日産フォーミュラEチーム、米国ポートランド戦レース結果

日産自動車株式会社は、フォーミュラE世界選手権シーズン10の第13戦と第14戦に参戦したが、残念ながら両レースともにポイント獲得には至らなかった。

ポートランド戦での苦戦:チームの努力とフェネストラズ、コレットの健闘

フォーミュラE世界選手権シーズン10の第13戦と第14戦は、オリバー ローランドの体調不良により、チームのリザーブ兼シミュレータードライバーであるカイオ コレットがローランドに代わってフォーミュラEのデビューを果たした。コレットは予選のグループBで堅実に7位を獲得、初のE-Prixの予選を14位でフィニッシュし、16位となったチームメイトのサッシャ フェネストラズをわずかに順位で上回った。


土曜日のレースでは、フェネストラズは、最高2位まで順位を上げたが、2回目のアタックモード後に順位を落とし15位でフィニッシュ、コレットは18位だった。この結果、10戦連続していたポイント獲得記録が途切れることとなった。


日曜日のレースでは、両ドライバーとも混沌としたレースで激しいバトルを繰り広げた。それぞれ22位と14位からスタートし、コレットはレース中に発生した複数のバトルの中でもポジションを堅持し16位でフィニッシュ、フェネストラズは18位でゴールした。


フォーミュラEの次戦は、7月20日と21日にロンドンで開催される第15戦と第16戦で、シーズン最終戦となる。


日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは、以下の通り話した。
「ポートランド戦でポイントを獲得できなかったことは残念です。車の調子は良く、チームも良い仕事をしましたが、全体の調整がうまく行きませんでした。土曜日のレースでは、フェネストラズの戦略はうまく機能しており、彼も良い走りをしていましたが、残念ながら2回目のアタックモード後に順位を落としてしまいました。日曜日も難しいレースになりました。コレットは予選で7位を獲得するなど、彼の速さを示す良いデビュー戦でした。結果には表れませんでしたが、両レースともに力強く、効率的で状況に迅速に対応する姿を見せてくれました。


全体的に厳しい週末であり、ローランドが参戦できなかったことも残念でした。彼の速やかな回復を願い、来月のロンドン戦を一緒に参加できることを楽しみにしています」

サッシャ フェネストラズ

「今週末はポイント獲得のチャンスでした。昨日、FP2でのインシデントによりポテンシャルが制限され、予選は冷えたタイヤを使用しなければなりませんでした。戦略はうまくいき、レース序盤は上位争いをしていましたが、レース後半に順位を落としてしまいました。日曜日は明らかに期待は高かったのですが、難しい一日でした。次戦に向けて調整しなおし、最終戦のロンドンE-Prixを良い結果で締めくくりたいと考えています」

カイオ コレット

「今週末は素晴らしい経験をしました。土曜日のレースは車は良かったのですが、エネルギーを使ってどこでどのようにオーバーテイクするかを理解するのが難しかったです。学ぶことが多く大変でしたし、日曜日の予選は苦戦しましたが、より快適に運転することができました。戦略は良かったしエネルギーもうまく管理できたので、接触やピットストップによってポイント圏内に入れませんでしたが、個人的には素晴らしい週末でした。レースのある週末をどう過ごせば良いかより理解しましたし、この経験は間違いなくシミュレーターで役立つでしょう。チーム全体に感謝し、ローランドに対しては素早い回復を心から祈ります!」



2024/07/01 日産自動車ニュースルームより

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    日産

    かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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