SUBARU 騒音低減に向けた研究が自動車技術会賞「浅原賞学術奨励賞」を受賞

「第74回自動車技術会賞」において、当社技術者が騒音低減に向けた研究に対して「浅原賞学術奨励賞」(*1)を受賞した。自動車技術会賞は自動車工学及び自動車技術の向上発展の奨励を目的として1951年に創設され、公益社団法人自動車技術会より、自動車技術における多大な貢献・功績を認められた個人に贈られる。

自動車技術への革新:騒音低減研究が浅原賞学術奨励賞を受賞

HEVやバッテリーEVなど電動車のモーター走行時においては、従来エンジン音に埋もれていたロードノイズやモーター音などの不快な騒音がより目立つようになる。本研究では、従来困難であった幅広い周波数帯の騒音低減に寄与する車体パネルの特定と車体骨格に関する要件定義の手法を構築した。なお、本研究の成果は既に次期フォレスターの開発にも活用している。


今年受賞した技術および技術者は以下の通り。


受賞テーマ
振動エネルギー伝搬分析に基づく車体骨格特性の要件化に向けた基礎検討


受賞者
阿部 啓介(株式会社SUBARU/神奈川大学)


SUBARUは、電動化時代においても「安心と愉しさ」を提供し続けていくために、今後も様々な技術革新に取り組んでいく。


*1:自動車技術に関する優秀な論文等を発表した将来性のある新進の満37歳未満の個人に贈られる賞

SUBARU 騒音低減に向けた研究が自動車技術会賞「浅原賞学術奨励賞」を受賞

授賞式の様子 右:阿部 啓介(株式会社SUBARU/神奈川大学) 左:大津 啓司(公益社団法人自動車技術会 会長)

SUBARU 騒音低減に向けた研究が自動車技術会賞「浅原賞学術奨励賞」を受賞

本研究の成果(イメージ図)

2024年5月24日 SUBARUニュースリリースより

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    スバル

    他のメーカーが真似できない左右対称の水平対向エンジンと熟成されたAWDシステムによる「シンメトリカルAWD」、そして先進的な安全運転支援システム「アイサイト」を武器に勝負、個性的なプレミアムブランドとして成長してきたスバル。近年はトヨタの支援を受け、低燃費化が難しい水平対向エンジンの電動化やBEVへの転換を進めつつ、長年培ってきたAWDの制御技術やアイサイトの発展を将来にも活かそうとしており、新型の電動SUV「ソルテラ」発売など、重大な転機に差し掛かってきました。1990年代以降のプレミアム路線によって向上したブランドイメージで電動化時代に生き残りを図れるか、今まさにその成果が問われています。

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