山県市と日産自動車、電気自動車を活用し脱炭素化実現と強靭化に向け共創

岐阜県山県市と、日産自動車株式会社、岐阜日産自動車株式会社の3者は、5日、電気自動車(EV)を、脱炭素化の実現や災害時の非常用電源として活用していく、「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靱化に関する連携協定」を締結した。

電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定締結

【協定締結の背景】

山県市は、独自の宣言としてゼロカーボンシティ宣言よりさらに踏み込んだ、「カーボン・マイナス・シティ宣言」を2022年に表明しており、2050年までにCO2排出量の実質マイナスを目指し、環境対策に積極的に取り組んでいる。2023年には、脱炭素重点対策実施地域の認定を受け、「再生可能エネルギーの導入」、「省エネルギーの推進」、「公共施設のZEB化」、「次世代で活躍する子ども達への環境教育」の4本柱を展開し、市民や事業者と一体となった、CO2削減に向けた取り組みを推進している。その一環として、環境に配慮し、蓄電池としても活用できるEVの導入も進めていく。


日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進している。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業の皆さまと連携している。


脱炭素化や強靱化の実現を目指す山県市が「ブルー・スイッチ」に賛同し、本協定を締結する運びとなった。

【連携項目と取り組み内容】

連 携 項 目取り組み例
(1) EVの普及促進、利活用に関する事項

・公用車におけるEVの計画的整備


・市民へのEV普及啓発のための諸施策実施


・市主催イベントでのEV活用(EVからの電力供給)

(2) 環境教育の実施に関する事項

・「日産わくわくエコスクール」の実施や、環境教育での協力、連携

(3) 災害時におけるEVの活用に関する事項

・災害による停電発生時に、販売会社が保有するEVを避難所等の非常用電源として活用

(4)その他、協議し必要と認める事項

山県市、日産自動車、岐阜日産自動車は、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策等、本協定締結に基づく様々な取り組みを行う。今後も、山県市が目指すカーボン・マイナス・シティの実現、ゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向け、共創していく。



First Contact Nissan Technology:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html


日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/blue-switch.html

2024/09/05 日産自動車ニュースルームより

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    かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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