日産自動車、建設中の全固体電池パイロット生産ラインを公開

日産自動車株式会社は、2028年度の実用化を目指して研究開発を行っている全固体電池のパイロット生産ラインを初公開した。

2028年度までに全固体電池を搭載したEVの市場投入を目指す

日産自動車株式会社は、本施設を横浜工場(神奈川県横浜市神奈川区宝町)内に敷設する。今回公開したパイロットラインを用いて、電気自動車(EV)用の全固体電池の実用化に向け、革新的な工法を取り入れながら、様々な生産技術の課題に取り組んでいく。


全固体電池は、従来比で約2倍となる高いエネルギー密度や、優れた充放電性能による大幅な充電時間の短縮、さらにはより安価な材料の組み合わせによるバッテリーコストの低減等によりEVの競争力を向上させ、幅広いセグメントへの搭載が期待される。


日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において、グローバルな研究ネットワークを活用しながら、EVのゲームチェンジャーとなる全固体電池の自社開発を進め、2028年度までに全固体電池を搭載したEVの市場投入を目指している。




2024/04/16 日産自動車ニュースルームより

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    日産

    かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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