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BYDがPHEVの未来を革新する第5世代のDMテクノロジーを発表

2024年5月28日、新エネルギー車と電力用バッテリーの世界的なリーディング・メーカーであるBYDは、西安で画期的な第5世代のDMテクノロジーを発表した。この先駆的な技術は、46.06%という世界最高水準の熱効率と、わずか2.9L/100kmという低燃費、2,100kmを超える航続距離など、前例のない記録を打ち立てた。BYDの新技術が再び自動車の燃費効率を塗り替え、PHEVの未来を革新する。

新型PHEV「BYD 秦 L DM-i*」と「BYD Seal 06 DM-i*」:従来の自動車の3分の1の燃料消費量と3倍の航続距離を実現!

また同時に、この第5世代のDMテクノロジーを活用した「BYD 秦 L DM-i*」と「BYD Seal 06 DM-i*」を発表。従来の自動車の3分の1の燃料消費量と3倍の航続距離を実現し、これまでにない効率を提供する。

BYDのPHEV車の累計販売台数は360万台を超え、中国で販売されるPHEV車の2台に1台はBYDとなっている。BYDの王 伝福会長兼社長は、「BYDは世界市場でPHEV技術の最先端を走っています」と強調した。

新エネルギー車が脚光を浴びる中、BYDの第5世代DMテクノロジーの発表は、自動車産業において化石燃料から電力への移行を加速させる極めて重要な役割を果たす。

■BYDの第5世代DMテクノロジーがPHEVを革新

BYDの第5世代DMテクノロジーは、力強い加速、低消費電力、静粛性、スムーズな走行、エコフレンドリー、インテリジェンスといった特徴を備え、PHEVの可能性をさらに押し広げる。この進歩は、電気を中心としたパワートレイン、あらゆる気候に適応する先駆的な熱管理システム、電動化とインテリジェンスをシームレスに統合したE/E(電気・電子)アーキテクチャーによるものだ。


BYDの電気を中心としたパワートレインは、高効率PHEVエンジンを搭載し、熱効率で世界最高水準を達成。綿密に最適化されたEHS電気ハイブリッドシステムは、出力密度を70.28%向上させ、エネルギーロスを削減し、運転効率を92%向上させた。これに加え、エネルギー密度を15.9%向上させたPHEV用ブレードバッテリーが強化され、車両の性能を高めている。

また、業界初となる包括的な熱管理システムは、バッテリー、エンジンルーム、キャビン全体の熱を管理し、極端な天候下でも賢くエネルギーを節約する。バッテリーの直接冷却とアダプティブ・グリルにより、熱を最大10%節約し、極めて寒い状況下では、エネルギー消費を最大8%節約できる。

さらに、画期的なE/E(電気・電子)統合により、7-in-oneのPHEVコントローラーが導入され、機能と電力密度が18.3%向上している。VCU(電圧制御ユニット)とデュアルMCU(モーター制御ユニット)を統合することで演算能力は146%向上。車両性能と統合性に革命をもたらす。

【BYD Auto Japan株式会社について】

BYDの日本法人 ビーワイディージャパン株式会社の100%出資子会社として設立したBYD Auto Japanは、日本でのBYD製乗用車の販売およびサービスを専業に行う会社。


社名BYD Auto Japan株式会社(英名:BYD Auto Japan Inc.)
本社所在地神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7 横浜ダイヤビルディング19F
事業内容BYD製乗用車の販売、アフターセールスおよびその他関連業務
代表取締役社長東福寺 厚樹

【BYDグループとは】

BYDグループは、中国・深圳に本社を置くグローバル企業であり、環境に優しい世界を追求するためのイノベーションを提供している。1995年にバッテリーメーカーとして創業したBYDは現在、ITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティといった多様な領域で事業を展開している。特に自動車分野では、現在6大陸、70以上の国と地域、400以上の都市で電気自動車を展開しており、独自の技術で開発したブレードバッテリーやe-Platform 3.0といった最先端のテクノロジーを強みにしている。また、世界的に高まりつつあるEVシフトに先駆け、新エネルギー車(EV、PHEVを含む)の生産を積極的に進めたことで、世界でもトップランナーとしての躍進を始めている。


2024.06.04 BYDニュースより

このブランドについて

  • BYD

    BYD

    ついに日本へ上陸した中国メーカーでもひときわ活発なのが、2023年にSUVのATTO3とコンパクトカーのドルフィン、2024年にはセダンのシールを発売するBYDです。もともとバッテリーメーカーで2008年には世界初の量産PHEVを発売、多くの自動車メーカーがエンジンメーカーから始まったのと同じ経緯で参入した実績からも、クルマの電動化に関心のあるユーザーからの知名度が高く、成功する可能性が高いと見られていました。2015年には電動バス、翌年には電動フォークリフトで日本へ参入し、着実な実績を経て乗用車でも参入を果たした手堅い手法や、模倣ではない世界水準のデザインからも今後の成長が期待されます。

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