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BYD、乗用EVで沖縄の「エコツーリズム」支援を強化
公開日:2024/09/15更新日:2024/09/15
これを受けてD&Dでは、以下の関連子会社2社で、同車両のレンタカーとしての運用を8月29日より開始した。
100台超の「BYD DOLPHIN」が沖縄のバジェット・レンタカーで8月29日より本格運用開始
・ BYDは2017年から、EVバスで沖縄のエコツーリズム支援を開始
・ EVバスに続き、乗用EVでも世界遺産にも認定された「沖縄」の自然保護に貢献する
・ 満充電で476km(※1)走行可能なBYD DOLPHIN Long Rangeは、沖縄のレンタカー平均走行距離(※2)をカバー
(※1)国交省届出、BYD DOLPHIN Long Rangeは、コンパクトなサイズで5人乗車可能な乗用車タイプの電気自動車
(※2)一般社団法人 沖縄しまたて協会「レンタカープローブデータを用いた観光交通特性調査」
● 株式会社エバーグリーンモビリティ(※3)
同社は英語表記で「EVer Green Mobility.,Co.Ltd」と記すように、環境に配慮した経営理念を掲げている。今回BAJは、同じ理念を掲げる同社に賛同するとともに、同社の新たな取り組みであるBYD製EVによるレンタカー事業で、沖縄の環境保全を支援していく。
なお同社では、エイビス バジェット・レンタカー那覇空港店で2024年3月より試験的に10台のBYD DOLPHIN Long Rangeをレンタカーとして導入しており、今回の施策で100台の本格運用となる。また、先行導入したBYD DOLPHIN Long Rangeは豊見城市と災害時の緊急電源として避難所などに提供する協定を結んでおり、追加する90台も同様に提供していく予定だ。
(※3)本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:濱田 剛
● 株式会社D&Dマネージメント(※4)
同社は、レンタカー部門にBYD DOLPHIN Long Rangeを配備、運用を開始している。取り扱い店舗は、バジェット・レンタカー石垣空港店、バジェット・レンタカー宮古空港店など。
なお、同社は2023年7月からBYD正規ディーラーである「BYD AUTO 沖縄」を運営している。
(※4)本社:東京都中央区、代表取締役社長:村脇 学
8月29日に行われた導入式典の様子
エイビス バジェット・レンタカー那覇空港店に導入されたBYD DOLPHIN Long Range
乗用EVでも沖縄の自然環境の保全を支援
一般社団法人 沖縄しまたて協会のまとめた「レンタカープローブデータを用いた観光交通特性調査」では、沖縄県内のレンタカーの平均走行距離は287.7kmという結果が報告されている。レンタカーとしての本格導入を決める前に行った試験運用でも、多くのBYD DOLPHIN Long Range利用者は、経路充電をすることなく返却されていた。このことから今回導入した一充電当たりの航続距離が476kmあるBYD DOLPHIN Long Rangeは、沖縄県内で利用するには十分な航続能力を備えていることが実証された。「e-モビリティを、みんなのものに」という企業スローガンを掲げ、これまでもEVバスで沖縄の環境保全に貢献してきたBYDは、同じく沖縄での乗用EVレンタカーによる環境貢献を積極的に進める株式会社エバーグリーンの企業理念に賛同。今後利用されるお客様と三位一体で、沖縄の自然環境保護への貢献を進めていきたいと考えている。
レンタカー利用後は、BAJの優良中古車で再活用
BAJでは、今回のレンタカーによるエコツーリズム支援やEVを体験できる機会を提供するだけではなく、ここで得られたEVへの良い印象をもって、積極的にBYD製の乗用EVを選べる環境作りも同時に進めていく。BAJは今年4月から、BYDの乗用EVを対象にした認定中古車制度の運用を始めた。今回、沖縄でのレンタカー利用が終了したこれら車両については、BAJが責任をもって引き取り、自社の認定中古車として万全な点検・整備を行った上で、再び全国のBAJネットワークを通じ、お客様に「EVライフを始めるもう1つの選択」として提供していく。
BYD認定中古車のポイントは、以下の通り。
1.正規ディーラーならではの高品質
BYDの乗用EVの試乗や展示車両などを中心に、すべての車両が走行距離5万キロ以内の高品質な中古車のみを取り揃えている。
2.新車と同等レベルの保証
初度登録日から約4年間の新車登録に加え、1年の認定中古車保証を提供。期間中は走行距離にかかわらず保証する。
3.購入後もずっと寄り添ったサポート
どんな場所でも、どんな時間でも対応可能なロードアシスタントサービスに加えて、全国の正規ディーラーネットワークが、お客様のe-ライフを心強くサポートする。
沖縄でのBYDのエコ活動
沖縄県内へのBYD製のEVバスの導入は、2017年から始まった(大型観光バスK8:10台)。BYDはその後も、日本の各自治体が抱える地域の交通弱者への対策に適したコミューターサイズの小型EVバス「BYD J6」を日本市場専用に開発するなど、沖縄県の自治体にも納めてきた。(※5)その結果、BYD製のEVバスは、広く市民の気軽な移動手段としての利用も始まっている。
一方、乗用EV(※6)については、2023年3月にBYD AUTO 沖縄(沖縄県那覇市)が開業、販売を始めている。このようにしてBYDは、今ではEVバスと乗用EVの双方で沖縄の豊かな自然環境の保全に深く貢献している。
(※5)沖縄県内のBYD製EVバスの累計納車台数:19台(2024年8月現在)
(※6)沖縄県内のBYD製乗用EVの累計登録台数:236台(2024年8月現在)
日本の販売実績とエコ活動
BYDは2015年の会社設立以降、先行してBYD製電気バス(以下:EVバス)の導入を積極的に展開。これまでに全国のバス事業者並びに自治体向けに累計300台超(※7)のEVバスを納入している。一方、乗用車タイプのEV(以下:乗用EV)は、2023年1月から販売をはじめ、現在は3モデルの乗用EVを取り揃え、これまでに累計約2,700(※4)台余りをお客様に届けてきた。このようにBYDは、すでに20年近くにわたり、EVバスと乗用EVの双方で、日本国内でのEV普及に取り組むとともに、日本における自動車から排出される温暖化ガスの排出量の削減に貢献し続けている。
(※7)BYD製EVバスの全国シェアは約8割(2024年8月現在)
2024.09.03 BYDニュースより
このブランドについて
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BYD
BYD
ついに日本へ上陸した中国メーカーでもひときわ活発なのが、2023年にSUVのATTO3とコンパクトカーのドルフィン、2024年にはセダンのシールを発売するBYDです。もともとバッテリーメーカーで2008年には世界初の量産PHEVを発売、多くの自動車メーカーがエンジンメーカーから始まったのと同じ経緯で参入した実績からも、クルマの電動化に関心のあるユーザーからの知名度が高く、成功する可能性が高いと見られていました。2015年には電動バス、翌年には電動フォークリフトで日本へ参入し、着実な実績を経て乗用車でも参入を果たした手堅い手法や、模倣ではない世界水準のデザインからも今後の成長が期待されます。