日産フォーミュラEチーム、伝統あるモナコ市街地サーキットに挑む

日産自動車株式会社は、4月27日(土)に伝統的な市街地コースがあるモナコで開催されるフォーミュラE世界選手権シーズン10の第8戦に挑む。

チームの士気高まる直近の好成績―モナコでの自信と期待

オリバー ローランドは過去のモナコ大会におけいて何度も表彰台に上がっており、2019年のフォーミュラEでは2位という輝かしい成績を残している。シーズン10の直近5大会で4度の表彰台を獲得したローランドは、次戦でも表彰台争いに加わることが期待される。
サッシャ フェネストラズは、第7戦のミサノにおいて13位スタートから5位でフィニッシュ、またダブルヘッダーの両レースでトップ10位に入るなど、勢いが増している。また、フェネストラズも昨年のモナコ大会の予選で史上最速ラップを記録、決勝で4位を獲得するなど、モナコは相性が良いコースだ。


全長3.337kmのモナコサーキットには、モータースポーツの世界でも非常に有名なセクションがいくつかある。180度にターンする「グランドホテル・ヘアピン」、高速の「プールサイド・シケイン」、最終コーナーにはトリッキーレイアウトの「ラスカス(La Rascasse)」などがある。追い抜くのが難しいとされるコースですが、過去のフォーミュラEのレースにおいては数々のオーバーテイクが発生した。


日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは以下の通りに意気込みを語った。
「直近のレースにおける好成績によりチームの士気は高いです。シーズンを通して安定した走りを維持するのは簡単なことではないですが、楽しみながら向き合っています。モナコは我々が慣れ親しんだサーキットです。昨年のモナコ大会は私たちにとって最高のレースの一つでしたし、自信を持っています。ローランドは最近信じられないほど絶好調ですし、フェネストラズはミサノでのレース後に勢いを増しています。しかし、フォーミュラEは日々進化しているため、常に気を引き締め、レース戦略を管理し、ポイントを多く取得できるように戦い続けます」。

ドライバーコメント

オリバー・ローランド


「ミサノ大会でのスピードには満足しています。もちろん改善点はありますが、セッション毎に調子をあげていく必要があります。モナコは私の好きなサーキットの一つで、キャリアを通して成功してきましたし、特別な場所です。エネルギー管理の点で難しいレースとなると思いますが、フォーミュラEはモナコサーキットでのオーバーテイクが可能であることを証明しているので、良い結果を得るためにはファイナルラップ前に良い位置をキープする必要があるでしょう」



サッシャ フェネストラズ


「ミサノでのダブルヘッダーは、間違いなく自信を与えてくれました。まだまだ改善すべき点はあると思いますが、常に前線で戦うために、一歩一歩前進していくことが目標です。今シーズン、私は多くのことを学びましたが、オリバーはレースマネージメントにおいて彼の経験を共有してくれました。昨年のモナコは、私のキャリアのハイライトの一つで、本当に良いパフォーマンス出すことができました。今週末のレースでは予選、決勝ともに力強い走りで、去年同様かそれ以上の結果を出したいです」

日産フォーミュラEチームとマティアス・レーフェルトが手がける「エレクトリック・レガシィ」シリーズ、「モナコ・エディション」が登場!

モナコ大会は4月27日(土)開催、決勝戦は15:00 CEST(UTC+2)開始予定。


レースに先立ち、日産フォーミュラEチームとドイツの現代作曲家マティアス レーフェルトのコラボレーションによるサウンドトラック「エレクトリック・レガシィ」の「モナコ・エディション」をリリースした。華やかなモンテカルロの文化と雰囲気を表現している。このシリーズはFormula Eのシーズン10の主要開催地をモチーフにしたエディションを作成するもので、それぞれの都市の文化的特徴、ファンの特性やスピリットを曲に反映させる。
「モナコ・エディション」、「東京エディション」、「ミサノ・エディション」は、こちら



2024/04/24 日産自動車ニュースルームより

このブランドについて

  • NISSAN

    日産

    かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
    yu_photo - stock.adobe.com

    詳細

新着記事

  • NEW

    アメリカのEV普及は今後どうなるの?

    世界最大級の市場規模を誇るアメリカ。電気自動車(EV)メーカーの頂点に君臨するテスラを生み出したことでも知られています。 しかしながら近年ではEV普及率の伸びは緩やかになり、諸外国と比較すると今ひとつです。そんなEVに替わって現在、アメリカ...

    2024/07/03

  • NEW

    市場を席巻するBYDのEV戦略

    2023年第4四半期の販売台数において、EV界のトップに君臨するテスラを上回ったことで知られるBYD。現在世界中で広がるEVの価格競争を牽引する優位性を確立したことも、販売台数において首位となった要因の一つと言えるでしょう。 開発から製造まで一貫...

    2024/07/02

  • 日本では本当にEV化が進んでいるの?

    2021年1月、菅 義偉元総理大臣が発表した「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と言う目標。現在日本ではその実現に向けて補助金や税金面での優遇措置など、国をあげた電気自動車(EV)化が推し進められています。 その成果からか昨今では街...

    2024/07/01