日産フォーミュラE、サンパウロ大会で今季2度目の3位表彰台を獲得
公開日:2024/03/18更新日:2024/03/18
フォーミュラE世界選手権シーズン10
前戦から2戦連続で表彰台を獲得し、勢いに乗る日産フォーミュラEチームは、3月30日に開催される東京大会でフォーミュラE初となるホームレースに挑む。
ローランドは決勝を11番手でスタートした後、順調に順位を上げ、レース終盤に5番手に浮上した。そして、最終ラップの最終コーナーで前を行く2台が3番手争いを繰り広げる隙に、内側からその2台を追い抜いて3位表彰台を獲得した。
一方、サッシャ フェネストラズは決勝を14番手でスタートし、混戦の中で粘り強い走りを見せたものの、僅差でポイントを逃して11位でフィニッシュした。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは「予選は悔しい結果となりましたが、決勝は可能な限り挽回し、ポイントを獲得することに集中しました。ローランドは素晴らしい走りを見せ、2戦連続で今季2度目の表彰台を獲得しました。特に最終コーナーで2台のマシンをオーバーテイクしたタイミングは完璧でしたね。フェネストラズは、集団の中で難しいレースを強いられましたが、ポイント獲得まであと一歩のところまでポジションを挽回しました。また、このレースでは日産がマシンを供給しているNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームが初優勝を飾り、マシンとしては『日産e-4ORCE 04』のダブル表彰台獲得となりました。今日の結果は私たちの取り組みが正しかったことを証明しています。このペースを維持して、東京大会に挑みます」と語った。
ドライバーコメント
オリバー ローランド
「気温の変化が激しく本当に難しいレースでしたが、戦略が上手くいき、我慢強く走れたと思います。今季2度目の表彰台を獲得でき本当に嬉しいです。マシンのフィーリングも良く、コーナーでもスピードがありました。最終ラップでは前の2台が激しくバトルしていましたが、最終コーナーを積極的に攻め、ゴール手前で一気に2台を追い抜くことができました。次はホームレースの東京大会です。日本のファンの皆さんに今回同様の活躍を見せたいと思います」
サッシャ フェネストラズ
「ポイントを獲得できなかったのは残念ですが、エネルギーとレースマネジメントの点では、ベストなレースの一つでした。スタートで混戦に巻き込まれて順位を落としましたが、それがなければトップ10フィニッシュは可能だったと思います。上位にいる選手達との差を分析し、次のレースに挑みます。日本のファンの前でより良い結果を出せるよう全力で挑みます」
このブランドについて
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NISSAN
日産
かつては日本第2位の自動車メーカーであり、自他ともに求める「技術の日産」として、真剣なクルマ選びに値する玄人好みのクルマがユーザーに支持される日産自動車。フェアレディZやスカイライン、GT-Rといった歴史と伝統を誇るV6DOHCターボエンジンのハイパワースポーツをイメージリーダーとして大事にする一方、2010年に発売したリーフ以降、SUVのアリア、軽自動車のサクラなど先進的なBEVをラインナップ。さらにエンジンを発電機として充電いらず、従来どおり燃料の給油で乗れる「e-POWER」搭載車を増やしており、モーターのみで走行するクルマの販売実績では、日本No.1の実績を誇るメーカーでもあります。
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