Audi charging hub Experience Press Conference(ダイジェスト)

2024年4月26日、アウディの蓄電池型急速EV充電施設「Audi charging hub 紀尾井町」がオープン。これに先駆けて4月25日には、Audi charging hubを体験してもらうためのプレスカンファレンスを開催した。

アウディ、蓄電池型急速EV充電施設「Audi charging hub 紀尾井町」がオープン - プレスカンファレンスで体験を先取り

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アウディ ジャパン ブランドディレクターのマティアス シェー/パース、グループ・ネットワーク・マネージメント部 デジタル/チャージング マネジャーの長澤 宏昭、マーケティング本部 リテールマーケティング部New Business プロジェクトリーダーの曽根 由秀が登壇し、都市部における「充電拠点不足」「自宅で充電できない」「充電にかかる時間が長い」という充電課題の解決に貢献する新たなソリューションである、Audi charging hubについて説明した。また、アウディ ジャパンの電動化戦略の進捗を伝えたうえで、国内における更なる電動化の推進についてのコミットメントを共有した。

さらにAudi charging hubの欧州以外での初開設に伴い、AUDI AGのプロジェクトリーダー クリスチャン ハートマンがオンラインで生出演し、これまでAudi charging hubを利用した欧州ユーザーたちからは高い評価を得ていることを明かした。またAUDI AG プレミアムチャージング担当シニアディレクター ラルフ ホルミッグは、ミュンヘンのAudi charging hubを例にして、施設のコンセプトとその利便性を動画メッセージで伝えた。

その後、株式会社伊藤忠総研 上席主任研究員の深尾三四郎氏と、国際環境経済研究所 理事・主席研究員/U3イノベーションズ合同会社 共同代表の竹内純子氏とマティアス シェーパースによるトークセッションが行われ、これからのe-モビリティの在り方をそれぞれの立場から語り合った。深尾氏は、BEVへのシフトは着実かつ加速度的に進んでおり、クルマのデジタル化がその社会的存在意義をさらに高めることを示唆し、エネルギーの専門家である竹内氏は、今後は再生可能エネルギーを活用した電源の脱炭素化と、電気の効率的な利用を目指すことが重要であり、その点においてBEVは大きな役割を果たすと期待を寄せた。
マティアス シェーパースは「車が変わっていく、その一番のベースラインになるのが電気自動車である」と改めて日本における電動化へのコミットメントを強調し、カンファレンスを締めくくった。

その後、参加者は「Audi City紀尾井町」に移動し、急速充電を実際に体験。アウディがBEVとAudi charging hubで目指すサステナブルな未来について認識を共有した。


2024/05/30 AUDI JAPAN PRESS CENTERより

このブランドについて

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    アウディ

    ドイツのVWグループ内で、アウディは大衆向け高級車ブランドとして比較的手頃なコンパクトカーから大型サルーンやSUVまでラインナップし、日本でもメルセデス・ベンツやBMWに格式では及ばぬまでも、BMWばりのスポーツ性がある、若い新世代の富裕層向けプレミアムブランドという位置づけです。従来からの誰が見てもアウディ車とわかるような、ブランドイメージに継続性をもたせるデザインへのこだわり、スポーツモデルにも生かされるAWD制御技術「クワトロ」に加え、近年では「e-tron」シリーズの電動化技術に代表される先進的なテクノロジーを融合し、未来におけるサステナブル(持続可能)な成長戦略を描いています。

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