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日本初開催となるABB FIAフォーミュラE世界選手権 東京E-Prixが3月30日に開催 ジャガーTCSレーシングが記念すべきフォーミュラE 100戦目に参戦

2024年3月25日、英国ゲイドン発:ジャガーTCSレーシングは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権における記念すべき100戦目のレースとなる、東京E-Prixに参戦する。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権の東京E-Prixに参戦

■ ジャガーTCSレーシングは、2024年3月30日に日本初開催となる、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の東京E-Prixに参戦


■ 東京E-Prixは、ジャガーTCSレーシングのドライバー、ミッチ・エバンス、チーム・プリンシパルのジェームズ・バークレー、その他多くのチームの主要メンバーにとって記念すべき100戦目のレース


■ JAGUARは2016年にレースに復帰。ラグジュアリー・メーカーとして初めて、フォーミュラEシーズン3から参戦


■ 今回のレースを記念して、ミッチ・エバンスとニック・キャシディはチームメンバーの名前をあしらったレーシングスーツを着用し、マシンにも特別なリブリーを採用


■ ジャガーTCSレーシングは現在、チーム・ランキングで首位、ニック・キャシディとミッチ・エバンスがそれぞれドライバーズ・ランキングで1位と3位


■ 東京E-Prixは、3月30日の15:00にスタート予定

JAGUARは、2016年のフォーミュラEシーズン3から参戦し、モータースポーツに復帰した。現在、ジャガーTCSレーシングは、8シーズン目となり、これまでに99回のレースを通じて、表彰台36回、優勝13回、通算獲得ポイント1,139という素晴らしい戦績を収めている。電気自動車による世界選手権のトップメーカーおよびトップチームに成長している。


東京E-Prixは、ジャガーTCSレーシングチームの多くの主要メンバーにとって100戦目のレースでもあり、そのなかにはニュージーランド出身のレーシングドライバーであるミッチ・エバンスやチーム・プリンシパルのジェームズ・バークレーも含まれている。2人とも初参戦時からこのチームに在籍している。ミッチは、このチームで10回の勝利と26回の表彰台を獲得し、JAGUAR史上最も成功したワークスドライバーのひとりとなり、過去すべてのレースで、レースエンジニアのジョゼップ・ロカと協力してきた。


100戦目のレースを記念して、ミッチとニックはチームメンバー、従業員のコンテスト優勝者、レーシングパートナーの名前をあしらったオーダーメイドのレーシングスーツを着用する。ミッチとニックのレーシングマシン「I-TYPE 6」も、100戦目を記念する特別なリブリーを纏う。


過去8シーズンにわたり、ジャガーTCSレーシングはサーキットの内外で電気自動車テクノロジーの革新に取り組んできた。チームは、「Race to Road」(レースから市販車へ)戦略を通じて、公道で次世代のJAGUAR電気自動車に直接メリットをもたらすテクノロジーをサーキットで実証することで、モビリティの未来の形成に寄与している。JAGUARは、2025年以降EVブランドになることを表明しており、サーキットを離れたJAGUARにとっても、コース上のチームにとっても同様にエキサイティングな時期を迎えている。


日本でのデビューレースは、東京湾のウォーターフロントを囲む道路で開催された。全長2.582kmのサーキットは、T1からT8までのテスト用の最初のセクターを含めて、ドライバーにとって難易度の高い18のコーナーから構成されている。日本にはモータースポーツの伝統が深く息づいており、今回、フォーミュラEが東京を象徴する市街地コースで初開催されることで、日本のモータースポーツの歴史に新たな章が描かれた。


東京E-Prixでは、ジャガーTCSレーシングのドライバーであるニック・キャシディが、レーシングドライバーとしての名声を築き上げた日本の地に再び戻ってくることとなる。29歳の彼は2015年から2020年まで日本のレースに出場し、F3、スーパーフォーミュラ、スーパーGTのタイトルを獲得し、名誉ある日本の「三冠」を達成した唯一のドライバーだ。ニックは、2024年の東京E-Prixで、日本で達成した素晴らしい記録のさらなる更新を狙っている。


チームにとって100戦目のレースとなるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10 第5戦 東京E-Prixは、3月30日の15:00にスタートする。

JLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクター兼ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパル、ジェームズ・バークレーのコメント

「私とチームは、フォーミュラEの旅において、100戦目となる節目のレースを迎えることができ非常に誇りに思います。2015/2016年シーズンのスタート直後からこのチームを作り上げてきたことは、これまでも、そしてこれからも名誉なことであり、過去8シーズンにわたって、今日までジャガーTCS レーシングチームを成長させてくれた素晴らしい仲間たちと一緒に働けることを光栄に思っています。JAGUARには豊かなモータースポーツのヘリテージがあり、この象徴的なブランドの成功の次なる章を切り開いていくことに、私たちは大きなモチベーションとともに挑戦しています。」


