
近年の三菱自動車は、ミニバン型のデリカD:5、軽スーパーハイトワゴンのデリカミニ、ピックアップトラックのトライトンに正統派のアウトランダーと、ラインナップのほとんどをSUVが占め、長年培った電子制御技術によって、AWDでも2WDでも優れた走行性能を発揮するのが特徴。軽BEVのeKクロスEVやミニキャブMiEV、アウトランダーやエクリプスクロスではPHEVタイプのSUVも好評で、規模は小さいながらもSUVや商用車の電動化では最先端を走るメーカーです。日本でのイメージリーダーは「デリカ一族」のデリカD:5とデリカミニですが、日本でも人気が再燃したピックアップトラック市場へトライトンを投入します。