NEW
Audi charging hubがフランクフルトにオープン:簡単な操作、素早い充電、バリアフリー
公開日:2024/03/21更新日:2024/03/21
(ドイツ本国発表資料)
Audi charging hub
>回転式アーム、高さ調整可能なディスプレイ、十分なスペースにより、誰にでも簡単に充電可能
>提携先のクラシックシュタット フランクフルトが食事やサービスを提供
>新しいサービス:ニュルンベルクのAudi charging hubのサポートアドバイザーがバーチャルガイダンスを提供
すべてのAudi charging hubはバリアフリー設計
回転式アームにより、充電ケーブルの重量は約60%削減される。そのため、車椅子をお使いの方は、片手で車椅子を動かしながらCCSコネクターを持つことができる。CCSコネクターホルダーは、車椅子ユーザーの利便性をさらに高める。また、屋根が設置されているため、雨天時にも濡れずに充電することが可能だ。
さらに、回転式アームにより、充電ソケットが車両の前後左右どちらの側に設置されていても、問題なく充電することができ、ドライバーは停車位置に気を使う必要がなくなる。自動ケーブルは自動でアームに格納されるので、充電ケーブルにつまずいたり、車椅子の進路を妨げたりすることもない。また、ケーブルは常に乾いた状態で使用できる。
フランクフルト市議会議員で経済・法律・都市マーケティング部門の責任者 ステファニー ヴュスト(Stephanie Wüst)氏は、「フランクフルト中心部では、数多くの電気自動車が走っています。同時に、充電ポイントの数も増え続けている。Audi charging hubは、新たな充電ポイントとして利用されるだけでなく、隣接するクラシックシュタットで待ち時間を楽しく過ごすこともできます」と述べ、市内およびその周辺での急速充電は、自宅や職場で車を充電できないドライバーにとって、特に重要だと指摘している。
アウディは、都市部における充電インフラの整備に投資している。Audi charging hub導入展開管理責任者 ニコライ ゼンスト(Nikolai Senst)は、次のように述べている。「フランクフルトでは、年間 約5,000回の充電需要が見込まれています。ここでも、他の場所と同様に、お客様のリピート率は高くなるだろうと見込んでいます」。
ニュルンベルクでは、2021年12月から、6つの充電ポイントと2階に200m2のラウンジを備えたAudi charging hubを運営しており、リピート率は約70%となっている。このハブはアウディに限らずすべてのブランドのドライバーが利用できる。アウディのお客様は、myAudiアプリを介して、オンラインで充電スロットを予約することもできる。
Audi charging hubには、解体されたe-tronのテスト車両から取り外したセカンドライフバッテリー(使用済みバッテリー)を使用している。その結果、アウディは現地で利用可能な低圧電源を利用することができ、追加の変圧器を設置する必要がない。一時的なバッテリー蓄電能力は、4つの充電ポイントで合計約1.05MWhで、これは60台の車両を続けて充電できるエネルギー量に相当する。
すべてのユーザーが容易にアクセス可能
4つの充電ポイントの左右には、車椅子の方が移動できる十分なスペースがあるので、車両のドアをいつでも大きく開けておくことができる。回転式アームは側壁の上端に取り付けられていて、充電ケーブルを簡単に車両の充電ソケットに差し込むことができる。充電プラグを腰の高さのホルダーに戻すと、自動的に収納される。
アウディオーナーのウーヴェ ヘルマン(Uwe Herrmann)氏は、「これらは、私たち車椅子ユーザーにとって非常に役立つ機能です」とコメントしている。彼は、ガソリン車の給油の際、周囲に助けを求めることが度々あったといいます。「Audi charging hubなら、人に助けを求めることなく充電することができます」。
さらに、ディスプレイの高さを調整できるので、ユーザーは充電プロセスの間から終了した後、充電ステータスや充電時間などの情報を簡単に見ることができる。アウディは、Audi charging hubの設置にあたり、周囲に障害物がないか事前に調査を実施している。
アウディのブランドアンバサダー ゲルト シェーンフェルダー(Gerd Schönfelder)氏は、次のようにコメントしている。「このようにAudi charging hubは、身体に障害を持つユーザーが迅速かつ便利に充電するための理想的な場所となるだけでなく、回転式アーム、充電ステーション間の十分なスペース、高さ調整可能なディスプレイがあることで、誰もがバリアフリーコンセプトの恩恵を受けることができます」。
シェーンフェルダー氏は、冬季パラリンピック競技大会のスキー種目で16回の金メダルを獲得し、ワールドチャンピオンにも14回輝いている。「回転式アームは私にとっても大きな助けになります」。腕を失っている彼は、運転補助装置を装着したAudi Q4 e-tronを運転している。
2007年、アウディは、コンフィギュレーターに運転補助装置を組み込んだ最初の自動車メーカーとなった。「急速充電、快適性と利便性、そして価格に至るまで、パッケージ全体が非常に魅力的です」とシェーンフェルダー氏は付け加えている。この急速充電ポイントの利用料金は、アウディのお客様の場合、契約に応じて、0.35ユーロ/kWhからに設定されている。
バーチャルヒントとサポート
ベルリンとミュンヘンでのテストに続き、フランクフルトでもカスタマーサービスコンセプトが初めて採用され、特別なトレーニングを受けたスタッフが、カメラを通じてヒントやサポートを提供している。サポートアドバイザーは、ユーザーの充電プロセスをリモートで確認することができる。認証中に問題が発生した場合は、例えばクレジットカードで支払うオプションを提案することができる。アウディは「Plug & Charge」の設定に関するサポートも提供する。このサービスにはホットライン経由でアクセス可能だ。「本サービスは、テスト段階で非常に好評でした」とゼンストは説明している。
ブランドアンバサダーのゲルト シェーンフェルダー氏とアウディオーナーのウーヴェ ヘルマン氏の対談は、こちらから(英語版)。この対談では、簡単にアクセス可能な充電インフラの要件とAudi charging hubについて意見を交わしている。
2024/03/21 AUDI JAPAN PRESS CENTERより
このブランドについて
-
AUDI
アウディ
ドイツのVWグループ内で、アウディは大衆向け高級車ブランドとして比較的手頃なコンパクトカーから大型サルーンやSUVまでラインナップし、日本でもメルセデス・ベンツやBMWに格式では及ばぬまでも、BMWばりのスポーツ性がある、若い新世代の富裕層向けプレミアムブランドという位置づけです。従来からの誰が見てもアウディ車とわかるような、ブランドイメージに継続性をもたせるデザインへのこだわり、スポーツモデルにも生かされるAWD制御技術「クワトロ」に加え、近年では「e-tron」シリーズの電動化技術に代表される先進的なテクノロジーを融合し、未来におけるサステナブル(持続可能)な成長戦略を描いています。