「現在、ニックはドライバーズ・ランキングをリードし、ミッチが3位につけ、そしてチーム・ランキングでトップに立っています。私たちは、フォーミュラEの歴史で初めて東京の市街地サーキットを走行しますが、さらに新たな場所でもモビリティの未来を示すことができとても嬉しく思います。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント

「ジャガーTCSレーシングから初めてレースに出場したとき、私はまだ22歳でした。時間が経つのは本当に早いと感じています。この間、私たちは学びと成長という大きな旅をしてきました。私たちがこれまでに達成してきたことを、大変誇りに思っています。チームの全員がサーキット内外で、私の成長をサポートしてくれました。彼らの継続的な支援に本当に感謝しています。」


「これまでフォーミュラEで99のレースを戦ってきたなかで、ドライバーとしても、チームとしても、何度も僅差でタイトルを逃していますが、それでも私たちは初の世界選手権タイトルを目指しています。東京E-Prixでの100戦目のレースが、その目標に向けて、また一歩前進する戦いになることを願っています。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ニック・キャシディ(#37)のコメント

「私はジャガーTCSレーシングの100戦のうち4試合しか出場していませんが、これまで、過去8シーズンにおける大きな進歩をみてきましたし、表彰台とポイントを積み重ねて、現在のランキング・トップに貢献することができました。チームとともに歴史を刻むことを本当に誇りに思っており、これからも一緒にレースをすることを楽しみにしています。」


「東京は、私にとってとてもエキサイティングなレースとなるでしょう。私はレースキャリアの大部分を日本で過ごしましたが、今回のレースでも素晴らしい結果を残したいと思っています。日本のファンの皆さまは、モータースポーツに非常に高い情熱を注いでくれます。このレースでは、彼らの情熱に応えられるように最善を尽くしたいと思います。」

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて


JAGUARは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなった。


2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権では、ジャガーTCSレーシングはフォーミュラEでチーム最大のポイント獲得となる292ポイントを獲得し、準優勝に輝いた。


ミッチ・エバンスは、2023年のドライバーズ・ランキングで、フォーミュラEにおける自己最多となる197ポイントを獲得して、ランキング3位でシーズンを締めくくった。2024年も、チームのために引き続きレースに参戦する。ニック・キャシディは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンからチームのドライバー・ラインアップに加わった。


2023年シーズンでは、すべてのチームが世界初のネットゼロレースカーであるGen3カーでレースを行なった。ジャガーTCSレーシングは、2024年も「Jaguar I-TYPE 6」でレースに参戦する。


フォーミュラEは、電動レースカーのコンセプトだけでなく、開催地の選択においてモータースポーツの世界でユニークなシリーズとなってる。2024年のチャンピオンシップは、メキシコシティ、ディルイーヤ、モナコを含む世界の主要都市の中心部にある既存のサーキットや仮設のストリートサーキットで開催され、東京や上海などの新たな会場も追加される。シーズン最終戦の週末は、ロンドンでダブルヘッダーのレースが開催される。


フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計している。JAGUARは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給している。


コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっている。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバー(JLR)のフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながる。


フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、JLRのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項だ。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、JAGUARはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発している。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるJAGUARにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができる。それこそがJAGUARが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいる。


ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としている。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っている。
詳細については、https://media.jaguarracing.com/まで。


Tata Consultancy Services (TCS)について

TCSは、55年以上にわたって数多くの世界最大規模のビジネスをデジタルに変革してきた、ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューションを提供する企業だ。JLRの長年にわたる戦略的テクニカルパートナーであるTCSは、新しいテクノロジーを活用して、レースチームの電動化を促進し、レースで勝利して、より持続可能な未来を構築する活動をサポートしている。TCSはより良い未来の構築に取り組み、サーキットで得たノウハウを活用して、モビリティ・エコシステムを変革している。タタ・グループの一員であるTCSは、世界中に60万8,000人を超えるコンサルタントを擁している。



2024年3月25日 Jaguar Land Rover Japan Media Centreより

問い合わせ先

ジャガーコール(フリーダイヤル)
0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)

このブランドについて

  • JAGUAR

    ジャガー

    英国が誇る名門メーカーであるジャガーは、1960年代のEタイプなどに代表されるスポーティでエレガントな高級車を多数輩出、レースシーンにも欠かせない存在であり、近年はF-PACEなどブランドイメージに恥じないスポーティなSUVもラインナップしてきました。フル電動SUVのI-PACEをはじめ、その他のモデルもパワフルな内燃機関からPHEVなど多彩なパワーユニットを揃えてきましたが、2025年にピュアEV(BEV)のラグジュアリーブランドへ転換することを宣言し、今後はBEVメーカーとして歩んでいくこととなります。新時代の電動モビリティと古き良き英国車の雰囲気をいかに融合させていくかに要注目です。

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